3月の戦い(2012年)その3
東京へのドライブを終えた我々は次なるゲームへと向かった。
次のゲームは今までとは趣を変え、戦略級・作戦級からさらにブレイクダウンして1会戦を扱った会戦級へと舵を切った。
「次は何すんの?」
「ああ。これ。」
筆者の流麗なるゲームバッグからもったいぶって取り出されたゲームはユナイテッド・ステーツの香りが、硝煙の香りが我々を包んだ。
SHILOH (COLUMBIA)
頑丈な箱から取り出された袋には無造作に放り込まれた木片が垣間見える。ブロックと言われる木片にコロンビア風と表現される厚紙のマップはもはやトレードマークともいえるだろう。
今回はグレート・バトルズシリーズの中の1作であるシャイローの戦いを扱うSHILOHをプレイした。
以前にも商品到着の折にソロプレイと称して紹介したこともあったが、今回初めて対人戦にこぎつけた。
相変わらず陣営はダイスで決定した。筆者は南軍を担当することになった。
前回の失敗でバトルリミットなる地形による戦闘制限をキチッと適用すること、広範囲に散らばっている北軍を効率よく制するには部隊を機動させ、広範囲に攻撃するのがよいということを会得していた。
というわけで我が軍は各軍団にまとまって中央突破と言うよりは端から包み込むように行動した。敵との接触に時間のある予備軍団のみ移動だけとなった。
序盤の攻撃はさすがに数で圧倒する南軍が各所で北軍の部隊を葬った。このまま相手を瓦解させ、敵の野営地を奪えばユニットの回復に使える補充ポイントがゲットできる。
システムはイニシアチブを握った側が先んじて移動し、後攻が後から動き、両者移動完了したら戦闘という感じだ。積み木ゲームの常でランク分けされたファイヤーパワーで撃つ順番が決まる。自分の戦力分ダイスを振り、レート以下がでれば相手に打撃を与えるというものだ。それを退却か全滅するまで4ラウンド繰り返す。
ユニットは司令部が活性化させることでペナルティなしに行動できる。司令部が多い南軍はそれなりに行動の量は多くなるが上級司令部のような振る舞いのできるシャーマンは前線で北軍の指揮を柔軟なものとしてくれる。
今回この前線での柔軟さが生かされ、北軍は素早く部隊を固めることに成功、ええい蹴散らしてくれるは!と2軍団突っ込んだ南軍を秘蔵の砲兵2ユニットの防御で完膚なきまでに撃退し、先鋒の瓦解のためこのまま行ってもさほど戦果拡張できないと判明したことから時間も時間なのでお開きとした。
家に帰ってから気がついたらマストアタックのフォーラムにシャイロー戦い方講座的にTipsが書き込まれており、ああ、先に読んでおけばよかったと後悔してしまった。
それにしても会戦は面白い。また機会を見つけてプレイしようと心に誓った。
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