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2013/06/04

4月山科会EX(2013年)その1

 遂にやって来たゴールデンウィーク、以前より決まっていたゲーム会もあったけど長期連休や帰省を利用しないわけにはいかない!!と言うことで珍しく場所を変えての連続例会となった。
 元はローマ戦のゲームをプレイしようと言うことになっていて、それ以外にも普通にゲーム会しようと言うことになったので、山科会を普通のゲーム会として開催することになった。
 しかしただで開催することがないのが山科会、メンバーの尖閣やりまへんか?の一言から尖閣Dayと銘打って尖閣テーマのゲームをプレイすることになった。もちろん一日中尖閣のゲームではないので厳密にはそれだけでないけど尖閣テーマのゲームが同時にプレイされていたというのはなかなか無いことだ。
 今回の参加者は山科会のK中、私の他に尼崎からワニミさん、横浜からもりつちさん、倉敷からTOROさんというメンバーで開催された。一説によると山科の別の地でAMIさんが個人宅会を、彦根ではtakobaさんがソロプレイをしていたという。
尖閣ショウダウン
 コマンドマガジンの最新号に付録となったゲーム。いわゆるレッドドラゴンライジング(以降レッドラ)システムを使った尖閣テーマのゲームと言えば何となくどんな感じかわかろうというもの。しかし単純にレッドラと違い政治的軍事的な複雑さを加味して政治的/軍事的な制限が加わっていてレッドラに比べて複雑な構造となっている。
ま、
航空機と艦船ユニットをバーッと動かし、
バンバン撃ってエリアを占拠すればいいのでその辺は単純なエリア取り戦だ。
 筆者は中国軍担当。日本側は岡山から来て下さったTOROさんに担当していただいた。
覇権主義尖閣先島諸島の国家方針、空母打撃部隊をVPロスなしに出せるというもの。
オプションユニットの使用はSU35のみ選択。これは考え抜いてでなくて単純に制空権を取るために多少なりとも敵に打撃を与えられるコマが欲しかったからだ。
 日本側の国家方針は専守防衛とのこと。初弾で致命傷が与えられるなら日本の専守防衛は中国に有利だが、そうで無い場合はさほど戦いについては変わりが無い。
 総花的に部隊をあちこちで激突させ専守防衛を活かして一方的に殴れればいいが本ゲームでは航空戦、水上戦、潜水艦戦、陸上戦などと選んで機動させるので同時多発的に戦いは起こらない。


 事前接触で尖閣諸島と尖閣周辺で潜水艦が露になる。日本軍の潜水艦索敵能力は随一と言うこともあってやはりこちらの進出がばれてしまった。
 制空権を巡る戦いは中国軍の航空優勢。中国軍先攻となった。
 我が中国軍は尖閣+αというのが今回の目標であるので先島諸島をも視野に入れて行動しなければならない。筆者の狙い目は与那国島、ここまで兵力送りにくいので電撃的に掠め取りたいところだ。またレーダーサイト攻撃で敵の目を眩ませると言うことを企図していた。
 まずは最初の軍事行動としては必ず焦点となる尖閣で先制攻撃するもすべて外れ。逆に自衛艦隊のむらさめが中国軍の潜水艦遠征68が撃沈する。
 日本側は大半の部隊は増援で送り込まなければならないのでまずは手っ取り早く潜水艦で宮古島に進出。

 こちらはSU30で尖閣のむらさめを対艦攻撃で撃沈。制空権はこちらにあることを知らしせしめた。
イベントで南沙諸島で衝突がでてユニットが奪われる。
 第1ターン目と言うことで苛烈な戦いではないが概ね尖閣周辺に戦火を限定できているので、日本側の油断と隙を突くことができるだろうと夢想した。なんと言っても相手はこちらの意図を図りかねている。

-2ターン-
 こちらは突如として航空作戦でレーダー攻撃。敵AWACSの活躍で我らの攻撃隊は落とされる。攻撃としては失敗だが、相手の隙を突き混乱動揺させることに成功。
 日本側はたかなみ、はたかぜで尖閣周辺で我艦隊に向けて攻撃されるも返す刀でたかなみ撃沈。さらに尖閣周辺海域でいかづち撃沈。
自衛隊はF2で尖閣周辺海域をミサイル攻撃してきた。これ以降日本の航空陣が活躍するとは夢にも思わなかった。

 日本側が航空攻撃を実施したのを見計らって艦隊移動で東シナ海5へ上陸部隊を移動させた。日本側はそれに対応して宮古から尖閣周辺に潜水艦移動。
 またこちらも潜水艦移動ではたかぜ撃沈。自衛隊は返す刀でP3CのASW攻撃で潜水艦1隻撃沈。
 このターンにF2とP3Cという対艦攻撃機と対潜攻撃機がいかに優秀で使えるかを実証し始めたターンだった。なんと言っても我が軍にはこれらに対する方策がほぼ無いと言って良い。。。

 このターンは尖閣には我ら中国側が侵入を繰り返すが効果的な反撃で戦果あがらず。しかし上陸への足がかりは着々と進んでいる。日本側からも目に見えて脅威として映っているに違いない。日本側も押し寄せる中国上陸船団に決定的な手がない。しかし出血するなあ。

-3ターン-
 日本軍の先攻。段々と中国側のイニシアチブが失われつつある。優秀な日本側の潜水艦のASW攻撃で潜水艦1隻撃沈される。
こちらも潜水艦移動で東シナ海4へ集結。
 愛国無罪のイベントがでた!ついでレーダーサイト攻撃成功で損害与える。
 更に今度は日本側に陸自部隊の事前配備のイベント!宮古にPACが見つかる。
「なに~!!」
 盤面を改めてみると何だかんだ言って戦力の消耗が著しい。日本側の潜水艦、P3C、F2改の存在が痛いなあ。
迂闊に尖閣とかに近づけない。



-第4ターン-
 先攻日本。優勢は中国。
 有効な手は打ち続けなければならない。と言うことで日本側はF2で航空攻撃。機数こそ多くはないけど確実に勝ち星を持って帰るので地味に痛い。こちらは空挺降下で八重島狙うも撃墜される。
 イベントで中国軍の士気が向上し2回連続作戦できるようになる。しかしイベントでなければ士気が上がらないのか!!!

 日本側は嫌がらせの潜水艦の待ち伏せし尖閣上陸までに消耗を狙う所存。こちらは艦隊移動で遂に尖閣へ。潜水艦の待ち伏せで損害喰らいながら尖閣上陸。遂に中国の国旗が尖閣の島に翻った。
 おそらく日本側は上陸させてから排除を考えているのだろうか。それとも内陸で一撃派が勝ってしまったのだろうか。
そんな我々をあざ笑うかのようにP3Cがまたもや潜水艦狩りを。潜水艦は沖縄方面へ
 このターン遂に尖閣諸島を奪うことができた。ここまでに多大なる出血を見てしまったわけだがまだまだこれは序章に過ぎないと思い起こして戦慄を覚えた。

-第5ターン-
 日本先攻中国航空優勢。
 日本側のヤーボことP3Cは珍しく空振り。こちらは艦艇移動で尖閣を離れる。陸上部隊を見放すかのような退避行動だがこれにはワケがあった。もちろん長らく滞留するとF2とP3Cのコンボ喰らうので洒落にならないのは当たり前としてやはり次なる目標に備えての行動だった。
 日本優秀な指揮が出た。これは振り直し可能イベント。大事な瞬間に使われるとこれは効果的。果たして殿に使われるか。
 水上艦艇が目に見えて無くなってしまったので戦いの主役は潜水艦となっていた。尖閣および先島諸島の間で潜水艦の小競り合いなどが繰り返された。
 いくら出血しているといえども勝利への飽くなき追求は本ゲームでも求められる。なんと言っても国家戦意というものが設定されており、ファイティングポーズを取らない中国は国内争乱状態となってしまう。
 と言うわけで初期のうちから目標にしていた与那国島への攻撃を活性化させる。航空攻撃で与那国へ地上攻撃しそこを守備する地上部隊消滅させる。日本側は遠すぎて手が打てない。

-6ターン-
 日本先攻、中国航空優勢。
 またしても潜水艦の攻撃。こちらは艦艇移動で与那国へ。
日本側のP3Cの潜水艦狩りで2隻も被害を喰らってしまう。こちらの反撃と言えば潜水艦ASWしか手がないので実施するも攻撃失敗!
 しかしイベントでは優秀な指揮が来た。これで一応相手の優秀な指揮をチャラにできようというもの。

 どさくさに紛れて与那国島占領で終了。こちらの虎の子空母打撃軍を出したけど活躍なし。あんまり派手に出すとえらい目に遭うのでひっそりと。


-7ターン-
日本先攻日本航空優勢。
 日本側は空挺降下で与那国島奪回に来た。しかしこれは遠隔地すぎて小兵力と言うこともあって撃退できた。
 ふと思い出すとこれまでの大消耗戦のためにユニットがだいぶん少なくなってきている。一応我らのガス田は守っておかないとえらく点数的に減ってしまうので艦艇移動でガス田防備へと差し向けた。

中国軍は自衛艦隊の艦艇を減らすべく奇襲攻撃で2隻撃沈。しかし浮かれていると自衛艦隊は潜水艦でガス田へ。
さらにP3Cの空対艦でガス田の艦艇消滅させられてしまった。
 もはや打ち手はほとんど無いが潜水艦移動で自衛艦隊攻撃。1隻損失1隻打撃。愛国心の鼓舞で戦意アップ。
最終的に戦意差が効いて日本6で勝利となった。戦意差挽回できず敗北じゃあ~
屍山血河だ。いや海洋での戦いだから適切ではないが大変兵力が失われてしまった。この辺はレッドラ系では仕方ないところ。
 

 ゲーム開始時点でわかりづらいルールがあったがとりあえずその時点で把握できるルールでプレイしてみた。基本レッドラシステムと言うこともあって自分のやりたいことを素直にオペレーションに当てはめてプレイすればいいだけだからさほど難しいというわけではない。
 またオペレーション中の細則もあれとアレが重なったらとか色々悩ましい問題もあるけど、ここはレッドラシステムのドライブ感を優先してプレイするのがいいのではないだろうか。
 ともかく筆者は二階建てシステムのレッドラと言い、takobaさんあたりはアジフリ+レッドラとか言っていたように思う。 レッドラ系も数作プレイしてみたけど成る程ゲームとはこのように進化・派生していくのかと呻らされた。
 現代戦、しかも今最もホットなテーマを真正面からシステム的には変化球でアプローチしたのは面白いと思う。レッドラ系初めてのTOROさんも満足していただけたようだ。

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