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(GDW)ブラッディ・カセリーヌ_リプレイ

 GDW社のブラッディ・カセリーヌをプレイしたので報告する。
 本作はGDWがドロップアウトする頃に出版された作品である。同時期にレース・フォー・チュニスが出版され本作と連結可能である。後期の作品に共通してシンプルなルールとプレイビアリティーを追及しており、過去の120シリーズにも通ずるものがある。マップデザインは90年代の作品らしいがGDWらしくない。
 ブラッディ・カセリーヌはカセリーヌでのチュニジアのチュニスを目指す連合軍とそれを阻止する枢軸軍の激突をハーフマップ上であらわしている。
 プレイでは枢軸軍をK氏が連合軍を筆者が担当した。プレイは基本ルールのみでプレイし、選択ルールは一切採用しなかった。選択ルールには空軍や枢軸軍の指揮上の問題点が盛り込まれている。枢軸軍に不利となるようになっているようだ。

 プレイ開始。いきなりセットアップのエラッタがあるのを発見。配置箇所が入れ替わるユニットが多数ある。ユニットの裏は損耗面などのステップでなく配置箇所が地名とヘックス番号で記してあるが、ヘックス番号が間違いで地名が正解という。慣れない土地の地名探しは骨が折れる仕事だ。
 第1ターンの特別ルールで連合軍は動けない部隊が結構ある。もちろん枢軸軍側もイタリア軍に行動制限があり、お互いに動けるところと動けないところが対峙している。
 ドイツ軍は強力な戦車師団を中心に盤外から侵入してくる。マップ端近くに米軍の戦闘団が包囲してくれと言わんばかりに配置されているのでもれなく戦車師団に包囲されてしまっている。まあこれは史実通りだから仕方ないのだがまさしく「我々のアメリカンヤングボーイズは本当に戦えるのか?」との思いがよぎる。

 あまりの連合軍の不甲斐なさとドイツ軍戦車師団の攻撃に戦慄を覚えたので、いわゆる遅滞戦はこのゲームでは米軍にZOC無しと同様であるので無意味と考え地形修正の得られる有利な地点で持久戦を画策した。持久戦で時を稼ぎ援軍を待つのだ。
 橋梁を爆破・修復できる工兵は橋という橋を爆破し、枢軸軍が気軽に戦力展開できないようにした。特に移動制限のかけられているケルーアンからルケまでの部隊はぴくりとも動けないのでその方面から出てきた独第10装甲師団の容易な機動を防ぐためワジに架かる橋はもれなく爆破した。
 突出していた部隊は仕方ないとしてその他の部隊は回り込まれないように戦線を張り、地形修正を得るために高地に登る。スビバは後方の高地帯で部隊を籠もらせ、移動妨害を策する。ワジと高地帯との連携で第10戦車師団の展開を阻み、接敵に時間が掛かるカセリーヌ、テベサ以南は部隊数も少ないので遅滞戦をせざるを得ない。
 北部では第10戦車師団主力の攻撃で押し込まれそうになるが、全ての攻撃が成功したわけではないので一進一退である。スビバ前面は高地を堅め始めた連合軍にあきれて前進を止めている。南部のDAKは前進を開始したが、無人の野を行くのみである。
 連合軍は北部・中部での防衛はある程度の自信はあったが、南部に至っては全く自信がない。増援部隊が到着するのに間に合うのか?

 フェリアナとカセリーヌに圧力がかかりだした頃自信は絶望に変わった。フェリアナの足止め部隊はDAKと第21戦車師団の攻撃で瞬殺され、カセリーヌ付近をも浸透してきた。カセリーヌ付近より南部と中部の防衛が破綻してきたのだ。南部では全速力で後退し、テベサ付近に集結中で、増援部隊も全速力で前線に集結中である。テベサに後退中の部隊は一部が捕捉されている。

 DAKと第21戦車師団の連合部隊は柔らかい南部の攻勢と同時に中部のスビバの高地帯の攻撃をかけてきた。増援や他の余裕のあるところから部隊を対応に回しているが、移動力とZOCの関係で救援に間に合わない。
 テベサ付近では救援に間に合った部隊が防御しているが数度の攻撃で崩壊しそうである。
 
 案の定スビバ後方の高地帯が攻略されたと同時にテベサ付近の戦線も崩壊し、連合軍の保持する勝利得点はルケとターラの合計5点。枢軸軍は9点。あと数ターン残っているがこれ以上現状が好転する兆しもない。ターラまでドイツ軍が迫り援軍が尽きて地形障害無き平地での防衛が自信持てなくなったので投了を申し入れた。
 
 さて簡単なカセリーヌの戦いであるが基本ルールのみでプレイしたことは反省すべき点だろう。このゲームは選択ルール類を適用してプレイすべきかもしれない。 ルールとしては戦術的要素を盛り込もうとした砲兵のルールが面白いと思うが、意図的に戦力比を下げられたり、戦闘後前進や後退が移動コストを消費してヘックス分後退しなければならないなど、他のゲームでは見られない一風変わったルールがあったりした。また連合軍のフランス・米軍にはZOCが実質的にないなど史実同様厳しい状況には間違いない。
kasserine.jpg

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