マイナーとメジャーの話で
ところでマイナーとメジャーの線引きってどこ?
タイトルの売れる売れない?
類似テーマの数?
プレイされているされていない?
知っている知らない?
ワールドワイド?ローカル対象?
今一グレーゾーンが多くてそう言う判定は筆者にはどうよって気もしますが、少なくともナポレオン戦争や南北戦争はタイトル数だけで見ても世界的にはメジャーと言えるのではないでしょうか?日本ではマイナーと言われますが。。。
ところで、世界的にメジャーなものが日本で出版/プレイされていないのはどうよって言う気はしますが、世界的にマイナーなものが日本で良く出版/プレイされているのは単なる地方特色でしょうね。
で、今回のモンゴルは個人的には商業的にもタイトル数的にも世界的にも日本的にもマイナーに属すると思うのですが、世界史的にはメジャーなんでしょうね。個人的には光栄で出ていた蒼き狼~を思い出してしまい懐かしさ(オルドとか。。。)で一杯なんです。
そんな横道にそれる話は脇へ置いといて、誌中に世界史的なメジャーが出版/プレイされていないのはよろしくない!と言うような事が書いてあって草食動物並みに穏健な筆者などは一瞬ビックラこいたのですが、実は筆者なんかはもっと視野を広く持って洋の東西時代の新旧フォーカスの大小なんか打破せよ!っていう考え方なので、たまにはⅤ号戦車を降りて太刀を振って欲しいなと切に願っていたりします。
しかし、世の中にはそう考えておられない方も多いので、折り合いをつけなければならないわけですが、多少なりともプレーヤー側の意識や対応が変わらない事には解決しないでしょうね。
と言うわけでこれはアジだなと直感したわけですが、本誌がモンゴル一色である事からもその意気込みは並々ならぬものを感じます。編集後記にも「興味の掘り起こし...」と書かれている事からもそういうことでしょう。
ともかく、マンネリ化するぐらいなら新たな分野や停滞しているジャンルを取り扱う事は次に繋がり広がりができ層が厚くなるので、今回の特集や付録も好意的な目で見ています。
で、最後に変化球を投げると、日本ゲーム界、次の動きは海戦ですね!がんばってください!
コメント
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いち、にい・・・あわない。先生、数が合いません。
もし3人の中に私が入っていたら、私はまだ公式デビューしてませんし、もしかしたらこのまま沈没するかもなので、他のお二方とは格が違うのではないかと(笑)。
裾野が広がって、層が厚くなることで、いろんなことが良い方に向いていったらいいなって漠然と思います。なので中嶋さん、堀江さんのご活躍には頭が下がるばかりです。
私は自身の思うことをただただ言うばかりですが、できれば前を向いていたいなあと切に思う次第です。
投稿: takoba39714 | 2008/03/29 22:41
中嶋様
こんばんわ!
いやいや中嶋さんのような方々が色々な時代やテーマを扱っておられるので、いわゆる「マイナー」とされてきたテーマもそうでなくなっていると確信しています。というわけで今後の作品も楽しみにしています。
気がつけばこの記事にデザイナーの方3人もコメントつけているんですね!
投稿: ぐちーず | 2008/03/28 23:32
ぐちーず様、お久しぶりです。
駄菓子ゲームデザイナー中嶋です。世界でも数少ない小生のゲームを取り上げていただいているブログなのでいつも大感謝しております。
小生も堀江先生と同じく「いかに裾野を広げていくか」が大事だと思っています。それに反して自分が作っているのは「中世的世界」ばっかだと反省していたのですが、発表できたものをよくチェックしてみたら古代(将門記)・近世(三十年戦史)・近世近代(東海遊侠伝)と一通り全時代揃っていました。今後もいろいろ作っていく予定ですが、日本ならば東部戦線より次郎長の方がメジャーなのではないか、ゲーマーの常識と一般の常識は違うのではないか、といつもぐちっております(笑)。もちろんモンゴルは超メジャーと思っていますので、僭越ながら堀江先生のゲームが付いたCMJ誌に下手な文章のヒストリカルノートを掲載させていただいた次第です。
投稿: 中嶋 | 2008/03/28 21:34
お返事ありがとうございます。
ぐちーず様がお会いになった業界人のすべてが私と同じ考えということはありえないと思いますが、小さいことはさておき、最大の焦点は皆同じだと思います。
それは「いかに裾野を広げていくか」です。
逆に考えれば、「裾野を広げる行為は何であれ実行すべきであり、それに反する言動は慎むべき」となります。
行動もしない者が、行動している者のことをウォッチして、ブログであら捜しする。
そんな大人気ない行為は控えて欲しいものですね。
おっと、人さまのブログでカドの立つことを言ってはいけません(笑)
ではでは、今後もよろしくお願いします。
投稿: 堀江隆靖 | 2008/03/24 23:53
堀江様
今晩は!そして初めまして!
弊ブログ大したことを書いていないので頻繁に覗かれていると書かれるとちょっと照れてしまいます(笑)。
さてゲーム業界の問題点については消費者の立場からすると多すぎてどれがどれやらという気もしますが、今までにお会いしたプロデューサーさん。編集者さんそして堀江さんのようなデザイナーの方々は大なり小なり同じ思いなのでしょうね。そんな感じがします。
個人的には記事の方にもあるとおり、「アジ」とは表現しましたが、これも生き残るための手法なのだなあと好意的に眺めております。
遅くなりましたが今後とも弊ブログをよろしくお願いいたします。
投稿: ぐちーず | 2008/03/24 00:02
はじめまして、その記事を書いたデザイナーです。
こちらのブログはかなり前から頻繁に覗かせていただいておりました。挨拶が遅れまして失礼しました。
ところでこの記事のお題の件ですが、M氏とお会いになられているようですからウォーゲーム業界の最大の問題が何かは良くご存知のことと思います。
もっともそのM氏が私の想像するM氏と同一人物だったらの話ですが‥‥(笑)
あの記事が「アジ」というのは、確かにその通りでございます。
そして結構な反応があったということは、書いた価値はあったと考えております。
今後もこの業界を死滅させないために、色々と肉食動物的な活動を繰り広げなければならないと覚悟しておりますが、ご理解のほどをよろしくお願いします。
投稿: 堀江隆靖 | 2008/03/23 21:48
TAKOBAさま
がんばってください。海戦のゲームが一度に3つもでるのは中々無い事なんで楽しみにしています。
TAKOBAさんのメジャー/マイナー論議は面白いですね!
投稿: ぐちーず | 2008/03/01 22:30
はい。がんばります。
投稿: takoba39714 | 2008/03/01 02:01