10月の戦い
暑いな~とか言っていた先の記事からそう時間が経っていないのに、なんだか肌寒くなってきた今日この頃です。
仕事のピーク第1弾を乗り越え、ほっとしている金曜日に携帯電話がけたたましく鳴り響きました。金曜日に電話をかけてくる者はあまりいないので、どうせロクでもない電話だろうと思ってとるとそれはK氏でした。
K氏と言えばこの「仮称THEN WHAT?友の会」陰の実力者にして絶大なる権力を振るう実力者です。そんな輩がこんな夜更けに何事かと思うとどうやら明後日(日曜日)暇だから相手をしろという内容でした。彼は普段なら水曜日ぐらいに電話をしてくるのですが、急遽スケジュールに穴でもあいたのでしょうか?
残念ながら既に先約があったために「もう少し早く連絡くれていたなら・・・」ということで流会で話が終わるはずでしたが、先約は「晴れ」が開催条件のために雨だったら何かしようかという事で一旦話を終えました。
ところがどういう訳でしょう。それまで秋晴れだった金曜日から土曜日を挟んで見る見るうちに雷雲が関西地方を覆い尽くし、日曜の早い時間から雨が降っているではないですか。まるで天候チェックで嵐を出してしまったようです。
リーン。リーン。ガチャ。
「Do you want to die tonight ?」
お前はスクリームか!と言うツッコミは置いといて「さあ、どうする。」という事でゲームをプレイすることになりました。
もちろんいきなり開催が決まったという事もあり、周到な準備ができていませんので前回というか2個前のエントリーで本来なら前回の記事でプレイするはずだった(ややこしいな)ゲームをプレイできたのでご紹介いたします。
- Conflict of Heroes(シナリオ1)
- Conflict of Heroes(シナリオ2)
- 張鼓峰1938(CMJ82)
Conflict of Heroes(シナリオ1パルチザン掃討)
先の記事で、GEEKで評価のランクが高かったことで興味があったことと、コマンドマガジンのゲーマーいちねんせいがゆくと人生ソークオフ、a-gameつれづれ日記でヤケに宣伝していたので、a-gameで取り扱いがあるという事なので煽られて入手したという記事を上げたが、実は前回のゲーム会でゲーム到着と同時に開梱~プレイまでしてしまおうという野望があったが、残念ながら宅急便屋さんの配達タイミングが遅くなりゲーム会後に手にすることになった。
詳しいコンポーネンツやシステムは前記事や先に挙げた3ブログでも書かれているので参考にしてください。
今回は等々プレイにこぎ着けた。時間の都合上2シナリオをプレイしただけであるので、単独の記事にするには戦車の出てくるシナリオをプレイした時に改めて触れたいと思う。
さて、今回はConflict of Heroes(以下COH)のシステムに慣れるべくルールを繰りつつプレイすることにした。スコードリーダーと同じくルールスタディ方式というステップアップ学習方式を採用しているので、ルールを全部読まないとプレイできないという事はない。ルールを全て読むとシナリオ5以上をプレイできるようになるが、和文で12ページ程度であるのでいきなり全部読み抜いて好きなシナリオをプレイすると言う方法でも良いだろう。スコードリーダーでは対人戦ではパウルス君だが、このゲームではそうにはならないかもだ。
このゲームはユニットが行動させるためにはAPを消費して活性化させる方法と、CAPなるコマンドアクションポイントを使用して行動させる方法と、APやCAPの消費不要の機会行動やカードプレイにて行動などと、ユニットを行動させるリソースが多岐にわたっているために何がどのように影響するのか、使い方のコツなど良くわかっていないので、今回はいきなり読み込んでからプレイすることにせず、ルール通りにシナリオ1からプレイすることにした。
筆者はソ連軍で、機関銃に支援されたパルチザン(といっても普通の歩兵)を独軍が攻撃するというシチュエーション。シナリオ1ではカードは使用せず車両は出てこない。APとCAPの使い方に慣れるシナリオだ。
ソ連軍が支配する三叉路付近が勝利を争う地点となっており、そこを確保すれば毎ターン勝利得点が得られるという仕組みだ。
ソ連軍は移動にポイントを消費して攻撃しづらい独軍の懐に潜り込ませるべく前進して優位なロケーションを確保。
三叉路付近に置いたマキシム機関銃の制圧力の前に独軍が頭を押さえられたまま推移するかと思われたら、増援でソ連軍の背後に躍り出る独軍の前に増援のソ連軍が次々と撃破され、前進防御していた部隊もあっけなく狩られてしまって前に後ろに敵を抱えて三叉路に独軍の侵入を許すこととなり、兵力差の前に敗北は必死と思われた。
ところが、マキシムの喰らったヒットは「バーサーク(凶暴化)」という能力がUPする上に消費ポイントが節約できるというチットで、まさしくバーサークと化したマキシムは小林源文の劇画に出てくる「Gevovovovovovvo」という唸り声を上げながら突進してきた独軍を血祭りに上げ、勝利目標を奪回することに成功して勝利の凱歌を上げることに成功した。
Conflict of Heroes(シナリオ2待ち伏せ!)
シナリオ1をプレイしてみて概ねシステムがどう動いているか理解できたつもりだが、未だカードプレイについては不明だ。しかも他の戦術級でありがちなスタックしたりグループを組んだりしたファイヤーグループの件や隠蔽についても不明である。
シナリオ2ではグループ移動とグループ射撃、隠蔽、カードプレイを学ぶことになる。
カードは3種類あり、グリーンカード、イエローカード、グレーカード等というものに分かれている。カードの種別によってイベントであったり、ホールドするカードであったりするわけだが、ホールドするカードは自分のアクション時やリアクション時にユニットを行動させたり、能力をアップすることができる。
このシナリオでも筆者はソ連軍を担当することになった。このシナリオは移動している独軍を待ち伏せしているソ連軍と言う構図で、ソ連軍は隠匿して配置されている部隊がある。部分的に隠匿配置を指示されているので、マップの地形分布と盤上にある他の部隊の配置から何となくここにいるだろうと予測できてしまうが、ともかく勝利条件はソ連軍の守る建物からソ連軍を駆逐して占拠するというもので、如何に隠蔽ユニットなどで独軍の損耗を果たせるかというところである。
展開は平原(開豁地)に十字砲火できるように配置していたが、囮的に見えるところに配置しているソ連軍歩兵に突進する独軍。
頭の中の構想では。。。
囮につられた独軍が伏せているソ連軍歩兵やマキシムの射撃によって横撃され次々と屍を重ねて行く。
か
独軍は豊富なAP、CAPを背景に側面など気にするな的な強い意志で平原を突っ切り、勝利条件ヘックスへ殺到するも伏せているソ連軍歩兵やマキシムの射撃によって阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられた。
の、はずだった。
しかし、囮に釣られたまでは良かったが、囮役と思われた歩兵はあっけなく独軍のグループ射撃に倒れ、伏せていた横撃部隊は射撃の効果無し、前のシナリオでは前に出るのも躊躇したマキシムの射撃もスカが連続し、あれよあれよと各個撃破されとるではないか!
独軍はCAPをダイス修正に使用したり、ソ連軍の損害判定地チットで1ヒットだけで除去されてしまうKILLED(壊滅)がピンポイントで出てしまったり終始圧倒される展開だった。
本シナリオではカードプレイが追加されているが、ゲームの展開には直接効果のあるプレイはできなかった。ソ連軍が数度にわたり回復判定の失敗やアクションポイントの追加などで1を出してしまったので結局何もできなかったりと、うまくプレイに活用できなかったが、ある程度決まればもう少し面白い展開にできたかもしれない。
阿鼻叫喚の地獄はこっちだった。待ち伏せしたのではなくて待ち伏せされたかのようなやられ方をしてしまった。
2シナリオ目を終えて、お互いに面白いなあと確認できた。流動的に展開するというのも緊迫感があるし、アクション側リアクション側3系統の活動システムが絡み合いシンプルで奥が深い。
今回はカードプレイまで使いこなせるぐらいになったので次回は戦車が出てくるところまでプレイすることにした。
しかし箱がデカくて重いのが唯一の欠点か。
一つ気がついたのは箱に入っている妙な形の紙のスペーサーは実はユニット入れだったって事。何気なく1インチのユニットをいれたら収まりが良かったので驚いた。しかし1インチはでかいなあ。
張鼓峰1938(CMJ82)
コマンド最新号の試しプレイを実施、サイコロで筆者が日本軍を担当することとなったが、行動できるラウンドの数をサイコロで決め、各ラウンドでどのモラルレベルのユニットが移動で
きるかの判定はチットで決めるので、自分の意図しない状況となる可能性がある。
果たして筆者の場合もラウンド数と動けるモラルレベルのタイミングが合わずに、終始ソ連軍にイニシアチブを握られたまま猛攻を受け続け、気がつけば張鼓峰から叩き出され、佐藤幸徳大佐率いる歩兵第75聯隊の2個大隊が壊滅するというノモンハン真っ青の展開に驚愕。
本ゲームはお開きになる時間がやってきてしまったので途中でプレイを切り上げたが、 日本軍は強かった。と言わしめたかったが、残念ながらソ連軍は数が多く強かったとなってしまった。このまま続けていれば歴史が変わってしまったのではないだろうか。
張鼓峰事件を扱ったゲームは数少ないというかあるかどうかも定かでないが、足枷ある戦いしかも戦闘正面が狭いのは興味深い。今回は無様な戦いであったが、次のプレイではもう少しまともにプレイしたいと感じた。
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