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2007/02/25

トレイを購入

 いちねんせいブログで紹介されていたユニットトレイを入手してみました。
 昔のゲームではユニットの整理と保管にユニットトレイが最初から付いていたものですが、雑誌の付録や最近のゲームは付いていなくて、代わりにチャック付きのビニール袋に整理したりしていました。最近の箱入りゲームには最初からチャック付きのビニール袋が付いているものがあり、しばらくはそれを使っていたのですが、どうしてもトレイが必要なゲームもあり古いゲームのトレイの必要でないようなゲームから使い回して乗り切ろうとしていました。
 しかし、昔のトレイはずぅーっと使っているからと、モノによっては割れやすい材質であったり、イマイチ勘合が悪いなど必ずしも満足できるモノがありませんでした。
 トレイによってはちょっと傾けると中のユニットが隣のマスに流れてしまったり、酷い場合は外にこぼれたりするモノもあり、使い方にコツがいるモノがありました。
 そういうモノとしてイマイチなゆえに入手が難しいとなると当然のことながら、破損したりしてその補充に頭を痛めていたところでした。

 そんな時に小耳に挟んだのが今回のトレイです。

 トレイの発売は各社必要性を感じているのか時々発売されています。今回の発売もブログの発信がなかったら気づかなかったかもしれません。
 前回の発売時にはあっという間に無くなってしまったそうなので、今回の発表があったときは無くなる前に大急ぎで発注しました。

 で、発注した後Photoに気が付いたんですが(気付けよ)、他の商品とは別梱包で送られてくるんですね。一緒に頼んだ商品は別の梱包にされていました。

 箱はちょうどこんな感じです。
たまたま同じ日にアマゾンとか楽天とかネットショップの届きモノが集中したために段ボールが山積みで家族の冷たい視線を感じました。
 そうそう、1ダース入りと言うことで1箱に12個入りなんです。開梱すると特に養生されることなくユニットトレイが12個入っておりました。
 最初読んだ時に12個単位での販売は「使うあて」がないと販売が難しいかなあと思っていましたが、どうやらそんな心配は杞憂で今回も前回と同じように「瞬殺」だったそうです。

結構みんな困っていたのかな。それとも将来に備えてかな。

 正式な商品名は「ユニットトレイ・クリア」と言うそうで、最後にクリアというカラー表示があることから他に「ユニットトレイ・ブルー」とか「ユニットトレイ・プラチナ」とかあるのかなあと勝手な妄想をしてしまいました。
 トレイをまとめて買ったのはかなり久しぶりです。そういえば近年ではサンセットゲームズでも発売されていたようですが、その時は必要なかったのでスルーしていました。

 最後に買ったのはゲーマーズかなんかの海外製の蓋とトレイが一体になったブリスターパックみたいなトレイを買った覚えがあります。

Photo_1

 よく考えたら今回も別に日本製というわけではありませんでした。箱とトレイの入っている梱包袋には中国製と書かれています。海外製ですね。イエローサブマリンで取り扱いしているようです。

 箱の中にはこういう風にトレイ単体を梱包したのが12個入っています。
 袋は店頭で販売しやすいようにつり下げられるようになっています。
 コマンドマガジンの直販店「楽天市場アナログゲームshop」ではその特徴が書かれています。

 ちょっと要約して見ると


・マス目に傾斜角(スロープ)が付いていて取り出しやすい

・蓋がしっかりはまる

・蓋が外しやすい

・縦置き可能

・薄型設計

・つぶれにくい

・ジップロックに入ってしまう

・大抵の箱入りゲームに入る

と良いことづくめのようです。

 全体を見てみるとマスの数は4×4とホビージャパン製の4×5、エポック製やツクダ製のの5×5などと比べると少ないので細かい分類には向かないかもしれません。しかし前出のブリスターパック状のトレイは同じ4×4でしたのでそんなに数が減ったという気はしません。

 同じ4×4のマスは全く同じと言うことはなく、今回のマスはややマスの大きさが大きくなっています。

 しかし何であれ他のトレイから移し替えるときにはマス数とマスの収容力が変わっているので分類して収納したい時は注意が必要です。

Photo_2
 コマンド誌の入っているジップロックに入れてみましょう。
 こんな感じです。
 特に不満な点はありません。逆にこういう収納方もあるのかと驚いてしまいました。
 一応縦置きににも対応するとあるので立てて振ってみましたが、ユニットはこぼれませんでした。
 結構カチッと蓋がはまっているので、蓋だけが取れたりしないようです。
 と、部屋の中央に放置していたら家族に踏まれてしまいました。
 初日から何すんねんと息巻きましたが、幸いなことにトレイの下や角が割れたりはしませんでした。 
 若干凹んでいますが、強度はまあまああるようです。
 蹂躙された後に振ってみましたが、カウンター類がこぼれることはなく勘合性には影響がなかったようです。昔のエポックとホビージャパンのトレイは皿の部分と蓋の部分の材質が違い、踏まれると皿の部分が裂けたり蓋の角が割れて蓋の勘合が悪くなったりしたものですが、今回はたまたま条件が良かったせいでしょうか?

 雑誌付録のゲームの収納は頭の痛い問題で、筆者の場合次のような収納を取っていました。

  1. 袋はそのまま活用し、ユニットとかはチャック付きビニール袋に入れる。
  2. 袋は廃棄し、プラスチック製のファイルケースに1ないし2ゲームを収納
  3. 袋は廃棄し、プラスチック製のケースに5個以上のゲームを収納

 以上に今回の収納スタイルが加わるわけですが、ファイルケースより嵩張るためどっちかというと輸送用の携帯方法かなあと思っています。
Photo_3  蓋は皿の部分とは分離できるようになっていて、外しやすいように角にある「耳」の部分が形状が違うようにアールを変えて重なりを微妙に変えています。
 この「耳」を使って取り外すわけですが、勘合性が良いと言うことは逆に言うとキチキチなわけで、四方それぞれを使って取り外さなければなりません。
 しかし過去のモノとは違い型と抜きがよいのでしょう、反りなどはまりにくい、外しにくいという個体差はあまりないような印象を受けました。
 また、メリットとしてあげられている傾斜ですが、蓋と皿両方にありカウンター類の取りやすさに繋がるとありますが、まだ使い始めたばかりですのでそのような実感できるシーンには遭遇しませんでした。

 蓋と皿が繋がっているタイプは皿側にユニットが少なかったりして蓋と皿の重量バランスが崩れたり、不注意で引っかけてしまった時にはひっくり返ってユニットが散乱する大惨事になってしまいます。これがまた頻度が高かったりするので分離式はそういう心配をしなくて良いです。

Photo_4  蓋が閉まる程度のユニットを入れてみました。
 右のマスは3/4インチ角カウンターと5/8インチ角カウンターの混成で、でかい3/4カウンターはなかなかの邪魔者です。正直3/4インチ角カウンターはあまり入らないなあと思います。
 左のマスは5/8インチ角カウンターだけで詰め込んでみましたが、まあまあ入ります。よくあるサイズですのでほっと安心。
 写真にはありませんが1/2インチ角カウンターは5/8インチ角より2スタック多く入りますので、数は多くはいるようです。小分類にこだわらなければミニゲームなどは複数保存できるでしょう。
 しかしギッチリ詰まらないのは実は取り出しやすさのために設けられた蓋と皿の傾斜のためだったりします。
 このトレイではあんまりギッチギッチに詰め込まない方が良いみたいです。詰め込み派にはフラストレーションたまるでしょうが、指を入れるぐらいの隙間は必要って事でしょう。

6  今回整理してみたのはコマンドマガジン66号『ATS Basic Game2 スターリングラード』のユニットで、最近増えてきた厚めのユニットでユニットのサイズが複数あるゲームです。
 最近はユニットのサイズが違うものが複数入っているというのが多くなってきたのでこの号がまさしく該当するわけで、試してみました。
 写真にもあるようにこのゲームのユニットの厚みでは6ユニット位をスタックして入れられるようです。
 7ユニットではやや蓋が浮いてしまうようです。もう少し厚みが薄いカウンターの場合、もっと積み重ねて1マスあたりの収容能力が大きな事を実感できるでしょう。
 因みに写真はスタックを撮していますが、よく見るとトレイには蹂躙された後が付いています。

 一応A4サイズのゲーム箱にはピッタリ入り、小さめのツクダ製と違ってトレイが踊ると言うことはありません。

 A4タイプの箱はOKと言いつつも一応薄手のものは注意必要で、マップとルールブックなどの厚みで蓋が閉まらない可能性があります。 

 新トレイの出来の良さは中々のものでしたが、初めて見るトレイですので新しく型を起こしたんでしょうか?それとも元からあった?技術革新が起きたのでしょうか?
 ともかく需要があるから出来たのでしょうが、箱入りゲームには重宝するのでこれからも末永く販売していていて欲しいですね。
 消耗品に近いトレイでありながら色々考えてあって思わず筆をとってみました(筆ではないか)。

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コメント

str takeshiさま
コメントありがとうございます。
トレイだけで1つの記事が書けるっていうのは面白いかなと思って書いてみました。意外に反響が大きかったのでゲーム用品の記事も面白いかもしれませんね。str takeshiさんの昔のトレイも非常に参考になり、国内外の全てのトレイを比較するというのも面白いかもしれませんね。

ユニットトレイの検証、大変参考になりました。
多少関連して雑文をつづりましたので、御笑覧ください。

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