3月の会合
3月の会合(といってもあと10日ほどありますが...)は皆さん多忙なせいかあまり開催されませんでした。まあ期末ですから仕方ないですねえ。
そんな忙しい中時間があった2人で開催されました。
今回は戦術級をプレイすることをメインに時間が余れば作戦級をプレイすることを考えていました。しかし、久しぶりの戦術級ゲームのプレイに不慣れな我々はルール確認に手間取ってしまい実際は予定した内容を大幅に変更しての開催となりました。
今回のプレイはATS:ベーシックゲーム2(CH/CMJ)と東部戦線(EP/CMJ)となった。
本投稿ではATS:ベーシックゲーム2(CH/CMJ)を扱い東部戦線(EP/CMJ)は別投稿に後日アップする予定です。
ATS:ベーシックゲーム2(CH/CMJ)
ATS、アドバンスト・トブルク・システムはクリティカルヒット社のメインゲームというべき戦術級ゲーム。戦術級ゲームの王道といえばASL(アドバン
スト・スコード・リーダー)だが、筆者はプレイしたことがない。ASLに飽きたあるいはあまりにメジャーとなったASLを避けるプレーヤーはその他の戦術
級を求めるが、アドバンスト・トブルク・システムは有力な候補と言えるかもしれない。
今回のATSはその入門編としてコマンドマガジンから発売されたものだ。ASLのヒストリカルものと同じくヒストリカルな市街地のマップとなっている。
戦場はスターリングラードで、別のスターリングラードもののモジュールの一部を抜粋し、変更を加えたものだという。
さて、我々は今回ATSに慣れるためにシステムを動かしてみようと言うことが主眼だった。日頃から戦術級慣れしているプレーヤーなら違いを確認するぐら
いで、すぐさまプレイ可能だが、我々の場合は違った。相手のK氏にプレイのためにバッググラウンド、ルールの意味合い、兵器の何たらとかを詳細に説明して
からプレイすることにした。戦術級は愛着が持てないと難しい面があるからだ。
しかし、説明の時間が長すぎた。あまりに詳細に語りすぎたため時間を空費しすぎてしまったのだ。さすがに拙いので戦車・歩・砲が出てくるようなシナリオ
は止め、簡単な歩兵しか出てこないシナリオを選択しようとしたが、それでは今までの兵器説明の意味がないので急遽でっち上げシナリオを作成し、地勢・LOS・移
動・戦闘のルールと距離感を確認するために戦車のみで対戦することにした。
まず一戦目はK氏はドイツ軍を担当し、4号戦車を注意深く行軍させ、道路伝いでやって来る。筆者のロシア軍はT34を砲弾孔を通過させ、建物の陰に姿を
隠しながらアンブッシュを狙う。このゲームの戦車は割と障害地形にはいると移動不能になり、最悪の場合乗員が脱出してしまう。
筆者のT34はやって来るであろう方向に車体を向け、砲塔旋回による不利な修正を少しでも少なくなるようにした。T34はドイツの戦車に比べ低速で回転
する砲塔であるため、回転させるとドイツの戦車より不利な修正が付く。最もドイツ戦車の方が戦車の砲戦能力は高いので慎重にしたいものだ。もちろんロシア
の戦車の方が堅いが、市街地での戦闘のため大抵その有利な点は相殺される。
LOSの問題から近づかねば射界内に収められないので4号戦車は前進する。移動や射撃は移動射撃フェイズに敵味方交互にプレイするので、ユニットの状
態・イニシアチブを取り方によってはプレイの仕方を変えなければならない。プレイをパスすることはできるが連続するとターンが終了してしまう。
結局4号戦車はT34のLOSに入り機会射撃を受け残骸と化した。
第2戦目は台数を増やして再度プレイ。2両先に撃破した方が勝利と言うことにした。
3両ずつでプレイするが、配置に困るドイツ軍プレーヤー。結局3本の道路に分散して配置するが、1両は誤って瓦礫の山に突っ込んでしまい。いきなり移動不能判定。判定の結果はM-KILLの「移動不能」。
頭を抱えるK氏。いきなり数的な優位が付いてしまう。
対するこっちは危ない貨車や瓦礫に気を付けながら前進。2両と1両に分割し前進する。前回のプレイと同じくK氏は道路行軍で行けるところまで前進している。分派した1両は先制射撃を受け、T34は砲塔を向ける間もなく炎上。
意外と遠い所から(ヘックスが大きいので遠く感じている)もあたっていとも簡単に撃破されてしまったので、残る2両の内1両をまたも分派し対応にあた
る。敵4号戦車は行動してしまったのでそれを撃つため行動に出る。壁によって車体部分が遮蔽されることを利用して前進。機会射撃を受けるものの命中せずK
氏の顔が青ざめる。
次のターンでイニシアチブを取り、砲塔旋回をし4号戦車の後ろに向けて必殺の射撃するが痛恨のミス発射。
撃たれた4号はカウンターとばかりに懐に潜り込み、射撃をするがこれもミスショット。お互いうぁーとかうぉーとか言いながら次のターンに持ち越されるのかと思われたが...
もう1両の4号戦車はこういう対戦の中で前進し、気が付けば主戦場に到着しそうな所にいる。それに対するT34は元々工場の陰に隠れていたものを、別の建物の陰にはいるように移動していた。
「こりゃLOS通らんだろう。」
と、楽観していたが、定規を持って計るとギリギリ見えているじゃんということで、撃とうかと思ったがあたるとは思えなかったのでパスを選択し、更に近づ
いたときに機会射撃で屠ることを考えた。しかし、相手も似たようなことを考えパスの連打でターン終了。いきなり壁際の戦いが焦点に呼び戻されることにな
る。
が、イニシアチブはK氏で先制射撃により撃たれたのは壁際ではなく建物の陰にいてパス合戦をした方のT34で、あたらないだろうという目論みは外れ、あっけなく撃破されてしまった。
中々面白かったので後日に戦車だけでなく歩兵もでてくる本当のシナリオをプレイするつもりだが、戦車だけで楽しむならアドバンスト・トブルク本体の方がいいのではと思われるかもしれないが、まあ練習プレイということで大目に見ていただきたい。しかし久しぶりに戦術級をすると色々な戦術級ゲームのルールなどが錯綜してしまう。たまにはプレイをしないと駄目ですね。
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