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2010/12/18

インターネットにて

最近、実際の対戦プレイは低調と言えるかもしれないが、対人戦ができるだけでも幸せだと思うようになってきていて、対人戦の回数が少なくなったからと言って悲観していない。

 少し前ならプレイできない欲求不満を晴らす方法はそれこそソロプレイしかなく、ソロプレイができない場合はそれこそ悶々としなくてはならなかった。

 悶々とした心を慰めるのはやはり情報だろう。

 大昔、っていっても筆者の場合若い後発の世代に属するのでウォーゲームの歴史の中では後ろの時代の話で非常に恐縮だが今のようにネットの情報なぞ存在せず、月に一度あるか無いかの商業誌による情報しか情報源はなかった。

 バブルが弾けた。

商業誌が次々と無くなった。

情報を求めた。

パソコン通信にそう言うものを扱うコミュニティがあると知った。

アクセスした。

 その頃はモデムでダイヤル回線からアクセスしたりしていたので電話時間=料金だったのでアクセス時間は限られていた。さらにはアクセス中は電話が繋がらなくなるので、迷惑のかからない時間か短時間に限られていた。

 それでもテキストベースの情報は飢えていた僕の心を満たすのには充分すぎるほどだった。

 闇夜で明かりの灯った一軒家に辿り着いたような感じだ。

 時代は流れた。

 世の中インターネットになってしまった。インターネットになったと言っても大きく変わったのは個人のホームページがたくさんできたことだろう。

 その中にもチラホラとウォーゲーム関連のホームページって言うのが出てきた。今まではコミュニケーションの過程で培われた情報の集積が、そのページの主催者の好みにより情報を発信できるようになった。と同時に発信元が多くなったことにより受け手も選り好みで情報を受け取ることもできるようになった。

 時間は流れた。

 ホームページで自分も発信したいと言う層が増えてくるがホームページの作成は結構大変で定期的な更新は重荷にもなりかねなかった。

 かくいう筆者もこの頃ホームページの作成にチャレンジしたが、挫折した口。

 そんな時に出てきたのがブログ。筆者のブログもそういう黎明期に生まれたブログの1つ。ホームページに倍するほど色々なブログが出てきた。

 これからブログは淘汰の時代に入ると言われた。

 そんなブログでも最近はミニブログと言われるものが持て囃されるようになってきた。

 Twitter だ。

 ところがこのサービスは140文字という制約があるいわゆるつぶやき系で、別のユーザーを購読(フォロー)することによって成り立っている。自分のタイムラインを埋め尽くすのは自分の選んだユーザーで、何かに書いてあったが人ベースのコミュニケーションを楽しむものらしい。

 日常でゲームがやってきたとか、プレイしたよ等の短い情報を流しそれを巡ってコミュニケーションするのが楽しいようだ。

 また似たようなではあるが色々なポストが行えるTumblr.というコンテンツベースのサービスもある。こちらはコンテンツを巡ってあーだこーだするのでちょっとTwitterとは趣が違う。が、日本語での紹介が少なく今一不明点が多いがはるかに流せる情報は多いようだ。

 TwitterTumblr.もブログの記事には届かないコンテンツやコンテンツ未満のものを扱うのには面白い仕掛けだと思う。筆者は最初はミニブログ系の存在にあまり関心を払っていなかったが最近は自らの不明を恥じ入るばかりだ。

 他に常時接続の時代ならではのビデオストリームがあげられるだろう。最近では漏洩した情報がYouTubeにあげられたなどと報じられるのでもはや市民権を得たサービスで、この記事を書こうと思ったのは実はこのビデオストリーム系のサービスに触れたからだ。

 筆者、やっぱり古い世代に属しているのか動画と言えばエロしか思い浮かばなかったので全くと言って良いほど注目していないサービスだった。

 ところがある日、YouTubeにウォーゲーム系のコンテンツがUPされていると言うことを知ってちょっと覗いてみるかと思い立った。

 それは筆者はあまり興味を持っていないASLについての基本的な説明をなされたものだった。これがルールを読むよりわかりやすいんではないだろうかという素晴らしい出来だった。

 筆者はASLのスキルは無いに等しいので是か非かは置いておいて、ともかく実際にチュートリアルやインストを受けているような錯覚を受けるほどの衝撃だった。

 メーカーも動画の有用性は気が付いているのかa-gameのゲームの紹介で動画が用いられるようになり、写真やデータの羅列では判らない情報であったり注目点が得られるようになった。

 それと同じようなというか、実況系のサービスとしてUstream(ユーストリーム)がある。こちらはラジオのノリで動画を配信するというサービスで、最初はたかさわさんのユースト配信があり、チャットとの合わせ技であたかも目の前で会話しているかのような錯覚に陥った。

 さらにはtaku9113さんによる同じユーストを使ったソロプレーの実況や購入ゲームの開封中継など非常に興味深く拝見した。なんと言っても個人の秘め事的なソロプレーや到着したゲームの検品などは人それぞれ流儀があって、ああここをそうするんやとか、ほぉーと感心したり。

 ユーストはチャットウィンドウで視聴する視聴者同士、あるいは配信者との掛け合いとなったりする。チャットウィンドウはソーシャルストリームとしてTwitter facebook(フェースブック)、ミクシィなどのソーシャルネットワークと連携してチャットできる(それぞれのタイムラインやニュースフィードに同時投稿される)。

 また最近で忘れてはならないのに通信対戦ツールとしても名高いVASSALの普及もあるだろう。海外のゲームメーカーが先行しているとは言え我が国の2大ウォーゲーム雑誌も着々とリリースしているし、個人ブランドで作品の発表をされている山崎氏もリリースの表明もなされているのでこれからは通信対戦としてだけではなくソロプレイツールとしても活用されるだろう。なんと言ってもゲームコンポーネンツを広げることなく、モジュールによっては初期配置すらする必要もないという至れり尽くせりだ。

 ここまで長々と書いて最初に戻ると、実はこのユーストのソロプレイ実況とTwitterとの連携で筆者はソロプレイ熱が上がってしまたと言っても過言ではない。その中でもソロプレイとは対戦プレイとは違う楽しみがあるという書き込みから端を発しているのだけれども、それを増幅させたのが件の配信であった。

 気が付けば対戦プレイだけでなくソロプレイするには素晴らしい環境が揃いつつあるのではないだろうか。ほんの少し前からは考えられないほど幸せな時代なんだろうなと思いつつこれら新しいサービスと向かい合っていきたいと思う。

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