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2013/04/22

3月山科会(2013年)その1

 唐突にそして秘密裏に開催される山科会(無印)は突然開催決定となった。その理由は関東の地より出張で入洛されている同好の士が来たからにほかない。
 その士とはいりやっく氏。氏とは実は近年急激に交流が深まりtakobaさんと同じくプレイ回数<呑み会の間柄。以前より関西出張があるかもとは聞いていたけどまさかこのタイミングとは思わなかった。
 筆者といりやっく氏はまあいいとしてK中氏とは初めての対面となるが、これがまたこっちが嫉妬するぐらいに話が盛り上がり、以前の赤磐会の時のように時間が過ぎていった。
 ※実はその前日にいりやっくと私は呑みに行っていてかなり盛り上がっていたので2日目はおとなしくしていた。
FLEET 2025(VPG)
 さて、今回いりやっく氏が来るにあたってチョイスしたのが本ゲーム。いりやっく氏とK中氏の愛好するゲームジャンルは重なるところが少ないが(しかしファンタジーとか映像作品ではえらく話があっていたりする)、本作であれば両者の好みの射程範囲内であるので楽しんでもらえるだろう。

 過去にも数度にわたってプレイしたことがあるが、その誰もが設定の微妙な未来観といい、ヤバそうな感じを受けるが実は設定こそアレだけどそこそこ普通なゲームだったりする。
 最近のゲームらしくアクションカードを用いてイベントやアクションし、戦果が拡大するとポリティカル・ウィルという士気が上下し、持ち札の数が変わったり士気崩壊してゲームの勝敗を決してしまうことがある。
 艦船や航空機の戦いとは言え、このくらいのサイズになるとあまり個々の個性は発揮されないものだが、ステルス艦だったりレールガン、無人機などがいかにも未来っぽく演出してくれる。

 さっそく対戦はK中氏が米軍で、いりやっく氏が中国軍を担当した。
かなり中国軍は前のめりで行動。すごい好戦的。
 序盤は艦船航空機共にユニットが何であるかわからないように裏返されてステルス面と言うことになっている。
ステルス面では攻撃できないので行動フェイズにて索敵を実施しておかねばならない。
 索敵はカードを消費してカードに書かれたダイスの数を振って最小値を取る。
その目が索敵ヘクスのステルス面の移動力より小さければ発見されるというもの。
 序盤は攻撃目標を定めるために索敵を行い合う。
 そうこうしているうちにいりやっくさんの空母が見つかった!
 これはいきなり拙いかもと思っていたら、逆にいりやっくさんも米空母を発見!
 いきなり決戦指向だ。しかし米軍のK中氏は兵力が少ない序盤で打ち合う気はさらさら無く彼らの攻撃圏外に待避する。
 中国軍はミサイル巡洋艦で近隣の米艦攻撃し三派にわたる攻撃で複数の米艦にダメージを与えた。

 決戦指向のガチ勝負かけてきた中国軍は空母が見つかってしまっているというのもあって非常に積極的に戦う。
第2ターン、いりやっくさんの中国艦隊はK中米艦隊との間合いを詰めるため前進する。
 列島線を超えての進軍は太平洋での大立ち回りが始まるのだろうか。一つ米艦隊が避戦傾向だというのもある。
 「あっ!」
 筆者はこれは危ないと直感的に声を上げてしまったが、そういう美味しい状況をK中氏が見逃すことはない。
K中艦隊の猛攻。もちろん避戦傾向から一気に打って出て航空部隊で空母艦隊を攻撃し駆逐艦撃沈!

 さらになんと空母が速くも撃沈さる事態に陥った。
 桶狭間だ!桶狭間!
 中国艦隊が数に任せて寄り切るかと思われたが、米艦隊が間隙を縫って中国海軍の空母を撃沈せしめてしまった。
「ああ!」
 空母を失うと今までポリティカル・ウィルのボックスを撃沈撃破されたユニットで埋めていくところを、
1隻で列単位奪われてしまうので以降の戦闘で加速度的に坂道を転げ落ちてしまうように崩壊へと誘われる。非常に重要な兵器だ。
  
 「1ヘックス、1ヘックス後ろであったなら敵機の攻撃がなかったものを・・・」
 後悔先に立たずである。
 しかし空母を失ったとは言えこの後の戦いで艦船の被害が蓄積するようではいつかは追い詰められる可能性も無きにしもあらず。
全体的な状況はイベントなど有利な位置にいる米軍が優勢と言ったところか。
 と言うわけで時間が来たので途中でお開きとなった。今回も皆さん満足だったようで良かった。
 この後、全員で鉄板焼き屋に行ってお好み焼きなどを堪能したのはまた別の物語。

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