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2005/07/17

三十年戦史(国通)プレイ2

 さて、三十年戦史(国通)は我々の中では面白いゲームとして人気を博している。世間はどうか知らないが、コマンド誌上に兵力駒付きのカウンターが再度付属したと言うことは人気があるのかもしれない。
 初プレイ後、「あれ面白いね」「オモロイオモロイ」という風に思えるのはミニゲームの戦略級で、キャラクターが際だつ大河ゲームだからかもしれない。我々の中ではよっぽど面白くないと再プレイされることがないので、このゲームのように数度もプレイされることは大変珍しい。 さて、再プレイだが、今回は4対戦をお送りする。
 第1戦は筆者(旧教)対 K氏(新教)
 第2戦は筆者・K氏(旧教) 対 M氏・TS氏(新教)
 第3戦は筆者(旧教) 対 TS氏(新教)
 第4戦は筆者(旧教) 対 TS氏(新教)
という組み合わせになっている。
コマンドいちねんせいブログにもあるように60シリーズでありながら120シリーズ並みになってしまったプレイもあります。
 筆者はなぜか旧教側ばかりでプレイしているので旧教側視点からのプレイ観となっています。

-第1戦-
 前回プレイで圧倒的な大勝を得た筆者は「戦略の大家」を自称するK氏の鼻をへし折った事もあり意気揚々としていた。前回は盤上にスウェーデン以外兵無しまで追いつめたが、今回は....
 今回はプファルツの代わりにザクセンを外交で手に入れ、プファルツはバイエルンのマクシミリアンで攻略。しかし、新教のマンスフェルトのオーストリア侵攻で皇帝は敗退。
 次にガラスはオーストリアに反攻、スピノラはオランダに侵攻し両者とも戦勝を得る。新教はそれまでの外交の結果スウェーデン、デンマーク、フランスと蒼々たる顔ぶれが揃いつつある。現状は新教側5点リード。
 スピノラはウェストファーレンまで進み、皇帝はベーメンを攻め取った。新教はグスタフ・アドルフがザクセンに侵攻し占領した。他の諸外国は押さえの旧教側部隊のため出られず。この時点で旧教9点リード。
 次のターンは新教の反撃が始まった。ウェストファーレンとプファルツにそれぞれスウェーデン、デンマークの両王が進入し占領に成功した。旧教側は裏を取るように皇帝が山越えし、ザクセンを奪取。それでも旧教13点リード。序盤ながら勝ちを確信する。
 グスタフ・アドルフは皇帝のいるザクセンに侵攻し、ウェストファーレン、ブランデンブルグ、ザクセンとようやく地歩を拡大。旧教側は動けず。点差旧教側9点リード。
 これを契機に新教が攻勢モードに入り、フランス軍も行動開始したため各所で旧教側部隊が敗北し、一気に点差旧教側5点リードに詰められる。30wa1r
 さらに旧教側部隊がいないことをいいことに攻勢はエスカレートし点差新教側1点リードに逆点される。こうなるとジリ貧で、グスタフ・アドルフがバイエルンに進出。これ以降は小抵抗の帝国軍部隊を新教の大軍が襲うという仕事人狩りのような残党狩りになってしまう。
 最終的には盤上から旧教が一掃され、新教20点という圧倒的大敗を喫した。あっという間に部隊がいなくなって逆転された印象的な負け方だった。

-第2戦-
次の一戦はひょんな事から始まった。トライアンフ・アンド・グローリのプレイ後中途半端に時間が余ったので、評判のよい本作を再度プレイすることになった。
 組み合わせはトライアンフ・アンド・グローリと同じく、M氏とTS氏が新教を筆者とK氏が旧教を担当することになった。前回のプレイ展開で旧教が圧倒されうることを現実に体験してしまったので、同じ旧教側プレーヤーとして参戦するのは興味深かった。
 序盤の展開はよく覚えていないが、スピノラをオランダを攻めさせて西部を安定させ、バイエルンからテイリーをもってプファルツを占拠することにつとめた。新教はスウェーデン王グスタフアドルフが早期参戦し、一進一退の情勢となった。
 コマンドいちねんせいブログでも触れられているとおり一陣営2プレーヤーでお互いに方策を考え、その時の良策を選択し、順番あるいは交互にダイスを振るというプレイ方法は責任の公平分担という面でも面白い。
 さて、2ターンの時点でプファルツ、ネーデルランド、ロートリンゲン、バイエルン、オーストリアと河川地域のかため取りができたので序盤順調と言えた。対して新教側はウェストファーレン、ブランデンブルグ、ベーメンと支配地域のかために失敗している。点差としては旧教側5点。
 その後ザクセンとプファルツを軸に睨み合いとなり、戦力を蓄えつつベーメンとプファルツに兵力集中。戦線が動かない間に旧教側はチロルの支配権を確立。点差旧教側7点。新教側は地域支配に苦しんでいるようだ。
 新教側は打って出る。ベーメンのマンスフェルトを中心とした新教側傭兵軍は皇帝の都オーストリアに侵攻し皇帝率いる旧教軍に勝利を収める。後詰めとしてグスタフアドルフがベーメンに進出。
 旧教側はバイエルンとチロルに兵力を集中し、プファルツのスピノラはウェストファーレンに突入。さらにザクセン公ヨハンゲオルグはグスタフアドルフの無きザクセンに侵攻し背後を断つ。両者本拠地から叩き出される格好となったが、新教側傭兵軍はオーストリア支配を確立できず、新教側諸侯のスピノラ・テイリーもウェストファーレンの支配権確立に失敗した。おあいこであるが、点差は旧教側7点のままだ。
 次のターンでマンスフェルトは旧教側側に寝返り、オーストリアは支配権は無いものの旧教側に帰したが、ウェストファーレンの旧教軍はデンマーク王に撃退され、テイリーはポンメルンまで進出することに成功した。山を越えてしまったグスタフアドルフは動きづらくなっているようだ。このターンは新教がオランダとウェストファーレンの支配を確立できたので旧教側4点有利になった。
30wa2r 次のターン5ターンではベーメンのグスタフアドルフがオーストリアに攻撃、旧教側はチロルからのレオポルドを救援に向かわせたが焼け石に水で、撃退され奪われた。
 対して、旧教側はデンマーク王の居るウェストファーレンを攻略すべく各地より諸侯を呼び寄せ圧倒的数的有利を作り出し、ウェストファーレンをねじ伏せた。新教側は慎ましくスウェーデンの将軍ホルンがポンメルンの支配権を確立できた。点差は新教側6点、旧教側11点と点差的には旧教側5点という事であまり動かなかったが、このターンはフランスのテュレンヌが出現しており、旧教の皇帝も交代して一発触発の情勢だがM氏の帰宅の時間もあるので途中終了となった。時間はかかったが一進一退で緊迫した展開だった。

つづく

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