プレイしたことのないゲーム
市川さんのブログで遊んだことのないゲームをカミングアウトするという記事がありました。これってそういえば前回の呑み会で話されたことの1つでもありました。
僕はこの時積極的にあれした事がないこれした事がないという話はしなかったのですが、再度この記事を読んでむくむくとコラボレートしようと思い立ちました。ブログのいい所はよその記事から発展できる(パクる)って言う所だと思うので積極的に拝借しましょう。
思い起こせば筆者ウォーゲーム歴は長いような。と言ってもこの界隈では若い方に属するらしく、大人になった頃には既にバブルが弾けていました。中核世代が大学生から社会人へあるいは社会人でも家庭を持つ時期と重なったせいでこの界隈の活気が一気に減速したと聞いていますが、筆者は影響受ける事もなくまた対戦相手も豊富だったので熱意が冷める事はありませんでした。
長いと行ってもそれはプレイする幅には関係が無く、あるいは趣味趣向であえて避けていたり、さらには情報不足でたどり着けなかったりとするゲームがあるわけでそれが歴戦のプレーヤには意外なゲームだったりします。
まずは市川さんと同じく「UP FRONT(AH/HJ)」。持っていた友達がいたのですが、当時はカード主体のゲームで戦術級というのが想像できなくてある意味避けていたのかもしれません。またカードゲームのライトさ加減(これは勘違いなんですが)胡散臭さが拍車をかけました。面白いという話は当時加入していたニフティサーブのウォーゲーム板でそういう話題が出ていたと思います。そうなんだー面白いんだーと思って興味が湧いた頃には時既に遅し。流通在庫など存在するわけもなく、さらにはオークションではとてつもない金額からスタートしていたり。と言うわけでプレイした事がない状態が続いている次第です。
戦術級がらみで言えば「パンツァーブリッツ/パンツァーリーダー(AH)」は筆者がこのホビーを始めた時には既に「スコードリーダー(AH)」の天下と言って良い状況でした。また、他にも「アソールト(GDW/HJ)」「装甲擲弾兵(EP)」「タンクリーダー(WE/HJ)」「タンクコンバットシリーズ(TU)」など後発の選択肢は潤沢にありました。その時既に「ASL(AH/MMP)」の足音が聞こえてきている時期でもありました。
「ASL(AH/MMP)」はもはや戦術級ゲームの1ジャンルというよりはウォーゲームの1ジャンルと言うぐらいの大きなタイトルになっているのではないかと思います。よくASLをプレイしないゲーマーと話す時になぜプレイしないかの理由としてエネルギーを注ぎ込むにはビックタイトル過ぎるとか、一生をかけなければならないからとか、色々ありますが他にも興味あるのが目白押しでリソースが注げないのと分隊戦術級は細かすぎてちょっと食指が動かないっていうのもあります。
しかしそうとは言え最近は身近な所でASLをプレイされる方が出てきたり、「ASLスターターキット(MMP)」なる簡易ルール版も出てきたりして状況が変わりつつあると言えるかもしれません。
作戦級では沢山ありすぎて思い出すのも大変だけど古いのならダニガンの「フランス1940(AH)」はプレイした事はありませんし、GDWの「エウロパシリーズ(GDW)」も怪しいです。プレイしたくてもプレイできていないのがボリースの出す「バルバロッサシリーズ(GMT)」です。よく考えたらボリースの作戦級って「カッセリーヌ(3W/HJ)」ぐらいでほとんどプレイしていないんではないだろうか。
またカセリーヌのHJライセンスもので思い出したのが「ビターエンド(HJ)」。こちらも持っていないから記憶無し。手に入れられなかった「ホワイト・デス(GDW)」などもあげられるでしょう。「パンツァー・グルッペ・グデーリアン(SPI/AH)」はプレイした事あるかもしれませんが記憶がほぼ無いです。「大西洋の壁(SPI/HJ)」と「史上最大の作戦(SPI)」などのSPIやAHの出していたモンスターゲーム類も当然未プレイです。
戦略級ではアドバンスドがつくの「アドバンスト・サードライヒ(AH)」。こちらは「サードライヒ(AH)」があんまり好きでなかったので所持はしていましたが手放しました。「ライジング・サン(AH)」「太平洋艦隊(HJ/SSG)」も未プレイです。どうも戦略級は元々ちょっと冷めた目で見ているせいかあんまりストライクゾーンが狭いのか、ゲーム的すぎたり妙な作戦や手を聞いてしまうとどうも興味が薄れてしまいます。人によってはそこからが面白というのもあるでしょうけど。「太平洋艦隊(HJ/SSG)」は後発のカードドリブン「エンパイヤー・オブ・ザ・サン(GMT)」が面白そうなのとこれももりつち氏などが精力的にプレイしていると言うこともあってこちらの方に興味が寄りがちです。
「ハンニバル(AH)」「フォー・ザ・ピープル(AH/GMT)」「パス・オブ・グローリー(GMT)」なども未プレイですね。戦争のエピソードなどを利用するシステムはどうかと思いましたが、そこからの興味やエピソードの積み重ねが面白く感じられるようになり、最近のカードドリブン熱によって何れかはチャレンジしようかとは思っています。
歴史物では「バタイユシリーズ(COA)」や「ウェリントンズビクトリーシリーズ(SPI)」、「GBOHシリーズ(GMT)」などの精密に会戦を扱うゲーム類も未プレイですし、「インペリウム・ロマニウム2(WE)」や「関ヶ原(EP)」てのも手つかずです。この中にはプレイしようかと思いつつも挫折したり、プレイヤーが揃わなかったり、そもそも入手難というのもあります。
会戦を扱うものや戦役・戦争をカードドリブンでプレイするものが最近の興味ですが、多分に趣味性が高いのでプレイをするためにはプレーヤーを求めなければならないのが最も困難といえるかもしれないです。大都市圏では可能でも中途半端な都市や地方では困難なジャンルやもしれません。
マルチで言えば「ディプロマシー(HJ)」。これは持っている人間がいなかったのと、マルチと言えば「戦国大名(EP/SSG)」「三国志(HJ)」的な所があったので完全に忘れ去られていました。
その線で言えば「ブリタニカ(AH)」「バラ戦争(AH)」「マキャベリ(AH)」「シビライゼ-ション(AH)」「共和制ローマ(AH)」などは歴史的背景が余りよく分からなかったので踏み込まれられなかったジャンルと言えるかもしれません。「シビライゼ-ション(AH)」は興味のある向きも多かったのですが、戦いがメインでないマルチと言われてモチベーションが下がったのかもしれません。
多人数ゲームの反対でソロプレイゲームはどうかというと実はここがボッカリと空いた穴と言えるでしょう。ソロプレイ専用ゲームってプレイした事がありません。全く興味が湧かなかったというのもあります。対面でプレイする方が面白いだろうというというのと、対戦相手にさほど困らなかったからと言うのもあります。そう言うわけで「パットンズ・ベスト(AH)」「キャリヤー(VG)」「アンブッシュ(VG)」「トウキョー・エキスプレス(VG)」「B17(AH)」「RAF(WE)」あたりが未体験ゾーンです。
ところが最近1人用ゲームを2人以上で遊ぶ方法を教わってちょっと興味が湧きつつあります。最近はソロプレーゲームが多く出版されているという事もあってちょっと心が動きかけています。
SF/アニメ系って言うのも結構な穴といえるかもしれないです。筆者自身がこれらのジャンルにあまり熱心なフォロワーではないのでガンダム、マクロスをはじめとするツクダゲーム「ガンダム戦史(TU)」「ニュータイプ(TU)」「ドッグファイト(TU)」等、トラベラーの世界からのSF「第5次辺境戦争(GDW/HJ)」などは未プレイゾーンです。
もっとも大きな穴と言えばRPGやファミリーゲームの類でしょう。市川さんの時やコマンド編集部とのお話でも時々ウォーシミュレーション以外のゲームの話が出てくることがあり、筆者にはまるでちんぷんかんぷんでサッパリです。多少の心得ぐらいは必要なのかもしれませんがバックボーンに史実やウォーがないとつらいものがあります。この辺は全くと言って未プレイです。
あげていったらキリがないので、これぐらいにしますがここに挙がっていないからと言ってプレイしたかと言われれば怪しいゲームもあります。「ロシアンキャンペーン2(JD/CMJ)」とか「ウォーアットシー(AH)」はさほどプレイ回数が多いわけでもありませんし、「壬申の乱(AD/GJ)」や「ナポレオンアットベイ(OSG)」みたいにさわりで終わったというのもあります。ソロプレーだけって言うのもこれに当てはまるでしょう。
そういうグレーの領域を抜いてしまうとプレイした事無いゲームはもっともっと増えるのですが、あまりこれをもってあれこれプレイしたいとか沢山あげると、次戦以降のプレイ選択に拘束され自分の首を絞める事にもなりかねないのでこの辺で撤収です。
あ、ちなみにプレイしたいなあと思っているものはここにあげていなかったりします。またあるジャンルやグループは意図的に抜いているものがあります。
ざくっと見ただけで僕のゲーム経歴って言うヤツも穴だらけです。古いやつは仕方ないとしても、まあ偏っていると言えるかもしれないです。古豪のプレーヤーから見れば何だと言われるかもしれませんが、書き出してみると思ってみたより多いなあと自分でも驚いたり。意外とプレイ歴の棚下ろして重要なのかも。
それでも最近は数年前に比べてプレイしなかったジャンルのゲームもプレイできるようになりました。これは最近付き合いのあるソロモングループなどの面々のおかげでしょうか。特にtakobaさんとプレイすると海空と妙なシステムのゲームが埋まっていきそうな勢いです。また多くのジャンルのゲームでほとんど断る事のないK氏のおかげでしょう。
穴の存在は漠然としていてこうして書き出さないと気がつかないと言うこともあります。あまり意図的に空いている穴を埋める気はないのですが、人付き合いであったりブログに影響されたりなど今まで自分が関心無かったり、食わず嫌いな項目がある日突然興味が湧いているというのは往々にして発生しているようです。さらに筆者の移り気な性格が実は穴が埋める要因だったり穴を閉じきらない原因のようです。
こうやってある時点で自分に向き合って見るって言うのも良いですね。
« 8月の戦い(2010年) | トップページ | 8月の戦いその2(2010年) »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
takobaさま
どーもです。人の守備範囲にあえて飛び込むのも新しい発見があるのでtakobaさんには感謝しきりです。また上記のゲームアレンジしてくださいね。
投稿: ぐちーず | 2010/08/26 23:03
市川さん
どーもです。
そうなんですよね~結構カブっていたので書く動機になりました。ありがとうございます。
時々こういう記事も面白いですね。10年周期ぐらいでやろうかな。
投稿: ぐちーず | 2010/08/26 23:01
では、今度穴を埋めましょう。
UP FRONT、VGキャリアー、RAF、パットンズベストなど、妙なジャンルの妙なゲームをお持ちします。
投稿: takoba39714 | 2010/08/17 14:05
コラボ記事、ありがとうございまっす!
「Up Front」とか「GMTバルバロッサ」とか
「Civilization」とか結構カブってますね(o^-^o)
自分の偏りを再確認して、それをまた楽しむ、
と云うことも面白いんじゃないかと思うのですハイ。
投稿: 市川丈夫 | 2010/08/17 00:16