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ダイナモ作戦(3W/国通)プレイ

 世の中にはそりの合わない戦いという物があるらしく、自分にとってはダンケルクをテーマとしたゲームは破綻させてしまうことが多いらしい。もちろんそれはプレイレベルが低いとかゲームシステム上やむを得ないところもあると思うが、なんだか良い思い出がないというのは誰しも1つぐらいはあるのではないだろうか?
 筆者、なんだかんだ言って強ZOC・マストアタックのゲームが苦手という意識はあるが、まさか1テーマであるダンケルクが苦手とは思いもよらなかった。ということは広い世の中ノルマンディーが駄目とかボロジノが駄目とかいるのかも知れない。いないか。
 今回は個人的には好きなテーマのフランス侵攻作戦ケース・イエロー、特にダイナモ作戦を取り扱うゲームは前々からプレイをしたかった。ずいぶん前にエポックのドイツ戦車軍団内のダンケルクをプレイして茫然自失となる負けっぷりに同テーマでの再戦を誓ったが、図らずとも同じ轍を踏むとはこの時全く想像していなかった。
 さてダイナモ作戦はコマンドマガジン52号の付録として2INとして出版された。あまりのマイナーテーマ(予想)のせいで2INになったかどうかはわからないが、ダンケルクを扱うゲームはそう多くない。

コマンドマガジン52号付録『赤い夕陽のナポレオン』『ダイナモ作戦』 コマンドマガジン52号付録『赤い夕陽のナポレオン』『ダイナモ作戦』

 さて、筆者がどれほどダンケルクの戦いについて興味を持っているかというと、フランスとフランダースの戦いを扱う英国公刊戦史を持っているぐらいで、洋書レベルで欧州戦域の戦史本を持っているのは他に第5SS装甲擲弾兵師団史、ハンガリー陸軍史ぐらいで、このフランダース・フランスの本に比べると質・量ともに見劣りする。
 話は大きくそれたが、プレイは筆者がドイツ軍、K氏が連合軍となった。ダイスで決めたというのに前回ダンケルクと同じとは因縁めいた物を感じる。
 おおざっぱな配置はマップの長辺・短辺に張り付いて配置しているイメージで、短辺側は足の遅い歩兵師団、長辺側は足の速い装甲師団で、見ようによっては盤端に追いつめられているように見えなくもない。
 第1ターンからドイツ軍は決断を強いられる。「グデリアンの第19装甲軍団」のルールにより第2装甲師団は海岸まで到達することを条件に移動力が倍になる。また2ターンから6ターンまでの間に1度だけ軍団全部(第1、第2、第10装甲師団、GD自動車化歩兵連隊)が強行軍で移動力が+5される。もちろん第19装甲軍団は先頭をきって突進している兵団で、延翼運動を高機動力で走れるというのは魅力だ。
 第2装甲師団は走った。海岸を目指して。しかし、包囲網に閉じこめられるはずの連合軍はあまりにも多く、第2装甲師団は走っただけにしかすぎない。むしろ各個に包囲される可能性もある。第19装甲軍団と他兵団の各地のオーバーラン「電撃戦」が失敗したのも痛い。一応4ステップある装甲師団の損害は序盤から痛い。
 第2ターンには連合軍の第2装甲師団追撃戦が始まり、第41装甲軍団の一部装甲師団は高機動力な英仏連合軍の反撃を食らって損害が出た上に半包囲に陥っている。東のマップ端にいる歩兵師団群は対等する連合軍の歩兵師団が強力で、攻撃すらかけられない。
 第3ターンになっても連合軍の反撃は収まりを見せるどころか苛烈さを増している。半包囲の第41装甲軍団の救出に失敗したのを皮切りに、戦線を縮小し予備兵力を抽出し、戦線の防備にあて、反撃戦力はハイタワー化していくという悪夢だ。
 引いて反撃してくる連合軍に対処してそれについて行くのが精一杯のドイツ軍で、細かく攻撃をし、小さな戦術的な勝利を得ているが、どうも堅い・速い・多いの三拍子そろった連合軍に手を焼いている。
 第4ターンには振り下ろしたハンマーのようになっている連合軍の反撃戦力に鉄槌を下すため装甲軍団のほとんどを使用した反撃を実施する。戦線に穴が開き、半包囲状態まで持って行くことに成功したが、損害の蓄積と兵力の不足により会心の一撃というわけにはいかなかった。むしろ妙に下がれてしまった連合軍反撃戦力が逆襲に出てくるのは目に見えている。
 第5ターンは相手の増援と反撃戦力を持って一大攻勢がかけられた。どっからやってきたんだと言うような機動で装甲軍団を大きく包囲し補給切れをねらった作戦で、どうやらこの戦いはドイツ軍のダンケルクならぬファーレーズのような予感がしてきた。悪寒が走る。
 戦闘の最中、気がつけば2個装甲師団以上が壊滅している。他の師団例えばロンメルの率いる第7装甲に至ってもかなり打撃を受けている。その結果を持ってプレイをやめることにした。この後の展開は考えたくない。どう考えてもジリ貧。
 どこかで間違ったプレイをしたために奇天烈な展開になった。強力な連合軍を突き崩す方法はこの時見つからなかった。何かあるに違いないが、序盤から装甲師団の損耗が激しかったり、攻撃の大半が失敗していたというのが問題かもしれない。もちろんどこかでルールを読み違えている可能性も否定できない。
 ルール的にはオーソドックスな作戦級で、グデリアンのルールを除けばビックリするようなルールもない。ユニットレーティングは思ったより連合軍が強力で、連合軍歩兵は足が速く、攻防ともにバランスがとれており、捕捉に失敗するとエライ目に遭う。歩兵だけで十分反撃が実施できる。ドイツ装甲師団は圧倒的に強力とは言えないが、強力な方に部類する。ドイツ軍歩兵は連合軍に見劣りがする。防御にしか使えない状況が多発するだろう。
 ダイナモと聞いて連合軍が下がるだけかと思ったが、結構強力な反撃が実施できるのでフランス戦役のゲームとしてはバランスは取れているのかもしれない。
 しかしダンケルクは勝てないなー。

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