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9月の戦い

 暑い、忙しい1ヶ月です。10月11月も忙しさをキープしたまま年末に突入しそうです。スケジュール調整をしているのですが、ある案件を動かすとこっちも動かさざるを得なくなり、あっちを動かせばどれもこれも動かさねばならなく、年末まで既に埋まっているという恐ろしい状態です。
 さて、とはいえ全く休みが無いというようなことはなく、休みを見つけては仕事と同じようにスケジュール調整をしつつ、何とかしてゲームをする時間を捻出するわけですが、今回もプレイにこぎつけました。

 今回は本来なら今までプレイしたいと言っていたゲームをプレイするのがスジなんですが、残念ながら準備なんてできるわけもなく、しかも今回に限ると会合の日付を間違えて登録しており、前日に気づかされるという奇襲を喰らった様に動揺をきたしてしまいました。

 さてさて、今回いたしたゲームは以下の通りです。

  • 項羽と劉邦(GJ18)
  • バルジの戦い(CMJ46/STR)
  • 日清戦争(GJ21)

項羽と劉邦(GJ18)
 今回は筆者の勘違いによってまっとうな準備ができなかったために、ゲームの選択肢は限られてしまった。というか前日に気づいたのではゲームを吟味する時間はほとんど無いと言って良い。
 さらに前日は仕事をして遅くに帰り、帰るとなぜか姪っ子が遊びに来ていて「あそぼー!」となるともはや何もできない。
 しかし、前々よりそう言う時のために何セットかいつでもプレイできるゲームを用意して置いた。その中の1つが今回プレイする「項羽と劉邦」だ。
 いつでもプレイできるゲームとはシステムが軽くその場で読み込んでも何とかなるものや、数回プレイしてお互いの評価が良かったものなどがそれにあたる。
 それをコマンド版、ゲームジャーナル版、タクティクス版、S&T版などとまとめてプラスチックのケースに放り込んだもので、今回は発掘が容易かったゲームジャーナル版を持って行っていたのだ。
 項羽と劉邦は何度かこのブログに出ているのでもはや説明不要かもしれないが、BC206年からBC202年に項羽と劉邦の間で戦われた楚漢戦争を扱っている。ちょうどこの頃は西洋ではローマのスキピオがカルタゴと戦ってザマの戦いでハンニバルを破ったのと同じ頃である。
 東洋に戻ろう。
 エリア戦、カードドリブン、ダイスパワーなどと最近はやりのギミックを搭載している本作はハーフマップ、全ターン7ターンという規模で気楽にプレイできる。しかもあまりゲーム化されていない東洋史のゲームだ。
 しかもテーマが面白い。史上最強の武将と言われる覇王項羽と将たる男、劉邦の戦い言ってみれば質と量の戦いだ。ウォーゲーム永遠のテーマとも言えるこのシチュエーションは例えその歴史を詳しく知らなくともゲーム展開で魅せられるであろう。
 プレイはいつものメンバーで行った。このゲームではなぜか項羽をやらされることが多く、今回は初めて劉邦となった。

 毎度毎度項羽をやらされている(やっている)と言う関係もあって、項羽の戦略というものは概ね見えてきている。項羽側は序盤こそ破壊力抜群な項羽そのものの存在があるが、戦いが長期になるにつれてその戦略的な優位性を失うというもので、次第に劉邦側に戦いのイニシアチブを握られてしまうことになる。

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 戦略の優位性を支えるのがカードの枚数の優越と言えることができるが、それを達成するには重要地点の奪取にある。重要地点とは自軍敵軍や独立派武将の本拠地であったりとするわけだが、手っ取り早くは晋の武将達が跋扈するマップ北側のエリアから洛陽までを席巻することで項羽側はゲーム終了まで戦略的にも優位に立てる可能性があり、そこをどのように奪取・保持することがゲームそのものにも勝利できる条件とも言えるだろう。

 しかし項羽の魅力は計り知れなくない。中華世界最強の武将、未行動状態にしてしまうイベント「虞美人」、項羽をワープさせてしまうイベント「駿」、これらのイベントカードが手元に来た時にはその圧倒的なパワーの前に普段ならリスキーと思えた行動もそうに思えなくなるという不思議な魅力がある。

 果たしてプレイではどうなったかと書き出すと、北側を席巻しだした項羽率いる楚軍はその圧倒的なパワーの前に酔いしれる。

 劉邦の方といえばあまりの破壊力の前に北側コースの項羽主力を止めるためにも韓信率いる漢軍主力を咸陽経由で送り込む。別働隊は武漢経由で手薄な寿春等楚軍の本拠地へ殴り込みをかける算段にでる。

 しかし「駿」、「虞美人」を立て続けに出した楚軍はあっと言う間に北辺を平らげてしまう。あまりの電光石火の早業の前には漢軍の戦力が未だ整っていない。しかも戦略的優位のカードの枚数がついに逆転されてしまった。

 あまりの事態の急転に外交や戦力充実にカードプレイを割かれてしまい、筆者の判断が明らかに狂ってしまった。何を思ったか武漢の別働隊を洛陽なんぞに突っ込ませてしまい。継続戦闘となってその間に楚軍のサドンデス条件を見事に達成されてしまった。

「しまった!またもや俺が「虞美人」におどらされてしまった!」

 占いの呪いはいつになったら解けるのでしょうか。。。

バルジの戦い(CMJ46/STR)

 虞美人の魅力に参ってしまった筆者はさらにゲームをプレイすることにした。なんか中途半端な時間であったのと、K氏宅の屋内工事が控えているという事もあって、そんなにロングスパンなゲームができるわけでもない。さらに先ほどと同じくゲームの選択肢は狭い。

 と言うわけで、昔SSゲームで発売された本ゲームをプレイすることにした。

 過去に翔企画版をプレイした時には、そのゲームシステムの特異さに驚くと同時にもの凄い違和感を覚えてあまりいいイメージがないが、今となってはそういうものもありなんだと思うようになった。

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 しかしアリなんだと思うことと、巧くプレイできるのとは別個の問題である。チェスのようなムーブ、接敵している味方がいるとZOCを無視して移動できるとか、結構テクニカルに気を払わねばならず、米軍の守り方はどうするべきや。。。と考えながらプレイしていると初期配置の間違いもあってあれよあれよと米軍戦線が崩壊し、英軍が出るまでもなく連合軍の反撃は破綻してしまった。

 もう少しちゃんと(エラッタの適用等)プレイしてみないと何とも言えないが、あまりの負けっぷりに心臓が止まりかけた。

日清戦争(GJ21)

 漢軍で負け、連合軍で負け続ける筆者の折れた心は元には戻らない。

 次のゲームをと考えたところに、K氏宅の屋内工事にやってきたTT氏がやってきた。TT氏と言えばマルチプレイゲームなどでたまに参加してくれるが、普通のシミュレーションはプレイしない。

 今回は彼が来るという事でマルチプレイ可能なゲームをメインにと考えていたが、残念ながら時間の都合が付かず、ほとんど夕食の時間であった。

 屋内工事といっても大層なものではなく照明の増設という内容だが、工事を安価で引き受けてくれたらしかった。と、みんなに注視されながらの工事は(当然ツッコミたくさんあり)つらい内容だったろうと想像に難くない。

 話はゲームと全く関係がなかった。しかしゲームプレイも同じであんまりツッコミ多数のギャラリーがいるとプレイしにくいだろうなあと想像してしまった。

 結局TT氏はプレイに参加することなく帰り、残された我々はさらにプレイを続けることにした。

 さて日清戦争の話に戻ると、これも一度プレイしたことがあった。というかそういうゲームをセレクトしている以上お互いの評判の良かったゲームはどんなに月日が流れようとも再プレイされるものだ。

 前回は筆者が日本軍で清軍野戦軍殲滅を夢見て清軍を満州平野に追い詰めるという快足ぶりながら、旅順、山東半島を攻めなかったために敗北を喫したが、ほとんど野戦軍を殲滅し得たことから筆者日本軍はゲームに負けたけど戦勝ムード、K氏清軍はゲームに勝ったけど敗戦ムードと結果と満足度が相反したのが面白かった。

 今回は立場を入れ替えて再戦。

 筆者清軍は各地で抵抗を試みるも日本軍の圧倒的優勢の前にズルズルと退却。ムード的に日本軍が優勢かなーと思えるところで、日本軍の山東半島上陸!

 K氏は前回の筆者の敗北をよく観察し、山東半島と旅順を外さず筆者の精神的な価値以上のものを得るつもりだ。

 山東半島の作戦は思いの外順調に推移し、威海衛を奪ったところが頂点と言えるものであった。

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 筆者清軍は得られるコマンドポイントが連続1など非常に拙い状況が続き、思うように兵力が展開できない。コマンドポイント1といえば言ってみれば1ユニットが移動できるだけだ。戦闘などできるわけ無い。ごくまれに4とか出てくるわけだが、それも弾薬の蓄積に回さざるを得なかったり、前線への兵力の追求などにあてがわれて余裕などできるはずもない。しかしある一定の兵力がないと日本軍の足止めにもならず、かといって弾薬がないと防戦すらできないというポイントのシェアをどうすべきかで大いに悩んだ。

 ただしこれは日本軍とも同様で、コマンドポイントをダイスチェックで決める性格上、こちらもシェアで大いに悩む。しかも日本軍の場合にはコマンドポイントを浪費する上陸戦であったり海輸であったり使用するわけで、さらに倍化攻撃(1.5倍)では弾薬をジャブジャブ使用するのでやっぱりこちらでもポイントのシェアでかなり悩んでいたようだ。

 結局日本軍は山東半島を制圧したものの、清軍に兵力を足止めされ、旅順を陥落させたものの唯一の清軍の反撃に時間を取られ、関東平野には雪崩れ込むことなく日本軍の得点不足で敗退という結果に終わった。

 やっぱり明治の指導者層は凄いなあ。

 

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