5月の戦い(2010年)その6
おいしいモツ鍋を食するとマッタリとした時間が流れた。
筆者としては零戦でエアフォースをプレイすると言うのは衝撃的な体験だった。
最後の方になってようやく分かってきたような気がして非常に楽しかった。
さて次はと言うとやおらK氏が口を開いた。もはや時間も残されていないので海もの空ものと来たら最後は陸でしょうと。
果たしてタイムリミットを見てみようもはや夜の9時を過ぎようとしている。筆者の希望で12時ぐらいには家に着きたいとの希望で11時ぐらいまでプレイする事になった。
ルールのインストが必要なくそこそこの時間で出来るゲーム。
と、なると3人で出来る作戦級と言えばこれしかなかった。
マーケットガーデン作戦(CMJ)
そう言えばtako**氏との対戦では一番多く出てくるアイテムかもしれない。陣営はダイスで決める事になった。
何と筆者が独軍、K氏が英軍、tako**氏が米軍という事になった。
定石に従ってフランス領内にいる独軍を全力で国境線の向こうへ逃がす。逃がしたと言っても受け身の戦い。さらには向こうは兵力が全て盤外からの増援で登場するとは言え気合い充分の輩。
見るまでもなく戦線はボロボロにされ、あっと言う間に「きれいな」戦線はあっと言う間に消え去った。
運が良かったとすれば幾ばくかの米軍師団を道連れにしたことだろう。
むろん筆者も第1次大戦ばりのビターっとした戦線を引くつもりは毛頭無く、要は相手に回り込まなければいいだけで配置したら気がついたら北と南がコンニチハと言う風になっただけだ。
今日の筆者は違った。
なんと言っても先ほどの食事並びにアルコールのおかげで気分が良くそして大きい。
配置のミスなどモウマンタイ(無問題)。隙あらば逆襲に討って出るという超積極的に反撃。
「なんや~いつもと違うやんけ」
あまりの激しいアグレッシブな行動に驚きを隠せないK氏。
しかし酒の力を借りて大きな気になっているので緻密な計算など出来ない。
装甲師団みたいな重要な部隊も戦略移動を間違えて前に出しすぎて包囲されてしまうというあってはならぬ大ミスも頻出。
英軍の前にはアントワープが見えてきた。
アントワープとその周辺地区は連合軍が勝利を得るためには必須の箇所。ここを陥れることで米英軍に課せられていた補給制限が解除される。
もちろんそれに猛烈な抵抗をするって言うのも手だが、実の所あまり固執すると後の後を考えると得策ではない。
と、かっこうよく考えていても既に戦線と呼べるものは無く、ペンペン草も生えないぐらい刈り取られた後であったのでもはやこれまでと思われた。
しかもそれに合わせてと言うか、彼らはやって来た。
上陸作戦でなくて降下作戦だ。
降下ポイントは大河川を渡りきるように大胆に配置されている。なんと言ってもそれを妨害するドイツ軍がいないからこそ出来る芸当だ。
連合軍ダブルムーブによってただでさえ包囲下に陥りかけだった北部の集団があたかもクールラント軍集団のように追い詰められそうであった。というかほとんどが撃滅されてしまった。
このまま行ったらドイツ国内の都市まで陥れられて、「ハ・イ☆ボ・ク」がちらついてきた。真ん中に☆印を入れただけでなんだかポップな感じ。ああそんなことを考えて現実逃避したくなるほどの絶妙のタイミング。
幸い連合軍首脳の調整が今一悪かったのか、英軍がこの絶好の機会に乗ずるほどモンティ並みの大博打は打ってこなかった。「あ~今やったっけ?」「今ですよ~敵を欺すのにはまず味方から。」連合軍はあまりの僥倖にクリスマスまでに戦争を終わらせる事を確信した。
しかし何が幸いするか分かったものではない。
英軍の進出地点が奥深くなり、米軍がジークフリートラインで押し合いへし合いするようになると、ドイツ軍の増援が可及的速やかに戦線へ追求しやすくなる。さらに運が良かったのは増援が装甲師団が固まってきたので、強力な反撃が画策出来る事が判明した。
さらには最後のターンに英軍は機甲師団群が突出し、米軍も北翼を開放している。この好機を逃す手はない。
ドイツ軍は米英軍の間隙を突いて両軍に反撃をかけ、英機甲師団、米歩兵師団計4個を撃破し溜飲を下げることに成功した。
反撃する筆者の頭の中にはパンツァーリートが鳴り響いていたのは言うまでもない。
最後に大オチが。
「あ、もう1ターンあると思ったらこのターンで終わりか。V1基地占領でけへんやん。」
えーーー!!崩れるtakobaさん。
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