takoba39714さんのブログでいつもよく寄る本屋にコマンドマガジンが置いてあると聞いて、家路につくついでに確認した。情報通りにミリタリー系の雑誌売り場に最新号だけが置いてありました。過去を思えば非常に不思議な感じです。しかしタクティクスは家の近所でも買えたんですけどねえ。いつから違和感が出てくるようになったのか。
コマンドマガジン発売当初。初期の号では雑誌だけとゲーム付きの2形態の販売方法で、書店ではゲームとの梱包とかの関係で雑誌だけバージョンしか置けないと言うことをどこかで読んだ覚えがある。もちろんホビーショップ併設のような本屋であればゲーム付きのバージョンも置けるのかもしれないが、そんな本屋が多いわけでもなく雑誌だけバージョンが置いてあったのを見たことがある。
次第に流通の難しさと捌ける量の問題から雑誌だけバージョンというのは無くなり、普通の本屋でコマンドマガジンを見ることはなくなった。
ところが、今回置いてあったのは昔で言うところのゲーム付きバージョンが置いてあったのですよ。あのビニール袋に入った状態で。
流通がこのような形態を許すようになったのか、その本屋が何でもOKなのか、仕入担当が好き者なのか、一読者が熱烈希望したのかどうかはわからない。理由はわからないにせよ非ウォ-ゲーム愛好家が大多数を占める一般ピーポーの目に付くところに置いてあるのだ(ミリタリー系だから一般人ではないか...)。
高齢化を迎えつつあるウォーゲーム界は後継者不足にあえいでおり、このままではこのホビーが死滅してしまうのではないかとの危惧がある。過去の様にブームとまではいかないがもう少し興隆しなければ本当に死への道を転げ落ちてしまうかもしれない。
個人的に思うには、一定の参入者を確保するためにはこのホビーを知る機会がないと駄目なことと、ゲームの入手が容易であることが重要だと思う。その為にもダメ元でも一般書店に置いてあるというのは歓迎すべき事だろう。
何事もきっかけは重要で、きっかけがないことには始まらない。昔のようにミリタリーブームがあるわけでもなく、このホビーを始めるにあたっての素養というものが他の分野で養われなくなっているので、最低限こういうホビーが存在することは訴えていかなければならないだろう。
今回訪れた本屋は大型書店で集客力のある立地条件で、このホビーを知るきっかけという意味では申し分のない条件だが、来年2月で閉店してしまうのは非常に残念だ。他の本屋にも置いてあるのか気になっている次第です。
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