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2013/12/03

10月山科会EX(2013年)その2

 前回World at War: Blood and Bridges(Lock'n Load Publishing)のシナリオ1をプレイしたが中々いきなり混沌がテーマとなっていて面白いねと言う結論になった。なんと言って入り組んだ初期配置というのはスリリングだし、毎回展開が変わってくるのでこのシナリオだけでも何回か遊べるのでは無いかな。また、1番最初のシナリオだからと行って優しい構成では無くてルールもあらかた使ってしまうところがいい。
 さて続いてその他のシナリオの推移と他のゲームを見てゆこう。
World at War: Blood and Bridges(Lock'n Load Publishing)
シナリオ2FIRST CONTACT
 次のシナリオはソ連軍と英軍(ライン駐留軍)が戦うもの。両者とも偵察部隊による遭遇戦的なものだがソ連軍にはT-80が含まれる。主力MBTあって偵察かよ!って言うツッコミもあろうが偵察部隊なのだ。威力偵察にもほどがある。
 対する英軍はシミター主力で守るって!!おい!!
 しかし英軍にはFASCAM(散布地雷砲撃)という上から地雷が降らせるものがある。これがキーになっているのかな。
 今回もTOROさんが英軍、筆者がソ連軍となった。

 今回の英軍は兵力が劣勢なだけでなく肝心のシミターも全てが揃ってスタートというわけではないというハンデから始まっていた。
勝敗はお互いの兵力損失と盤外突破にあるが、兵力がぶつかればソ連軍優位に戦闘は進むだろうし、盤外突破で逃げ勝ちを収めたくとも移動力はおおよそイーブンなので簡単に引き離すことはできない。と、言うことは必ず地帯戦が起こると言うことで筆者ソ連軍は一気呵成で勝利することを確信して兵を進めた。

し・か・し
 巧みに配置されたシミターやストライカーは遠距離より撃ってきたかと思ったら、近づけば煙幕やら散布地雷でありとあらゆる手段で足止めを策してくる。その姿あたかも千早赤坂城の楠木正成!
 我がソ連軍は大地に線を引き、「ここより一歩も退かん!」とどこかで聞いたことのあるような宣言をしつつ遮二無二前進!!
そんな我がソ連軍をあざ笑うかのように英軍は細かく反撃をかけてくる。

シミターが司令部に突撃かましてきたよ~

ストライカーにT80を撃破されて涙目、シミターに司令部やられて涙目

「むきー!!」
ソ連軍指揮官は逆上してヒューマンウェーブじゃーとばかりに損害を顧みない波状攻撃を決行し(あれ?威力偵察では?)、英軍を蹂躙しつつ盤外突破を果たした。
「むははは!悪は勝つ!」
と言う宣言をしたのかは定かでないがソ連軍が優勢かと思われた。
が、お天道様はよく見ていて盤外突破果たしたけどT80やられたのが効いてドロー

「君、シベリア行きね」

World at War: Blood and Bridges(Lock'n Load Publishing)
シナリオ3ANGELS OF DEATH
 
シナリオを続けてプレイ。次はシナリオ3。米軍がソ連軍と激突する。米軍守る町をソ連軍が親衛の戦車部隊や自動車化狙撃兵などの打撃部隊が攻撃するシナリオだが、米軍はM60を中核に散布地雷、FASCAM、MRLsとかA10とかアパッチなどが出てくる。今まで攻勢を受ける側だったのが反撃できるようになってくるシナリオだ。
 今回はダイスを振ってソ連軍がTOROさん、筆者が米軍となった。今まで筆者が大兵力なソ連軍だったりして小兵力な西側連合軍が多かったため最後の第3シナリオではTOROさんにソ連軍になってしまったわけだけど、ガッツポーズを決めるTOROさんをよそに支援兵火てんこ盛りの米軍だと判明して涙目。
 そんなことを横に置いておいてもゲームは進む。
 町を守る我が米軍は頼みの主力戦車M60が寄せてくるソ連軍に唸りの砲撃を浴びせていた。なかなか攻めきれないことに業を煮やすソ連軍。ソ連軍と言えばヒューマンウェーブで押し切っちゃうと言うイメージがあるけどそれももはや大昔の話。大祖国戦争で幾多の生命を奪ってしまってそんなことはもはや出来ない国となってしまったけど、それでも少子化に悩む西側と比べれば潤沢とも言える兵力。それならばこれで押し切るしかない。ちょうど手前にいる米軍も四方八方から攻めれば手が足りなくなってあっと言う間にソ連軍の濁流に呑まれるであろう。
 筆者米軍は迫り来るソ連軍の脅威を冷静に受け止めていた。主力のM60とは言え相手方の戦車に比べれば格下と言える、更には相手には頭数がある。対する我と言えば何があるか?
 そう、潤沢にある支援砲火で対地支援機の来着までの時を稼ぐのだ。
 そうだ、「援軍を待て!」だ。

 そんなこんなで時を稼ぎつつ相手の包囲網形成を邪魔しつつようやく第3ターン。
ここで先ほどのシナリオでえらい目に遭わされた散布地雷砲撃で敵の足を止める。


 更にはソ連軍のカチューシャのお株を奪う多連装ロケットシステムMLRSが敵待機部隊の頭上に降りそそぎ甚大な被害を与えていた。
 混乱するソ連軍にワルキューレの騎行よろしく(あっちはイロコイやけど)アパッチけんならぬアパッチが飛び込んできて完全にソ連軍の足を
止めてしまった。
 もう来ないよね?なんて念押ししてもA-10が仕上げをするぞとばかりに戦場へ飛び込んできた。独特の30ミリガトリング砲が独特の唸りを上げながら獲物を血祭りに上げてゆく。
 ひえー!
 無慈悲な鉄槌を浴びせ続ける米軍とは恐ろしいものだ。
 時間もいい感じだったのでここいらでWorld at War班はこれにて切り上げ感想戦へと移った。3戦プレイしてみたけどやはり非常にプレイアブルで大いに盛り上がった。たまたま持っていたBlood and Bridgesが良かったのかわからないけどこの他にも色々なモジュールがあり中にはワケのわからない設定もあるけど、他のもどんなのだろうと気になるところだ。もちろん他の戦術級に比べ欠点というのも存在する。中心ドットがないとか山の描き方が中途半端だとか、最大の欠点はほんとが小さく見にくいというのがあるだろう。しかしもはやフィクションとなってしまった80年代90年代のWW3ものを再検証しここまで(ひつこく)シリーズ化していくって言うのはある意味評価できるんじゃあないだろうか。またこれのWW2版とも言うべきNation at Warにも関心が湧きつつある次第で気がつけば山科と赤磐でLNLばかりやっているような気がしてきたが、綺羅星のようにあるゲームサークルの中でこんな変なとこが一つぐらいあってもいいんじゃあないだろうか。

曹操らしいです
そうです。三国志は疎いのですが……

 このゲーム初めてでゲームの仕組みがあまり飲み込めてませんでした。また対する群雄達がどのような力を持ちどのような野心があるのやら見抜けませんでした。
 とりあえず皇帝を抱いているらしいので皆さん我に刃向かうものは居りません。忠誠を誓っているらしいです。
 要は誰やらを「お前は忠誠心に薄く反逆の相がある!」と言いがかりを付けて一人ずつ始末してゆき、天下を収めるというもののようです。簡単に言えば内ゲバをすると言うことです。何だったら「総括だ!」「自己批判せよ!」と言ってやればなんだかはるか1000年以降も同じことをやっておったような...
 とりあえずそれをするためには自らの力を高めねばなりません。増強です。
 また空白の地であったり中立の徒を取り込まなければ成りません。
 と言うわけで序盤の我が軍は内なる力を付けると言うことに邁進しましたが、曹操らしくない!ということであまり評判よろしくなかったみたい。
成果としては劉表が曹操の軍に付いたのと漢中を奪うことでした。これで経営は黒字体質になり、野戦軍を養えるようになりました。

 うーん。三国志は面白いんだろうけどどうも歴史の流れとかそれぞれの武将の立ち位置がよくわからないので、どうしていいのかよくわからないところがあるなあ。今回はキーパースンの曹操と劉備が「どっしよっかっな?」と言う不慣れだったので激しい血みどろのマルチとは成らず平穏な三国志でしたとさ。
 まあこんな感じで動きますと言うことをおさらいして時間も来たのでお開きとなった。

 ゲーム会のあとは好例のウォーゲーマー呑み会開始です!
 なんだか山科会と言えば締めはマルチなんて勝手にそういう風になっているけど別にこれは決めていません。
しかし会後の飲み会ないしは食事会は決まっているのでこちらは俺的mustです。
 親睦を兼ねた呑み食べ会ではウォーゲームのことだけでなくそれ以外のことも話題に上ります。ちなみに山科会の後夜祭はメンバーであるとかその日の会に参加したとか関係ないのでオープン例会です。スペースの関係であまり喧伝はしていませんが。
参加した皆さんありがとうございます。これに懲りずまたお越し下さいませ。
ご家庭の事情で急遽リターンせざるを得なくなった中黒様、また改めてお越し下さい(こちらからも行きます)。

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