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2月の戦い(2010年)その2

 筆者が主催しているというか参加させられているというか要は何だかんだ言ってホームグラウンドと言えるのが仮称「山科会」です。

 他のゲームサークルと違い個人宅で開催されるので、来るもの拒まず的な既存のサークルとは違い逆に人を選って開催しているので閉鎖的。

 とは言えそんな京の一見さんお断り的なやり方ではジリ貧に陥って本当は駄目なんですが、個人宅で開催している以上大々的に討って出られないという何ともな状況。

 過去に大きな会場で開催という野望もあったのですが、まったく人員が集まらず結局は現状に甘んじるしかないと言う状況が続いています。

 そんな「山科会」は大抵筆者とK氏の2人が細々と行うことが多いので「山科会」と名乗るのはおこがましいのですが、最近はtakobaさんなども来てくれることがありそう言う時は一気に会らしくなり昔日を思い起こさせるような。

 今回はワニミさんが参加してくださる事になり、以前よりGCACWやOCSなどのゲームをしようよという話になっていたのでプレイしする事になった。

 筆者と比べるとワニミさんはキッチリと記録をつけてゲームする人なので、その手のフォーマットを準備するあたり大いに唸らされたり。

 ともかく以下のゲームをプレイした。

  • Here Come the Rebels! Scenario 1:South Mountain
  • Here Come the Rebels! Scenario 3:McClellan's Opportunity
  • Stonewall Jackson's Way Scenario 1:Ceder Mountain

 大きな流れについてはワニミさんのブログにも書かれているので、今回は筆者の放った判断を軸にお話ししていこうかと考える。

 GCACWといえば過去に数度プレイして感銘を受けたというのもあるが、なんと言ってもたかさわさんによる和訳をはじめとする優良なコンテンツ類に圧倒される。プレイ録にいたっては豊富で検索するとまずあたることも多い。プレイする上での環境がかなり整っているシリーズでもある。

 残念ながら関西方面では細々とプレイはされているものの、どこのサークルでも見かける光景ではない。

 と言うわけで大昔にとある人と関西でもゲームテーマありきのイベントがあってもいいよねと言う話をしたことがあり、実はこういうゲームを念頭に置いた話でした。

 果たしてゲームテーマありきのイベントはtakoba氏の手によって「関ヶ原会」というものに結実するわけですが、話を戻してGCACWはさすがにプレーヤーが少なくどうなんだろうと言うことで、このシリーズがもう少し浸透するのには時間がかかるやもしれません。

Here Come the Rebels! (Scenario 1:South Mountain)

 筆者、とりあえずGCACWは久しぶりと言うことで肩慣らしに件のシナリオをプレイ。本ゲームは最後に入手したGCACWと言うことでまだ未プレイだったのですが、このシナリオは導入にはもってこいとのことで筆者北軍でプレイしました。

 状況は集結のために山地に抵抗線を張る南軍に対し、北軍が突破を試みるというわかりやすい構図です。

 GCACWは指揮官に率いられた部隊あるいは部隊単位で活性化し、両軍ランダムに行動するというパターンのゲームです。行動した部隊は疲労してゆくので疲労回復の管理を頭に置いておかなければなりませんが、疲れ切ってからが本番という説もありその辺の決断は面白い所であります。

 また移動にあたってはダイスで移動力を決めるので、手番を奪取してさあ移動して回り込むぞと意気込んでも最低の移動力だったりするので、状況は刻々と変化しその対応に判断を求められ時には最悪な決定だったり、神の業かとも思える神技が演出できたりします。

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とりあえず山裾の陣取る部隊を排除することからはじめました。北軍の配置状況から前に配置しているリノの第9軍団を先鋒で突っ込ませ、その進捗によってフッカーの第1軍団を超越させるか迂回させるか決めるという構想を描いた。

 しかしイニシアチブダイスは序盤立て続けに北軍が獲得することとなり、リノの軍団のみが機先を制して突進することに決した。

 戦いはリノ側の優位に推移し、VPヘックスを奪いサウスマウンテンの峠に取り付いた。

 後は南軍がイニシアチブをとって山道に待ち構えるリノの軍団に攻撃をかけようとも攻撃によって消耗を期待してくれるのを期待した。消耗後は我が第1軍団をとも妄想していたが、本シナリオは1ターンシナリオ。欲を出しても出来ない事が多い。

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 反撃してくるはずの南軍は行動力のダイスが奮わず展開に大胆さがなかった。と言うよりは行動の幅が制限されてしまったようだ。我が方は側面からの機動を許さないように道を塞ぐことのみ。

 まるで北軍が思い描いたように中央から強行突破を図るロングストリート率いる南軍。ところが突撃は連携がとれず1個師団独力での攻撃となってしまい。決定打を与えられることなくシナリオが終了した。

 久しぶりのGCACW、しかもたかさわさんなどが勧めておられる導入シナリオと言うことで、途中ルールを確認したり攻撃の手法をワニミ観戦武官に問いただしたり、小さなシナリオとは言え色々な要素が詰まったシナリオでした。

Here Come the Rebels! (Scenario 3:McClellan's Opportunity)

 続けて同ゲームの違うシナリオをプレイ。

 今度は前のシナリオより扱う兵力やターン数が長くなります。サウスマウンテンとアンティータム会戦の間を扱うシナリオで、南軍リーが兵力を集結しきっていない状況で北軍のチャンスが生まれた(れている)と言うシチュエーションを扱っています。

 本シナリオでは南軍のリーやジャクソン、スチュワートなどと言う有名キャラがいて、更にはシャープスバーグを求めて進む、その意図を挫く等と有名な会戦ではなくとも楽しめる内容。

 今回も筆者が連邦で、K氏が連邦を離脱せしもの。これは我々のプレイでは陣営決めを簡潔に行うために最初から取り決めているのが多くあって、南北戦争では筆者が北軍、ナポレオン戦争では仏軍の敵、武田上杉の戦いでは筆者が越後、独ソ戦では筆者がソ連等という風にあらかじめ決めてしまっているものもある。

 最も絶対というものではなくて、例外はつきもの。しかしGCACWに限っては筆者が連邦を離脱することはなかった。

 ゲームの展開に戻ると。

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 サウスマウンテンとはうって変わり、北軍は第1、第9軍団の他に第2、第5、第12軍団も加わり更にはマクレランが軍司令官として存在し、軍団を糾合した攻撃の総突撃をする事ができます。軍団の突撃と同じく突撃するためにチェックを重ねなくてはなりませんが、南軍のように小兵力でも指揮能力に優越しているため同兵力で痛打を与えにくい場合に大兵力にて押し潰したりするためには必須です。

 筆者の考えはリーの本隊を牽制しつつ各個撃破を避け、シャープスバーグを目指すというものです。リーの本隊が我が軍の前で右往左往しようものなら好機と見て、捕捉撃滅をも考えていました。

 序盤の配置を見ても北軍は渋滞必須で各個撃滅されない程度に展開を図ることとしました。

 しかし小賢しいのは南軍の動きでした。南軍騎兵の機動的優越性と、優秀さは偵察にしか使えないと思われていた騎兵が有力な襲撃兵力として活用され、北軍の騎兵を次々と屠ってゆく。

 そう言えばこの光景は過去のSIV(Stonewall in the valley)でも繰り返された風景でした。それに対しては何ら対策をうてない北軍。得点を稼いでキャッキャ喜ぶ南軍。

 仕掛けてきた南軍に対し移動することぐらいしかできなかった北軍ですが騎兵の騎行を含めて大きな誤算はありませんでした。

 次のターンではサウスマウンテンの線から溢れ出す北軍の兵力に恐れをなす南軍はまずは側面の脅威がない線まで下がります。これはこのままずーっと同じ場所に陣取っていてもいずれ側面から脅威を受け、いずれ抜き差しならない戦いになってしまうことを避けるものと考えられる。

  北軍はアンティータム河のラインまで一列となって押し進め、機動により南軍を牽制し圧倒する。途中分遣する南軍を蹴散らしたりして徐々に圧力をかける。

 南軍は南で滞留していたジャクソンをリーの本隊と合流しようと考えますが、そこを運良く北軍第9軍団が遮断成功してしまいます。この地、筆者の座る位置から離れていたので止められるとは思いませんでしたが、観戦武官の示唆により救われました。

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 南軍の分断に成功したので、後は如何にリーを疲弊させるかと言うことに意を削ります。華麗なる南軍の機動を成功させないには突出すれば自らも各個撃破されるという微妙な位置関係が必要で、徐々に包囲環を縮めることにします。

 部分的にリーが接しようとも、疲弊が重なる南軍には数度の会戦を続ける余裕がないことはお互いに明白だったので、2方向からの接敵には為す術がありません。重畳的に軍団が迫ってきているのでこれをかわしても次はこれがと言う風です。

 南軍は積極的に進軍する第2軍団、第12軍団の接触に危機を覚え、すんでの所でかわし、更に第2軍団の前進にもひらりとかわし、南軍の指揮能力の面目躍如といった所です。

 しかし段々と後背地が無くなってしまいました。数度の退避で兵力の消耗は防げましたが、次第に追い詰められることとなります。

 南軍は打開策として南のジャクソンなどによる突破を考えたようです。ジャクソンを主とする南軍の攻撃は攻撃を開始しますが、地形に阻まれ突破とはなりませんでした。

 その間にも北の北軍はリーを包囲するべく歩を進めます。切り離されたこの瞬間がまさしく「マクレランの好機」です。

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 第5軍団と第12軍団がリーを捕捉し、ついで他の軍団を。。。と思っている時に逆に南軍の逆襲が始まりました。リーの総突撃は成功し各個撃破がなるかと思われました。しかし突撃した相手が悪かった。兵力が厚かったので第5軍団は後退こそ強いられましたが、後続の第2軍団が交代し更にマクレランの総突撃が奏功!2軍団により攻撃は兵力差もさることながら砲兵などの支援もよろしくリーは敗走せざるを得ませんでした。

 シャープスバーグ前面で戦われたこの戦いは南軍主力の撃破とともにシャープスバーグの占領も得られました。

 それまでに南軍騎兵によって得られたVPをも凌駕する内容ですが、シャープスバーグに入城できたのは僥倖でした。南軍を撃破してシャープスバーグで最終防衛戦かな程度に考えていたので、シャープスバーグまで捨て無くてはならぬほど打撃を与えたのには驚きました。

 とりあえず、南軍を兵力で圧倒したとは言え作戦的にイニシアチブをとり続けたというのは満足でした。

Stonewall Jackson's Way Scenario 1:Ceder Mountain)

 最後に「あれ?ワニミさん今日はプレイしていないじゃん?」という事に気がつき、今日はプレイサポートに徹するつもりだったワニミさんに相手していただきました。今までワニミさんの役には煙草ピットインが必要なK氏を充てました。

 さて、今回はゲームが違います。人気のあるSJW(Stonewall Jackson's Way)のシダ山シナリオです。なんと今回はワニミさんが来られたことを記念して、銀河の歴史始まって以来の南軍を担当します。

 実は南軍の動かし方よくわかりません。

不安です。

 ゲームは盤端からカルペパーの町を目指すというもので、少数精鋭な南軍が北軍の海を渡り着るみたいな印象です。

 北軍の兵力は今まで担当した北軍と南軍との比とは大きくかけ離れたように思えます。

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不安です。

 ジャクソンの機動!

 行軍のダイスは不安を煽るかのように弾けません。

 北軍の騎兵がまとわりつき行く手を阻みますがこれを蹴散らし前進。

 ヒルやユーウェルの部隊とともに直上します。

 頭の中ではこのまま中央を突破してカルペパーに行くことを構想してましたが、残念ながらあまり切れ味のよろしくない南軍だったようで攻勢は頓挫。

 どないすんねん!

 と思っていたら前面にはハイタワーの北軍が。ポープの軍団達だ。

もはやカルペパーの道は閉ざされたと感じた筆者はかの地の占領による得点を諦め、部隊撃破の得点を目指すことに決した。

 が、お前消極的やねんという相変わらずな天の声が。K氏だ。

彼曰く断固としてカルペパーを目指すべきと。

届く、届かない、事前爾後是非の熱い論戦がかわされたが、戦列の急所を突くという点では面白いと感じたので渋々採用。

 左旋回を中止し、右に大きく旋回を開始した。敵の急所を嗅ぎつけることに成功したのも端で見ているためだが大したものだ。

 果たして攻撃は成功し、ジャクソンは北軍の背後に回り込みカルペパーを目指す。

 このまま順当に進めればカルペパーへの道は開ける!と思われたが、残念ながら行軍がパタッと止まり、手負いの部隊の攻撃も奮わずそのまま南軍の勝利が見えなくなったのでお開きとなりました。

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 序盤のゲームのように行動値のダイスが弾ければ蝶のように舞い蜂のように刺すことも可能だったかもしれませんが残念ながら駄目でした。

 ワニミ氏はK氏の着眼点を激賞していたのでK氏は満足だったようです。俺の方がうまく南軍を操縦できるぜ。

-プレイ後-

 今回一日中GCACWをプレイして改めて面白いゲーム群だなあと思い知らされた。今回南軍を担当させていただいたけど、性格的には北軍なので南軍には大胆放胆なプレーヤーの方がゲームには盛り上がるかもしれない。

 南北戦争をマイナーなゲームジャンルと言わず幕末との同時代と捉え、プレイしてみるのも一興です。なんてったって隣国の戦争ですからね。

 近々続編のBAC(Battle Above The Clouds)が発売される(されている)のでBCACWのプレイが広まるといいですね。 また冒頭にも書きましたがプレイ進めるためのコンテンツが多いのは利点でもあります。

 残念なのは日本語で読める日本語の参照資料が少ないことですか。学研M文庫にシモンズのいい本や、文春新書の戦争指揮官リンカーンなどをおすすめしたかったのですが、どれも入手しずらいようです。

※最近カメラの調子が悪くってえらく露出オーバー気味でプレイ記を書くのに時間がかかりました。本ブログの更新を楽しみにされている方がおられましたら誠にすいません。

 また検索エンジンで来られた方におかれましては本ブログは隔週程度の更新ですのでRSSあるいはa home of game ape あるいはマスタアタックの更新などを頼りに来てくださいまし。

 

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コメント

"わ"さん
どーもです。
その節はありがとうございました。
隙あらばGCACWというスタンスでやり続けましょう。こちらこそよろしくお願いいたします。

どうもども、です。

その折には大変お世話になりました。
本当に楽しゅうございました。

GCACWの続き、やりましょうね。
どうぞ宜しくお願いします。

"わ"でした。

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