11月山科会(2012年)
前回の2日間にわたる山科会は本来なら2日目にもワニミ氏が来る予定だったが、実は1日目の帰路にて高速道路でタイヤがパンクして危うく大事故になりかけてしまったとのことで、タイヤ交換などで時間も遅くなり心身疲労してしまって来れなくなったと言うことだった。
無事で何よりと言うことで再びゲームをすることになった。筆者は野暮用で遅れて到着することになり、途中からの参戦であるがそれでも大半のゲームに参加できた。
今回プレイできたゲームは以下の通り。
無事で何よりと言うことで再びゲームをすることになった。筆者は野暮用で遅れて到着することになり、途中からの参戦であるがそれでも大半のゲームに参加できた。
今回プレイできたゲームは以下の通り。
- ポエニ戦争(SPI/HJ)
- バトル・フォー・ジャーマニー(SPI/CMJ)
- VICTORY(COL)
バトル・フォー・ジャーマニー(SPI/CMJ)
ポエニ戦争後、三人戦で本ゲーム。三人用のアイテムがちょっと思い当たらなかったので、たまたま持ってきていた本作をプレイ。
役割はダイス判定となるが筆者はサンドバック役のドイツ担当。
ゲーム自身は初めてだったりする。ホビージャパンのタクティクス時代にすでに付録ゲームとして発売されているが、残念ながらその頃はタクティクス誌を買う財力すら無く、だいぶん立ってから入手したものの別売りカウンターは入手しにくく、また自分で作るにしてもモノクロのユニットでは味気なくて作る気にもならず結局はそのまま捨て置かれてしまったという。
それがなんとつい最近になってコマンドマガジンから2IN1の一角として発売され、美麗なコンポーネントとなってようやく陽を見ることとなった。老練でなるベテランの方々ならオリジナルをプレイされた方も多く、人によっては今更と言うのもあるだろうけど、筆者のようなものも少なくないし更には一応二人前提の設計とはいえ三人でもプレイできるために場合によっては貴重なアイテムだろう。

筆者はドイツ軍としていつぞや訪れる西部戦線と東部戦線を市電で移動できることを夢想しながら絶望的な戦いに身を投じる。
ドイツ軍と言えばどのような退勢にあっても常に機動力を発揮して反撃を企図し柔軟な対応をするものだが、
盤上に横たわるソ連軍の戦線というのは強固であり津波のように押し寄せてるように見受けられる。
ベルリンが占領されると勝敗が決するので東西のバランスを考えつつ采配しなければならない。東西を見比べるとドイツ軍が反撃した場合、その効果が大きいと思われるのは東部戦線のソ連軍だった。
西部戦線の米英軍は地形に守られているというのもあるけど盤端までの縦深があり、突破に成功しても突破口につぎ込む戦力が見いだせなかった。
東部戦線は場所によっては縦深が無く、兵力が足りなくても効果が見いだせるので非常に低燃費な攻め方ができるのではと考えた。
そこで西部戦線は現有戦力で持久戦後ずるずると後退し適時反撃。東部戦線は敵の戦力を減らすためにも攻勢防御的に運用することとした。
ところがところがそんなにうまい話が何でもうまい具合に進むわけも無く、ソ連軍への攻撃はことごとく成功しない。攻勢のための配置であるため防御時にはバランスを欠いているために逆にそこをソ連軍に突かれることとなる。
西側はというと、これはこれで詰め将棋的に攻略するのが大好きなK中氏の采配によってミニマムコストのマキシムリターンという詰め将棋的にやられている。その地獄の業火にはSS軍団まで含まれていたり!
とは言え筆者の方針が全く間違っていたのかというとそうでも無く一大崩壊が起こらなければ充分に最終ターンまで粘れるはずなので、まずは東部戦線の突出部のバラトン湖付近の反撃が決まればだいぶ楽なのに。
数度の失敗でこのまま横綱相撲で押し切られて終わりなのかなあと思ったらやはり簡単には終わらせないドラマが待っていました。
西部戦線は積極的には打って出ずという方針だったが、最後にあった適時反撃の項目を拡大解釈した現地司令官が、突出する米英軍の側背を付きオランダの地でSS軍団の敵を討った。
続けざまに東部戦線でも凱歌が。バラトン湖でなく中央で突出した正面軍を撃破することに成功し、東西両戦線の進撃スピードが一時的にであれ停滞することになった。

小癪なドイツ軍の反撃に完全に怒りのスイッチが入った米英軍はスーパーコンピューター並みのスピードで最適解をはじき出し、進路を邪魔するドイツ軍を粉砕して進んでいる。ソ連軍も米英軍の猛進撃に負けじとそのスチームローラーの蒸気量を増していった。
忘れ去られていたイタリア戦線ではジリジリと下がり続けているものの「史実並みの領域は確保!」を合い言葉に敢闘中で、何とか何とかポー川周辺を確保しつつゲームエンドできそうだった。
ラジオではゲッペルスが「アルプス要塞に籠もり・・・」などというアジ演説でもしているのだろうか、その頃になると東西両戦線はさんさんたるもので、遂にあの名言「市電で・・・」を発するときが来た。
戦いは最終ターンまでもつれ込み米ソの競争はベルリンに最終的に進出できた米軍勝利で終わった。ドイツ軍は敗北を喫したが、史実並みの領域を確保できた(と言いはる)。
初期の攻撃失敗の連続がたたって中盤以降は苦しかったが、何とか最終ターンまで粘ることができたのは嬉しかった。
VICTORY
久しぶりにブロックのゲームでもしようかという話になりコロンビアゲームズのVICTORYを引っ張り出した。
コロンビア社のゲームはルールは難しくないんですがソロプレイしにくいアイテムが多いので、面白そうだなあと思っても購入を躊躇してしまったりするケースが多い。
今回は別売りされていた追加ブロックを投入しマルチプレイシナリオをプレイした。ホントは4人マルチなんですけど、1人欠でプレイしました。

マップをTの字に並べ、各自持てるポイント内で自らの軍を編成する。陸海空でも兵種が分かれていたりするので、
大昔ののPCゲーム大戦略的と思えばまあ間違っていない(ただし兵器ごとのディティールというのはない)。
マップをつなぐまでどんな地形でどんな軍隊が配備されているかわからないので、
せっかく作った軍勢がミスマッチなときもあったりする。
今回は筆者はグリーンのユニットを扱い瓢箪型の大島がホームランドのようだ。対するK中氏はブルーのユニットで大小様々な群島で構成され、ワニミ氏はレッドのカウンターで大陸国家と言うことがわかった。
これら三カ国の中央に小島二つがあり、これが今回の係争地となりそうだった。
三カ国なので外交などへったくれも無く三つ巴で戦う。こちらは火蓋を切ったので両軍に袋にされてしまった(T_T)
早速軍団の再建を図りありったけの戦力をつぎ込んで中央小島B(盤端側)に攻めてみたが、ワニミさんの防備が固く戦果は挙がらず。
ワニミさんの軍勢は「侵略意図はありません」とか絶叫しながらも中央小島AB共にを押さえているのでかなり優位な体勢だった。
結局K中氏の軍勢は筆者の妨害に遭いながらも地歩を築けたけど、我はと言うと全て撃退されてしまった。

と言うことで時間も押し迫ってきたのでワニミさん優勢のままゲームを終了することにした。
久しぶりのブロックゲームかと思ったらそう言えばシャイローとか細々とプレーしているんだった。
またK中氏の間ではイーストフロントやボビーリーしたいなあという声も上がっていたし、
赤磐会でもハマー・オブ・スコットと言うこともあったりと何気に人気があるジャンルでないかなと思ったり。
しかし簡単なシステムとはいえ敵の戦力がわかりづらいって言うのは疑心暗鬼を生み出して面白いですね。
ポエニ戦争後、三人戦で本ゲーム。三人用のアイテムがちょっと思い当たらなかったので、たまたま持ってきていた本作をプレイ。
役割はダイス判定となるが筆者はサンドバック役のドイツ担当。
ゲーム自身は初めてだったりする。ホビージャパンのタクティクス時代にすでに付録ゲームとして発売されているが、残念ながらその頃はタクティクス誌を買う財力すら無く、だいぶん立ってから入手したものの別売りカウンターは入手しにくく、また自分で作るにしてもモノクロのユニットでは味気なくて作る気にもならず結局はそのまま捨て置かれてしまったという。
それがなんとつい最近になってコマンドマガジンから2IN1の一角として発売され、美麗なコンポーネントとなってようやく陽を見ることとなった。老練でなるベテランの方々ならオリジナルをプレイされた方も多く、人によっては今更と言うのもあるだろうけど、筆者のようなものも少なくないし更には一応二人前提の設計とはいえ三人でもプレイできるために場合によっては貴重なアイテムだろう。

筆者はドイツ軍としていつぞや訪れる西部戦線と東部戦線を市電で移動できることを夢想しながら絶望的な戦いに身を投じる。
ドイツ軍と言えばどのような退勢にあっても常に機動力を発揮して反撃を企図し柔軟な対応をするものだが、
盤上に横たわるソ連軍の戦線というのは強固であり津波のように押し寄せてるように見受けられる。
ベルリンが占領されると勝敗が決するので東西のバランスを考えつつ采配しなければならない。東西を見比べるとドイツ軍が反撃した場合、その効果が大きいと思われるのは東部戦線のソ連軍だった。
西部戦線の米英軍は地形に守られているというのもあるけど盤端までの縦深があり、突破に成功しても突破口につぎ込む戦力が見いだせなかった。
東部戦線は場所によっては縦深が無く、兵力が足りなくても効果が見いだせるので非常に低燃費な攻め方ができるのではと考えた。
そこで西部戦線は現有戦力で持久戦後ずるずると後退し適時反撃。東部戦線は敵の戦力を減らすためにも攻勢防御的に運用することとした。
ところがところがそんなにうまい話が何でもうまい具合に進むわけも無く、ソ連軍への攻撃はことごとく成功しない。攻勢のための配置であるため防御時にはバランスを欠いているために逆にそこをソ連軍に突かれることとなる。
西側はというと、これはこれで詰め将棋的に攻略するのが大好きなK中氏の采配によってミニマムコストのマキシムリターンという詰め将棋的にやられている。その地獄の業火にはSS軍団まで含まれていたり!
とは言え筆者の方針が全く間違っていたのかというとそうでも無く一大崩壊が起こらなければ充分に最終ターンまで粘れるはずなので、まずは東部戦線の突出部のバラトン湖付近の反撃が決まればだいぶ楽なのに。
数度の失敗でこのまま横綱相撲で押し切られて終わりなのかなあと思ったらやはり簡単には終わらせないドラマが待っていました。
西部戦線は積極的には打って出ずという方針だったが、最後にあった適時反撃の項目を拡大解釈した現地司令官が、突出する米英軍の側背を付きオランダの地でSS軍団の敵を討った。
続けざまに東部戦線でも凱歌が。バラトン湖でなく中央で突出した正面軍を撃破することに成功し、東西両戦線の進撃スピードが一時的にであれ停滞することになった。

小癪なドイツ軍の反撃に完全に怒りのスイッチが入った米英軍はスーパーコンピューター並みのスピードで最適解をはじき出し、進路を邪魔するドイツ軍を粉砕して進んでいる。ソ連軍も米英軍の猛進撃に負けじとそのスチームローラーの蒸気量を増していった。
忘れ去られていたイタリア戦線ではジリジリと下がり続けているものの「史実並みの領域は確保!」を合い言葉に敢闘中で、何とか何とかポー川周辺を確保しつつゲームエンドできそうだった。
ラジオではゲッペルスが「アルプス要塞に籠もり・・・」などというアジ演説でもしているのだろうか、その頃になると東西両戦線はさんさんたるもので、遂にあの名言「市電で・・・」を発するときが来た。
戦いは最終ターンまでもつれ込み米ソの競争はベルリンに最終的に進出できた米軍勝利で終わった。ドイツ軍は敗北を喫したが、史実並みの領域を確保できた(と言いはる)。
初期の攻撃失敗の連続がたたって中盤以降は苦しかったが、何とか最終ターンまで粘ることができたのは嬉しかった。
VICTORY
久しぶりにブロックのゲームでもしようかという話になりコロンビアゲームズのVICTORYを引っ張り出した。
コロンビア社のゲームはルールは難しくないんですがソロプレイしにくいアイテムが多いので、面白そうだなあと思っても購入を躊躇してしまったりするケースが多い。
今回は別売りされていた追加ブロックを投入しマルチプレイシナリオをプレイした。ホントは4人マルチなんですけど、1人欠でプレイしました。

マップをTの字に並べ、各自持てるポイント内で自らの軍を編成する。陸海空でも兵種が分かれていたりするので、
大昔ののPCゲーム大戦略的と思えばまあ間違っていない(ただし兵器ごとのディティールというのはない)。
マップをつなぐまでどんな地形でどんな軍隊が配備されているかわからないので、
せっかく作った軍勢がミスマッチなときもあったりする。
今回は筆者はグリーンのユニットを扱い瓢箪型の大島がホームランドのようだ。対するK中氏はブルーのユニットで大小様々な群島で構成され、ワニミ氏はレッドのカウンターで大陸国家と言うことがわかった。
これら三カ国の中央に小島二つがあり、これが今回の係争地となりそうだった。
三カ国なので外交などへったくれも無く三つ巴で戦う。こちらは火蓋を切ったので両軍に袋にされてしまった(T_T)
早速軍団の再建を図りありったけの戦力をつぎ込んで中央小島B(盤端側)に攻めてみたが、ワニミさんの防備が固く戦果は挙がらず。
ワニミさんの軍勢は「侵略意図はありません」とか絶叫しながらも中央小島AB共にを押さえているのでかなり優位な体勢だった。
結局K中氏の軍勢は筆者の妨害に遭いながらも地歩を築けたけど、我はと言うと全て撃退されてしまった。

と言うことで時間も押し迫ってきたのでワニミさん優勢のままゲームを終了することにした。
久しぶりのブロックゲームかと思ったらそう言えばシャイローとか細々とプレーしているんだった。
またK中氏の間ではイーストフロントやボビーリーしたいなあという声も上がっていたし、
赤磐会でもハマー・オブ・スコットと言うこともあったりと何気に人気があるジャンルでないかなと思ったり。
しかし簡単なシステムとはいえ敵の戦力がわかりづらいって言うのは疑心暗鬼を生み出して面白いですね。
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