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2004/09/12

ワーテルロー戦役

 最近時々ビックリするようなミリタリーものの書籍が発刊されたりしているが、今回紹介する本もビックリした本である。

ワーテルロー戦役
アルバート・A.ノフィ著・諸岡良史訳

出版社 コイノニア社
発売日 2004.05
価格   ¥ 2,940(¥ 2,800)
ISBN   4901943057
ナポレオン最後の戦いワーテルロー戦役を前哨戦から敗退まで、生き生きと再現。コラムでは武器、兵種、戦術、編成、主な将軍を解説。フランス軍、連合軍の連隊・戦闘序列をくわしく紹介する。 [bk1の内容紹介]

bk1で詳しく見る  オンライン書店bk1

 本書はナポレオンの最後の戦いであるワーテルロー戦役(リニー、カトル・ブラ、モンサン・ジャン)を前哨戦から最後までを時系列的に記述してある。訳者も述べているがアマチュアの方にも理解しやすいよう幕間の所々にコラムとして主要人物の説明や、兵器、戦闘序列などが時として章を立てて説明されている。また戦況図やそれに関連する図版類も多数おさめられているため非常に読者に優しい。
 著者のノフィ博士は軍事史家と紹介され、数々の軍事史関係の著作を執筆しており、テレビやラジオのコメンターとしても活躍しているらしいが、過去にシミュレーション・ウォーゲームのデザインに関わっていただけでなく、有名なウォーゲーム雑誌のS&T誌の副編集長としての経歴もあり、文中には謝辞としてリチャード・バーグやダニガンの名前を見つける事ができる。また、ワーテルロー戦役の参考となるゲームなどがあげられており、数々のゲームのタイトルと共にバタイユシリーズやウェリントンズ・ビクトリーあたりが見いだせる。
 著者がウォーゲーム経験者だからだというわけではないが、ウォーゲーマーらしい多角度からの分析と戦場と時間の見通しの良さは本書の爽快感につながっているのだろう。
 日本では中々日本語でワーテルロー戦役に関してのまとまった書籍というものがないが、今回決定版とも言えそうだ。筆者はワーテルロー戦役には興味があったので購入したが、ナポレオンに興味のある方やその頃の戦史・歴史に興味がある方は是非とも購入するべきだろう。
 この本もソフトカバーであるが形状からは計り知れないほど内容はかなり濃いと言えるだろう。ただ、本文が多くの日本語の歴史書と戦史書の縦書きとは違い、横書きであるので違和感を覚えるかもしれない。

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