« 9月山科会(2013年) | トップページ | 10月山科会EX(2013年)その2 »

2013/11/24

10月山科会EX(2013年)

 早くも開催されてから一ヶ月が過ぎようとしているがようやく周りが落ち着いて書き進められるようになった。今回の山科会EXは以前よりラブコールを受けていた中黒さんととあるゲームのプレイを持ち込みたいという提案があって開催されることになった。
 山科会EXは我々自身が特命タイトルのゲームをプレイするので集まりませんかというものもあるが、大抵は山科会に参加できるゲストの提案で起点となることも多い。ただ提案が多すぎて通常運行の山科会無印が開催できなくなると本末転倒であるので、ゲストが絞られているというのはそういった事情による。もし、山科会が千客万来が望めるほどの人脈が築けたのならば場所を移してオープン例会という可能性もあるが、今のところ3Mの要素全てに欠けているのて゛現状のままとなっている。
 今回の持ち込み提案は国際通信社で別冊として発売される予定の太平洋戦争をキャンペーンできるゲーム、アクロス・ザ・パシフィックのプレイをすると言うことであった。中黒さん、AMIさん主体でプレイをし、その他の方々はそれぞれプレイをするという段取りだった。
 しかし当日、中黒さんが山科の集合地点に到着後とんぼ返りしなければならない事態になり残された我々は組み合わせを急遽変更し、元提案を活かしつつプレイすることになった。ご協力いただいた諸氏には感謝いたします。この辺の融通が利くところはいいところですね。なんといってもプレイできないぐらいのゲームを持ち込んでいる人がちらほら。
World at War: Blood and Bridges(Lock'n Load Publishing)
シナリオ1
 先日の山科会EXでお試しプレイ後、プレイが確約されていた本作の再プレイ。今回は時間に余裕があるのでシナリオを続けざまに堪能しようと言うことになった。
 チットでアクティベートしたフォーメーションをアクションするという最近ありがちな戦術級とは言え、チャート類をほとんど参照しなくてよい設計は評価されて良い点。また従来のゲームでは射撃側が一方的に射撃サイクルを進めるが防御側はセーブポイントを得るために防御ダイスを振るのでちょっとした戦闘でも眺めているだけという事態には成らない。

このシナリオはソ連軍対西ドイツ軍の戦いで霧の道明寺みたいに配置はランダムに決められ、敵味方が混戦模様の状況から始まる。途中、同じ地点でスタートしたらどうすんのと言う悩みもあったけどそれらを乗り越えてスタート。
 シナリオの勝利は相手の撃破によって点数をもたらせられるけど、その他にも盤外突破にも得点が入ってしまうので配置によってはあっけなく終了してしまう可能性もある。しかしものすごく軽いシステムであるのでその時はお互い「ガハハハハハ」と笑ってやり直せばいいのだ。 さて筆者はダイスロールの啓示によってソ連軍を担当することに成った。
 下の写真の配置でもわかるようにようにお互い敵を見なかったことにしてそのまますり抜けて盤外突破するみたいなことも考えたけど、それでは面白くないので相手の戦力を減殺するようにまた自分たちの戦力が強力な部隊にやられないようにした。


 移動攻撃で先制パンチ c(`・ω´・ c)っ≡つ ババババ
 我がT-80は西ドイツ連邦軍のM48を相手とするより、古来伝わるジャンケン理論に則って戦車で戦車をあてるのではなく、戦車で歩兵を狙うことにした。
 もちろん戦車から近い所に位置しているというのもあったけど、装甲戦闘車両などに乗っかってツツィーッと盤外突破されるのは癪なので脆弱な状態を攻撃する魂胆だ。
 町に籠もる歩兵を戦車で攻撃というんだが、これが対戦車ミサイルとか持っているからえらい火傷をしてしまう。二次大戦の歩兵と違って、現代戦の歩兵ははるかに洗練され強力になっているのだ。
「話が違う~!」
と絶叫してみても時すでに遅し。


 また本ゲームでは川を渡るために橋を経なければならないため、本シナリオの装甲擲弾兵のいる位置は射撃するために山が邪魔で視線が通らず、かといって池越しには田畑とかで遮られて意外に視界の角度が狭く、ミランの餌食になってしまうので結局突っ込んで何とかしなければならなかった。
 バックにさだまさしの音楽が流れつつ突進して次々屠られたり沈黙させられるソ連戦車部隊。
突進と飽和攻撃がソ連軍の十八番よ!
と絶叫しつつプレイしたが現代のソ連はそんな懐深い軍隊では無くなっていた。
 しかし!
 このように無理くりソ連戦車部隊が一生懸命西ドイツ装甲擲弾兵を拘束しているのにはワケがあった。
 当然、我が自動車化歩兵部隊も戦線加入すればそれなりに戦果は挙げられようが対するのはM48という腐っても戦車。何か間違って屠られ続けることも可能性にはある。ここは歩兵達には爾後の突破に備えて隠忍持久をし、後日やってくるであろうあの方々に一掃して貰うしか無いと考えていた。

バラバラバラ(あれ?何かでジャブ-が!?)
 巨体を大空に揺らしあの方々がマップに侵入してきた。
「はう-!」
のけぞるTORO氏
 それもそのはずTOROさんのブログにも記されているけど、本ゲームのハインドは強力でムジャヒディンにあっけなく落とされるハインドでは無く、怒りのアフガンにでも出てくる強力な悪役メカ。ブーツアンドサドルではトロかったけどこのゲームでは大きな旋回がまるで死のランデブーを予感させてくれる。
 ソ連軍自動車化歩兵を屠らんと出撃しようとしていた西ドイツ連邦戦車部隊はあっけなく空のピラニアとでも言おうか対戦車ヘリの餌食になってあっけなく溶かされて終了した。
 本ゲームでは増援として対戦車ヘリや対地攻撃機のCASがやってくるが必ず出現するのでは無く、チットプルであるが故に出てくるタイミングは計り知れない。しかし出てきたときは対空射撃があるとは言えマップを縦横無尽に走る空の死の使者の前には為す術は無い。

(続く)



« 9月山科会(2013年) | トップページ | 10月山科会EX(2013年)その2 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 10月山科会EX(2013年):

« 9月山科会(2013年) | トップページ | 10月山科会EX(2013年)その2 »

2020年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ