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独ソ電撃戦(EP/国通)プレイ

 今回は国産ゲームがたくさん出された大昔に初心者向きとして発売されたエポックの「独ソ電撃戦」が、時を越え国際通信社のコマンドマガジンの付録として再版された。
 少し前なら初心者向きとして見過ごされがちであったこのゲームも、プレイヤーの年齢層が円熟してくるとプレイのしやすさから競技性の高いゲームとして見直されつつある。事実コマンドマガジンの主催?するトーナメントも最近開催されたようで、プレイヤーが熱闘を繰り広げたようだ。
 筆者は数年前このゲームが手軽で競技性が高い事を見いだし、入手につとめたが中々入手できなかった。ついにはオークションで手に入れたが、そう時間がたたないうちにコマンドマガジンで再版された。
 さて、ゲーム内容はドイツ中央軍集団のバルバロッサと言うべきミンスクまでの攻勢を扱っている。言ってみれば圧倒的にドイツ軍が攻め立てるゲームである。陣営は先ほど攻めに攻められて鬱憤がたまっていたK氏は「次は攻めさせてくれ」と申し立ててきた。

DOKUSO
 このゲームはバルバロッサの前段階のゲームで、圧倒的なドイツ軍が準備・対応に不足しているロシア軍に襲いかかる。前線のロシア軍はドイツ軍の第一撃を避けるように配置されたり、あるいは時間稼ぎをするために配置されている部隊が調子を変えて配置されている。久しぶりにプレイするので完全な配置にはほど遠いが、それにもましてロシア軍の配置は部隊の戦力が確定していないアントライドシステムのため、思い通りの戦線が構築できないようになっている。ちょっとした幸運からドイツ軍の進撃を止め、被害を与えてしまったり、逆にユニットの裏を返せば満を持した戦線が何もなかったように雲散霧消することもある。
 今回のドイツ軍の攻撃は北部では攻撃は奏功し、いきなり突破口が開く。中部から南部にかけては一進一退の様相だ。生き残ったロシア軍は全力で後退...と言いたいところだが、いかんせん足がのろい。北部という頭を押さえつけさせられているので大変不安である。
 第2ターンではドイツ軍は電撃戦よろしく戦車部隊は遮二無二前進し、防備の整っていない次のロシア軍戦線に襲いかかる。後方に残してきたロシア軍残存部隊は後続の歩兵部隊が強烈なオッズで殲滅戦に乗り出している。グロドノは危機に瀕し、ロシア軍第11軍と第3軍は四散している。完全に北翼から崩れてしまった。
 中央部のビヤリストクからブレス・リトウスクトまでは暫時撤退に成功しているが、北翼の崩壊から撤退のタイミングとテンポに間に合わなくなりそうである。一部の戦闘ではドイツ歩兵師団の攻撃で思いもよらない強力なロシア軍の出現で、歩兵師団に損害を与えているが、南部の攻撃の進展ではポケットが形成される可能性もある。
 第3ターンでは後退するロシア軍に対し、ドイツ軍は殲滅戦を開始し、戦線らしい戦線が突き崩されている。一応、ビヤリストクを頂点としたバルジ上の戦線であるが、戦力と言い心許ない。機動力に勝るドイツ軍なら弱点を探り当て、突破する事には何の問題もない。
 第4ターンはブレスト・リトウスク方面のドイツ軍が猛攻を開始し、戦線を完全に撃破し取り残された部隊を包囲殲滅した。これによりロシア軍のラインはバレーナ~ルジャニという貧相なラインとなった。戦線と呼ばず、ラインというのは戦線と言うほど強力でなく、まさしく線のようだからだ。攻撃を受ければ一蹴されそうだ。ドイツ軍プレーヤーのK氏はもはや進撃を妨げるロシア軍部隊がなくなったので勝ち誇っていた。
 第5ターン。勝ち誇るドイツ軍は驚愕の事実を突きつけられる。ドイツ軍がバラノヴィッチ攻略に前進したとたん、予期もしないロシア軍の反撃に見舞われた。ロシア軍戦車部隊はドイツ軍戦車師団2コを逆包囲し、撃破。ドロギチンに伏せていたロシア軍戦車師団がドイツ軍歩兵師団の横をすり抜けてブレスト・リトウスクに向けて突進してしまったのだ。色を失うドイツ軍。一気に点差を逆転されてしまった。しかもブレスト・リトウスクに向かうロシア軍を止めるドイツ軍はない。ブレスト・リトウスクの陥落は必死である。
 楽観ムードからいきなり必死の形相になるドイツ軍。戦車師団の喪失は痛いが、1/6を出されてしまった運の要素も大きい。しかしブレスト・リトウスクは完全に見落としであった。歩兵師団は踵を返し、ブレスト・リトウスク救援に派遣し、戦車部隊は前進し、バラノヴィッチ攻略と前進を再開した。いきなり焦りモードだ。
 第7ターンはブレスト・リトウスクに籠もるロシア軍に対し攻撃し、攻撃失敗。北部の部隊は南部の失態を取り返すようにミンスクを攻撃し占領。それでもまだ点差はロシア軍有利。ドイツ軍は飢えたオオカミのように攻撃をし、効率よく攻撃しているが明らかに焦っている。それでもロシア軍にはもう手立てはない。
 第8ターンはドイツ軍は思い出したように切り出した。「そうや!突破すればいいんや。」南部のスルーツクは占領できるだろうし、仮にもう一度ブレスト・リトウスクの攻撃に失敗していたとしても、突破の得点でその損失を上回る得点分を稼げばいい。
 結局ミンスク方面から突破させ、得点を稼いだ上で、ブレスト・リトウスクを包囲攻撃。さすがに今度は攻撃に成功し、ブレスト・リトウスクを再奪回に成功し、ロシア軍との点差を更に引き離した。ロシア軍は20点も稼ぎながら盤上からほとんど姿を消した。盤上では圧倒的なドイツ軍の勝利だ。
 しかし、こんなに圧倒されたのは初めてだが、4ターンの圧倒的な敗北からの逆襲は大変楽しかった。ロシア軍がドイツ軍をハメてキリキリ舞させたので溜飲が下がった。簡単なルールで短時間のうちに楽しめたので大変良かった。

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