6月(2012年)彦根会の活動 その2
欧州での戦いを鞘に収めた我々は、次なるゲームへと移った。
次なるゲームはヴィクトリーゲームズ社のCOLD WARというゲーム。
冷戦時代の覇権を争うマルチプレーヤーズゲームだ。
日頃からビクトリーゲームのゲームにハズレ無しとか言っているが、もちろんこれは面白いゲームだけを選んでプレイしているからそう感じるのであって、
面白いけど難解なとか、面白いけど複雑とか概念が斬新なモノもあってなかなか王道をゆくゲーム的なモノが無いような気もする。
そんな中で簡単な方に部類するゲームが今回プレイしたCold Warだ。
告白するとこのゲームは今まで一度もプレイしたいと思ったことが無いゲームの一つだった。カタログでマップを見たときにこれは無いやろうと思っていた。
ところが時代が変わり、自分自身がいろいろなゲームをしてゆくようになり、ちょっとは成長したのかそういうゲームもあったよね。とかちょっとは許容する心が広くなった。
そういう時、この彦根会でプレイする機会に恵まれた。
COLD WAR(VG)
以前プレイした銀河帝国の興亡以来彦根会では定番になりつつあるマルチゲームを今回もすることになった。
今回のお題は冷戦時代を扱うCOLD WARだ。冷戦時代の陣取り合戦と言えばトワイライト・ストラグルというスーパーゲームが世の中を席巻するが、
基本二人対戦のゲームであり複数プレーヤーまでは対応していない。と言うわけで複数プレーヤーによる冷戦時代の勢力争いとは本ゲームぐらいしか無く、それはそれで貴重かも知れない。
勢力区分は米ソ西欧中国という区分で今となっては懐かしい区分でもある。
1戦目は中国担当
K中は米担当
takoba氏ソ連、ワニミ氏西欧と言う割り振りになった。
中東の不安定下で西欧の工場を除去するなど中国の核心的利益ラインを越えてちょっかいを出す。
中東の利権を欧米と争う。この辺は現実社会とはちょこっと離れているが、あんまり中東が米ソ二分というわけにも行かず。
またあんまり周辺国を焚き付けるようなスーパーパワーはいらないとの観点から激介入。
中国周辺では朝鮮を経済支配。東南アジアとインドネシアなどは米ソと利害が激突。徐々に史実(現在)のような地歩を気づきつつある。
次のターンは野心むき出しの中東でクーデター成功し欧米の勢力一掃。しかしあんまり勢力は伸びなかった。
ルールで中東にある程度介入しておかないと罰則があるので仕方ないとはいえ火薬庫に飛んで火に入る状態なので、その振る舞いが対立の醸成場なのかなと思ったり。
ここで支配のステップアップについて誤解があったのでゲームは一度キャンセルとなった。
ー2戦目-
同じく中国。2回目となると皆さん中々にネゴシエーター。
「ここは立ち去って貰わないと困る!!」
「そちらこそこの国の諜報員が野心を現しているのでは?」
「諜報員は国外に退去しよう!貴兄らこそ軍隊を移動されたし。」
「諒とする」
「諜報員を移動させたぞ!」
「すぐに動くとは表明しておらぬ。」
「がびょーん!」
などみたいな丁々発止な展開であった。
筆者、周辺国を固めるという方向性のためアフガンに固執しすぎた為もあってかソ連の行動を抑止できなかった。
途中、意識を変えてアフリカ縦断戦略など野心的な戦略を実行したが、諜報員や外交官の割り振りに若干迷いがあった。
よって自分なりには健闘したつもりだったが3位に甘んじてしまった。
初めてプレイするヴィクトリーゲームズ社のCOLD WAR。これはあかんやろうから。意外に意外。冷戦下の水面下での勢力争いを中々面白く現してくれている。
マルチ慣れしている方なら食い足りないかも知れないし、再現性を重く見る方にももう一つかも知れないけど支配の段階や介入方法が政治と軍事と経済がいい感じで表現されているように感じた。
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