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9月の戦い(2010年)その4

 さらに時間が余った我々は次なるゲームに取りかかる。とは言えもはや時間は残り少なく小規模のゲームでも途中終了してしまう可能性がある。

 もちろんゲームの途中までとか1ターンのみプレイすると言う方法もあるが、さすがにそこまでは元気が無くサクッと終えられるものを模索した。

 そこで思い出したのがウォーゲームハンドブック2010。そう言えば付録ゲームとなっているノルマンディ上陸作戦(デスティネイション:ノルマンディ)はプレイした事はあれども、同じカウンターシートに入っている葉書ゲームは未プレイのままだった。

 よくよく考えればこれら葉書ゲーム、コマンド誌と海外ウォーゲーも雑誌アゲインスト・オッズ誌によく付録の付録として付いているがどれもプレイした事がなかった。

 一時、シュペー号のゲームをマップを拡大コピーしてプレイしやすくしたものを携えていたり、某方が来られた時に酒宴でプレイを画策したりと企画だけはありながら達成されていなかった。

 こういう時に一緒やってみるのも悪くないし、むしろこういう時にこそプレイされるゲームなのかもしれないと思い立った。

アラスの反撃(葉書)

 まずはアラスの反撃。1940年の西方戦役でドイツ軍の快進撃に危機感を抱いた英軍はドイツ軍の突破を防ぐために反撃を実施した。

 結果としては英軍の反撃部隊は撃破される事になったが、ドイツ軍の前進は一時停止を余儀なくされ、結果的にはその後のダイナモ作戦が成功する遠因となった。キーワードとしてマチルダ、ロンメル、88㎜だ。

 と言うわけで筆者はまたもや英仏連合軍だ。またもやとは今まで数度にわたって西方戦役のゲームはプレイしてきたが、なぜか筆者が連合軍にまわる事が多いからだ。

 以前のダイナモ作戦はトンでもなく負け込んでしまったが今回は果たして。

 一線ぽく守る英連邦軍、そこへ雪崩れ込む装甲師団中心のドイツ軍という構図。

 ターンは連合軍先攻でドイツ軍後攻の順番で移動、戦闘、回復のフェイズを実施するが、連合軍はその順番を選択する事ができる。

 移動はZOCに入ると停止、混乱している部隊はZOC無し、戦闘はオッズ式、随時組み合わせ解決式というドイツ戦車軍団にも通ずるシステム。

 ユニークなのはドイツ軍が後退したり除去されたりすると終了ターンが前倒しされるという。 また任意投入して戦闘力を付加する88ミリ砲のルールがアラスの戦いである事を意識付けてくれる。

 果たして展開はと言うと、マップ中央にアラスの町があり強引に突入するドイツ軍。しかしマップの幅が狭い、ユニットの裏を取れていないので押し合いとなり相手のユニットを後退させる事はできたが、そこで発生したZOCの隙間に雪崩れ込むことなく押し合いへし合いが続く。

 連合軍は突破されない事が重要とは言え、ただ単に平押しされているようでは何時かは突破されるので、自分のユニット喪失(するかもしれない)の危険を冒して積極的に反撃をする。

 序盤でも説明したが、ドイツ軍ユニットが後退なり壊滅すれば、その回数と状態に応じて終了ターンが前倒しされる。それを期待して反撃をする。

 戦闘解決表には後退の他に相互損害の項目もあり、例え1対1の高くない戦闘比率でも攻撃すればかなりの確率で相手に損耗を強いる事が出来る。

 一度ドイツ軍に損耗の目が出ればそれ以降の行動に躊躇が生まれてしまう。

 実際プレイでは数度の「効果無し」の後はこっちの意図を察知して、無理矢理突進する事はなくなり平押しで攻めてくるようになり、さらには「後退」の結果が数度出て、浸透して包囲する挙に出ようとするともはや攻者防者がひっくり返った。

 それでもジリジリと戦線は突破ヘックス端に近づくが、前倒しとなった終了ターンがチラチラ見える・・・それを繰り返す内についにはドイツ軍に除去されるものが出てあっと言う間に終了ターンが今いるターンを駆け抜けてゲームは終了した。

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ビスマルク号を撃沈せよ(葉書)

続けざまに葉書ゲームをプレイ。次はドイツの巨艦戦艦ビスマルクを巡るゲームだ。

同じテーマとしてCMJ19号「戦艦ビスマルクを撃沈せよ」という題名まで似た作品があり、ダミー使用など似通った事があるが、こちらは葉書ゲームサイズだ。

 ドイツ軍はビスマルクを率い北海から大西洋へ抜けフランスのブレスト港へ向かう。もちろん海を押し渡るだけではなくその間に大西洋上の輸送ラインを攻撃する任務も帯びている。

 もちろんただ遊弋しているタンカーや輸送船の類を攻撃できるような悠長なものではなく、世界の一位二位と言われる大艦隊を擁するロイヤルネイビーが待ち受ける。

 ロイヤルネービーの追跡を受けながらあるいは避けながら攻撃し、所定の成果を上げブレスト港へ帰らねばならない。

 プレイは筆者がロイヤルネイビー、K氏がドイツ海軍を受け持った。囲んでポンとかの盤上テクニックを必要とされるゲームに比べプロットやダミーがあるゲームでは結構いい戦いとなる事が多い。

 筆者は栄えある大英帝国海軍の提督としてビスマルクを追う。帝国の威信に賭けてもこの大戦艦を裏庭たる大西洋では好き勝手にはさせたくない。幸い海上交通網はあたかもリレートラックのように明示され、この地を通行する商船輸送船を狙ってやってくるのは明白であるので何となく場所を類推する事ができる。

 と言う事で考えるルートに網を張り巡らせ、彼らが引っかかる事を企む。個艦として優秀なビスマルクといえども多くの艦船に追尾されるようになると、ただの鬼ごっことなってしまう。

 筆者の探知!

 凄く暗い顔になるK氏。

 海戦はなぜかロイヤルネイビーが圧倒し、ビスマルクは手負いとなる。

 次のターン。ワラワラと集まるロイヤルネイビーの方々にビスマルクは追尾を逃れる事ができずグリーンランド沖で没した。

「早!」

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明らかに不満顔なK氏。

 明らかに拙い行動もあったのでもう一度やり直す事に。

 次の航路はおそらく同じようなコース。しかし英海軍の捜索隊はビスマルクを捉える事が出来す一気に捜査対象が広がる。

 そんなさなか、とある商船隊がビスマルクに襲われるとの報に接す。その位置に英海軍は愕然とする。ビスマルク発見ごとに動けるようになる艦船が増えるものの、あまりにも予想海域とは違うところでの襲撃に沸き立った。

 商船隊を葬り去ったビスマルクはまたもや姿を消す。もはやどこへ行ったか分からない。

 しかし次の情報にまたもやロイヤルネイビーの方々は驚愕する。

「ブレスト付近にてビスマルク発見!」

完全に裏をかかれるもののブレストに逃げ込むにはまだ早すぎた。反転するのは必須とは言え強力な戦艦には個艦であたるにはばらけすぎていた。

 ところがたまたま付近に空母がいて航空攻撃が大当たり。ビスマルク損傷。

「・・・・・・・」

 手負いとは言え強力な戦艦。窮鼠猫を噛むという言葉があるが窮獅子鼠を噛むとなりかねない。

 ビスマルクは得点狙いの英艦狩りを狙ってきた!

狙ってきたのは大西洋航路を護衛する艦隊に向け突進し攻撃を開始!

「ちょっと待って!空母の航空攻撃が先だった。」

K氏の勢いを削ぐかの割り込み。

航空攻撃は順当に当たり、なぜか海戦では両者スカ!

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 そうこうしているうちにビスマルクはマップ端へと追い込まれ、明らかに怪しい1ヘックスを残し英海軍艦隊移動カウンターに取り囲まれる。囲んでいる艦船の中にはビスマルクには叶わない戦艦も含まれるが、手負いとなったビスマルクはもはや巡洋戦艦並み。とはいえ2個ある内弱い方を選択すれば逃げ切れるかもと言う組み合わせもあり、K氏の選択に委ねられた。

 たかだか二者択一だが、費やされた時間は長い。Dead or Alive。

 残念がら彼の選択したヘックスはキングジョージ5世とラミリーズというコンビ。元々手負いになっていたビスマルクはこれらの巨艦に一矢を浴びせることなくグリーンランド沖に消えていった。

「あ~あ、なんでまた航空攻撃がよくあたんねん。」

「しゃあないやん。史実でも飛行機に脚をとられたから。」

 葉書だから狭いから機動の余地が無く駄目なのかなあと思ったら思ったより広かった。もちろんフルサイズのゲームには叶わないけど。

 今回葉書ゲーム2題をササッとプレイしてみた。気がついたのはやはりコンポーネントの小ささで、ちょっとした旅先での余暇にも使えるのではないだろうか。あるいはこそっとカバンに偲ばせておいたり。

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