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2007/05/02

4月の戦い

 3月はあまりゲームに割く時間がなかったので、手ヒマになるであろう4月は3月を上回るゲームプレイにするはずだった。しかしゲームをするはずだった日は突然仕事になったり、すれ違いであったりその他の所用でゲームに費やす時間は大して変わらなかった。
 その間というのは脳内であれやりたいこれやりたいとかその他も含めての妄想の世界に浸っているのであって意外や意外そう考えている期間というのもまた楽しいものだったりする。
 話は変わって、前回の記事で更新を頻繁にすると言うことに密かにあこがれがありと、冗談半分で書いて「思うこと2」「読者分布」という2本の記事を同じ日にアップしたら、大御所ブログからリンクが張られたんじゃあないかと言わんばかりにアクセス数がアップしました。もちろん効果は2、3日続き、ゲームに直接関係ない話しながら記事が連発すればアクセス数は稼げてしまうことがわかりました。うーん、ゲームの話で伸ばさないと駄目ですね。

 さて、そんなこんな妄想の世界から呼び戻してくれたのは、コマンドマガジンの74号が拙宅に届いたのでして、内容を確認して色々考えるところがありました。
 ともかく今回の記事でゲームシステムの変遷を解説したものがあり、各ゲームシステムの説明がなされていたのですが、なるほど、こういう記事ってあまりありませんでしたね。これからはシステムの比較とか変遷などをテーマにした記事は面白いかもしれませんね。で、その記事を読んで気が付いたのは
俺って「FIRE & MELEEシステム」が好きだったんだ!
ってこと。改めて教えられたというか←おっそー
後編でどのようなまとめ方をするのか楽しみですが、ゲームの内部に関する話は面白いもんです。系統図の真偽は別にしてこういう分析は他に繋がる記事だと確信しました。
 で、その他の記事はまあ、細かく書いても仕方ないから端折って書くけどゲームデザインをテーマにしているが、デザインの技術に関することはあまり触れられていないのはちょっと残念。ゲームはドイツ戦車軍団の続編としてデザインされたドイツ装甲軍団が付属となっている。プレイはこれからですので、何とも言えませんが「ドイツ戦車軍団」後継を目しているところから簡単にプレイは出来るが奥は深いと言う路線は継承しているのでしょう。

 さて、4月のプレイは以下の2点にとどまりました。

  • ZAMA(S&T153)
  • ドイツ装甲軍団 マーケットガーデン作戦(CMJ74)

ZAMA(S&T153)
 さて上記のFIRE & MELEE好きなことが発覚したのが原因ではない。ともかくK氏との談笑において象が出てくる戦いというものをやってみたいとかそういう話になったので、じゃあやってみるかという話になりました。
 とはいえ筆者所有のゲームで象が扱えるゲームというものは存在しませんでした。いつかはGBOHのSPQRを入手してプレイしたいものですが、残念ながら今のところ再販待ちです。注.後で調べるとシーザー:TCWにも象ユニットがいることを発見した。
 象と言えばまあアフリカ、インドあたりの勢力が出てくる古代戦ならばそこそこ散見されるのですが、筆者はローマ軍団好きです。優先されるべきはローマの戦いです。
 と言うわけで家にあるゲームの内パッと目に付いたのがこのS&T153号のZAMAです。この作品はBattles of the Ancient World シリーズの1作として出版された。
 当ブログでは過去にマラソンの戦いをプレイしたことがあるのでシンプルな古代戦シリーズとして紹介している。

 シリーズルールがあり、シナリオ専門の特別ルールが存在し、そのルールによって史実を再現しようとするものがある。

Imgp0573  果たして展開は案の定筆者がスキピオ率いるローマを、K氏がハンニバル率いるカルタゴをプレイした。詳細については別途発表するつもりなので簡単に概略を説明すると。

 象の突進から始まったカルタゴ軍の攻撃は序盤から予定以下の失敗に終わり、ローマ軍の陣形を崩すには至らなかった。

 ローマ軍は象の突進をいなすと陣形を展開しながらカルタゴ軍第1列に接近し、カルタゴ軍の移動制限を良いことに1列・2列と次々と戦列を葬っていった。

 カルタゴ軍の騎兵は左翼に配置され、ローマ軍方ヌミディア騎兵にちょっかいを出すが、大きくやけどをし、カルタゴ軍左翼から後背に回られる危険性が生じた。

 崩壊の危険性を感じたカルタゴ軍は第2列を第3列まで下げ、強力な第3列を含め最後の防衛戦を企図した。この防衛戦は負けないための後退であったが、完全に展開を終えたローマ軍の一斉射撃(投げ槍)により戦列は混乱しその後のレギオンの突入によって大きく破られカルタゴ軍の士気が崩壊し、ローマ軍の大勝に終わった。

 史実のザマとは違い騎兵の駆け引きや包囲はなかったがローマ軍を満喫できた。

ドイツ装甲軍団 マーケットガーデン作戦(CMJ74)

 それでドイツ装甲軍団だ。作戦級の新定番というかそういうユニバーサルな立ち位置でデザインされたものらしい。

 ドイツ装甲軍団にはスモレンスクとマーケットガーデンの2つがあるが、ゲーム選択の段でワンサイド気味なスモレンスクよりはマーケットガーデンの方が良いのではと言うザマ敗者K氏のたっての懇願によりマーケットガーデンが選択された。もちろんK氏がマーケットガーデンに出てくる空挺部隊に並々ならぬ愛着を持ち、それで選択された部分もある。

 マーケットガーデンと言っても第30軍団だけの突進を扱ったマーケットガーデンではなく隣接する米第1軍までも加えた44年キャンペーンだ。要はどのようにマーケットガーデン作戦とライン渡河をプロデュースさせるのが目的でかなり巨視的な作戦級と言える。

 で、システム的には何のことはない普通の作戦級だと言っても仕方がないので、プレーヤーターン中にある増援-移動-戦闘を繰り返していくというもので、何ら新しみはない。多分手ぶらでその場で聞いてもプレイできるレベルだ。

 が、機甲突破なるルールがあり、機械化部隊の戦闘後前進においては戦闘結果の後退数を移動力に換算して再移動するというものがあり、非機械化のZOCを無視できるというスーパーギミックが隠されている。

 それにプラスして、戦略的なギミックとして空挺作戦があり、空挺降下するターンはランダムに決定され、連合軍はそれを知りつつ戦略目標・作戦行動を行うというもので、戦術・戦略両面のギミックがこのゲームのやもすれば一本調子になるところに色を添えている。

Imgp0587  勝敗は連合軍の努力次第が得点に反映され、ドイツ軍はそれを妨げるのが目標となる。しかし、ゲームの行方を決めるのは空挺降下によって制限されるが連合軍の戦略であって、ドイツ軍のそれではない。

 ゲームは連合軍を空挺ラブなK氏が、ザマで大勝したから筆者がドイツ軍となった。

 展開は初プレイであるので言及するに値しないが、筆者ドイツ軍の防衛がとんちんかんで、連合軍プレーヤーの筋の通った戦略判断の前に大敗を喫した。

 序盤から英軍方面で防衛戦の構築に失敗し、包囲突破され、2ターンの空挺降下と突進でアントワープを奪われた。

 ドイツ軍は米軍方面(南部)に展開していたのでそこから撤退するのに必死で、穴を紡いでいる間に鮮やかな包囲と前進で為す術はなかった。

 筆者ドイツ軍は序盤の観察で、南部よりドイツ国内を突くという構想であろうと考えていたが、全く違い、イギリス軍主攻のモントゴメリー張りの突進案であった。ゲーム後半においてドイツ軍の装甲部隊による英軍への反撃が行われたが、挙げられた凱歌は戦術レベルに過ぎず、戦略上の失敗は戦術によっては如何ともしがたかった。

 選択する戦略を間違えるととんでもない結果に終わるのは史実でもよくある話である。

 気になったのは本誌でこのゲームはあまり触れてないけど何故なんだろうか?

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