12月1st2nd WEEK対戦
更新が滞っていますが、ゲームプレイは熱心に行っています。ココログの不調と平日の多忙が重なったため、更新が出来ていません。本来なら11月のプレイの詳細などを書く予定でしたが、先に12月の第1週と第2週のプレイを報告します。今年はあと1,2回プレイが出来そうです。もう少し時間の余裕が出来たら詳細な内容などもアップすることにします。
(TU)幸村外伝
個人的には日本史ゲームでは1,2を争う好みのゲーム。戦国合戦シリーズの1作として今は無きツクダホビーから発売された。戦国合戦シリーズと言うだけあって群雄伝シリーズとは違い、武将の率いる部隊の機動などの作戦的余地は無い、ガチンコ勝負の部隊のドツキ合いとなる。武将・槍・鉄砲などと大まかな兵種に分かれている。シークエンスは動いて撃たれて撃って戦うというどこかで聞いたことのあるシークエンス。
大坂方は徳川家康の首を狙い、関東方は大阪方の殲滅を狙う。戦いの勝敗は部隊の壊滅、武将の討ち取り、地域の占領、行動の違反、突破などがあり、両軍の得点を比べて勝敗を決する。もちろん家康が討ち取られればサドンデスだが、幸村を失ってもゲームは終了しない。
というわけでK氏が関東方、筆者がたっての願いで大坂方を担当した。ゲームのCRTは射撃・白兵戦共に士気チェックないしは壊滅を要求され、失敗すると後退・壊滅となる。もちろん会戦級のゲームにありがちな連鎖後退のルールもあり、前線が後退するのにつられて後段の部隊も下がってしまい、美しい隊形が台無しという悩ましい事態も起こりえる。
結論から書くと大坂方は善戦し、十重二十重と囲まれた関東方の陣を次々と吹き飛ばし、有力な幸村隊・毛利隊を中心に徳川隊本隊に迫りかけたが、雲霞のごとく押し寄せる関東方増援の前に鬼神の如く活躍を続けた諸将は一人一人と戦場の露と消え、最終的には盤面から大坂方ユニットが消え去るという事態になった。しかし点差は微妙で、わずがの点差で関東方の勝利となったが、対戦相手のK氏の表情はダイス運に祟られたせいもあって苦虫を噛み潰したような冴えない顔をしていた。負けたけど爽快感溢れるこのゲームはやっぱり好きだ。
(翔企画)信長の賭け
筆者とTS氏の間で猿のようにプレイされたゲームの一つ。我々がプレイすると何故か史実通りに桶狭間か田楽狭間でよく討たれるという伝説のゲーム。予定調和だという説もあるが、織田方が敗れることもあるので気の抜けない采配を要求される。
さて、いわゆる戦力+ダイスの目の比較でユニットが去就が決まるというシステムのため、サイコロ大魔神が相手の場合、対する相手は為す術がないという点があるが、織田方は史実と同じく天候の助けを借りて能力が変化するので、その間隙を狙って「桶狭間」を演出する。もちろん織田軍がダミーで構成されているのを最大限に利用した織田降下部隊作戦なる手もあるが、今回の筆者は今川方。対するK氏はその定石すら知らない。
知らないことをいいことに、筆者は怒濤の侵攻を尾張に開始し、序盤からK氏のサイの目が冴え、今川勢は返り討ちにされ、得点の高い討ち取りという結果が重なったために非常に焦ったが、織田軍の天候メリットを使わせないムーブと偵察攻撃のお積み重ねによって義元は鳴海城に入場させ、討ち取られないための方策をとり安泰を計った。豪雨後の反撃で全面的に織田軍に攻勢をかけ、織田軍の過半数の部隊を葬ったため筆者の勝ちが確定した。
(PG/GDW)ハウス・ディバイデッド
名作の誉れが高いGDW社南北戦争キャンペーンの再販もの。最近の流行でユーロスタイルというか箱デカ過ぎんねん、ユニットでか過ぎんねん、ターンマーカ転げやすいねんというコンポーネント上の特徴はあるが、決してゲームの面白さには影響はない。ポイント・トゥ・ポイントで戦略級といえばこれを思い出すほど古典的なゲームだが、何故かプレイしたことがなかった。筆者は北軍をプレイし、K氏は南軍をプレイした。K氏南軍は東部戦線ワシントン前面で攻勢に出ず、膠着状態となったため、筆者は西部戦線で大胆な攻勢に出た。アトランタ攻略からニューオーリンズまで打通し、南軍の戦略重点を西に移せざるを得ない状態で、海上移動、上陸などの大西洋・カリブ海からの侵攻が功を奏し、南軍は受け身となる。南軍は西部での反撃で、アトランタを奪回するもののターンが増えるごとに増える北軍の動員力に絶望感が広がる。トドメを刺すようにワシントン前面の北軍は動きだし、東部でも攻勢に出る。相変わらず南軍はダイスの目が冴えず、移動ポイントの獲得に苦労をしていた。あちこちから攻められて火の車の状態だったが、そんなにひどい状態ではなかったと思うが、本人は大変苦労したらしい。時間の都合で2年目で終えたが、名作の誉れが高いと言うこともあって非常に楽しめる戦略級だ。
(QD/国通)ロイヤルネイビー
たまには海戦もしなきゃあ駄目だなあというか、前からやりたかったジャック・グリーンの
人気ゲームアイアンボトム・サウンドの改訂版をプレイすることになった。海戦ゲームというと複雑あるいはシンプルすぎるのどちらかだが、これはちょうどバランスがいいのではないだろうか。ルールはシンプルだが、プレイする直前にサンプルプレイでもしておいた方がよいだろう。
シナリオはビスマルクVSプリンス・オブ・ウェールズの出てくるもの。ドイツ軍はK氏が担当し、ビスマルクとプリンツ・オイゲンを指揮する。対するロイヤルネイビーは筆者が担当し、プリンス・オブ・ウェールズとフッドを指揮する。
シナリオは反航戦から始まるため気を付けないとすぐに距離が縮まってしまう。戦艦同士が主となる戦いのため距離感は注意したいところだ。
筆者のフッドは巡洋戦艦のため装甲が薄い。不利を補うため高速な機動で間合いを詰めて打撃を与えるのが役目だが、防御の脆さが裏目に出て撃沈されてしまった。それを回避すべく遠くで撃っても仕方ないのでやっぱり近づける筆者。
ダイスは十面体ダイス2つを用いる命中判定を経て損害判定に至るが、遠くから距離感を掴むためにビスマルクに放った斉射がスーパークリティカルヒット!!いきなり沢山の命中弾を与えて被害を負わせた。
猛り狂ったドイツ艦隊はフッドに猛射し、フッド艦上を火の海にしてしまう。殊勲艦のフッドは火を鎮火することなく撃たれ続け、または撃ち返し、波間に消え去るまで史実以上の活躍をみせた。
プリンス・オブ・ウェールズはフッドに協力し、ビスマルク撃破に邁進していたが、はたとプリンツオイゲンの鬱陶しさに気が付き、これを集中して攻撃し撃沈し、ビスマルクと雌雄を決することになった。
最終的に序盤のフッドの与えた打撃が差となって、船体打撃が蓄積しプリンス・オブ・ウェールズの損害を顧みない肉薄によりとどめを刺された。ここでもダイス運にも見放されたK氏は戦いの無常を感じて正月の毘沙門天参詣を誓ったことは言うまでもない。
« 11月の対戦 | トップページ | クリスマスイブの日に »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント