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2015/05/20

5月和泉歴史ゲーム研究会参加(2015年)

毎度の如く自宅でゲームをしているとマンネリになったり他のゲームやプレイ風景を見たいなあと言う欲求が生まれる時がある。そういう時にサークルはいい刺激になったりする。また新たな刺激を受けることで自らの会を活性化させることにもなるので、時間が許す限りゲーム会訪問は続けたいなあと考えている。

今回はマンネリというわけでも無いが、久しぶりに和泉歴史ゲーム研究会に行こうかと衆議一致したので訪れることにした。京都から和泉までは隣接する府と言えども高速に乗って1時間程度かかる距離で、中々気軽に行ける距離では無い。

途中にも他のサークルはあるが飲酒OKのサークルはそう多くない。と言うか世界的にも希有なサークルとのことらしい。

そんな珍しいサークルに行って楽しむことにした。

既に数度の出入りを経ているので会の開催中の身の置き方がわかってきたので今回から持って行ったゲームを含め多数のゲームをプレイすることが出来た。

今回プレイしたゲームはTumblerでも先行公開しているが以下の通り。

  • White Star Rising:Nation at War
  • Desert Heat
  • World at War:Eisenbach Gap DX
  • コブラ作戦

図らずもロックンロード祭りになってしまった。

White Star Rising:Nation at War(LNL)

さすがに朝一に到着したわけでは無いので会場で手が空いているのは我々二人だったので肩慣らしに(とデモンストレーションに)標題のゲームをプレイした。

2次大戦の小隊戦術級の中でも簡単な部類に入る本作は3次世界大戦版の World at Warの姉妹シリーズと言ってよい。よって World at Warシリーズをプレイしたことがあればほぼシームレスにプレイできると行ってよいだろう。

今回のシナリオはNation at Warシリーズ第1作目のWhite Star Rising:の中からいつでも終わりそうな短めのシナリオをプレイした。誰かが興味を持ったりしたら引き込んでプレイするつもりだ。

しかし選んだシナリオが悪かった。

えっらい地味なのだw

米空挺兵(第506パラシュート歩兵連隊第2大隊)が守る町を独軍が攻撃するというシナリオなんだけど、支援砲火がお互い重機関銃のみと言うお寒い状況。

筆者は町を攻めるドイツ軍で101空挺大好きな紙氏にアメリカ軍をプレイしていただいた。

勝利条件はドイツ軍が町を全て占拠することのみでそれ以外は米軍の勝利とあった。

歩兵だから射程が短いので遠距離からの斬減って言うことは無いが、総ターン9ターンのうち町に取り付くまで3ターンから4ターンかかり、町に跋扈する米空挺を駆逐しなければならない。

しかし待ち構える米空挺の前を身をさらしてゆく攻撃ほど危ないものは無い。気が利いたシナリオなら煙幕だったり盤外砲撃があったりするけどそう言うものは全くない。あるのは重機関銃の待ち構える町に突撃するという出血覚悟のマッチョスタイル。

双方増援が到着するが増援に関しては装甲擲弾兵がやってきて自動車化の移動力とやらで手薄なとこに回り込んでジワジワと攻めるつもりが乗車状態での移送を禁じられていてなドイツ軍が有利かと見えるが実はやっぱりヤバいんでは無いかとの頭がよぎる。

展開も物陰に身を隠しながら近接するドイツ軍がジワジワと町に近づくが、それに呼応するように米軍は態勢を整えて待ち構える。それでもにじり寄った増援の装甲擲弾兵が町に取り付こうとするも米軍の近接射撃に撃ちすくめられる。ならば肉弾攻撃までよと米軍のレーティングを見るとさすがエリートな空挺部隊とあってじぇんじぇんかなわねぇー!

結局町の外縁部で撃ちすくめられたままの状況でシナリオは終わってしまった。

Nation at War:Desert Heat(LNL)

続けざまNation at Warを続ける。今度は部隊を移してアフリカだ。標題のゲームはアフリカ戦をテーマにしているので1943年のチュニジア戦までが含まれる。よって戦車好きならアニマルシリーズなどの重戦車が出てこない本作は魅力的では無いかもしれないが、戦車マニアなら垂涎のR35、M13、マーク6などの車輌が出てくるゲーム、クルセーダーやヴァレンタインが走るゲームと言えばおおっ!と思うかもしれない。

一応チュニジアシナリオでティーガーは出てくるが当たり前ながら最も強力な戦車となっている。

今回のシナリオは第7王室戦車連隊の面々が、イタリア軍の特別戦車旅団の戦車やベルサリエリの守る町を攻めるというもの。英軍はヴァレンタインが盤上に有り2ターン目にマーク6とクルセーダーが援軍としてやって来る。

デモンストレーション的にコマを並べていたらかぶーるさんが興味を示して下さったので、お試しプレイ、人柱としてプレイすることになった。なお、かぶーるさんはイタリア軍、筆者は英軍を受け持った。

待ち受ける敵に対し、開豁地で暴露しながら突進するというのは感覚的に殲滅の憂き目に遭うので、なるべく視線を遮断する地形を選びながら近接する。

しかしヴァレンタインは足が遅くなかなか前線にたどり着けない。

数が少ないクルセーダーが敵のM13/40に対し攻撃を仕掛けるが中々遠距離からお互い撃ち合ったので命中弾を与えることが出来ない。

ターン数だけが少なくなってゆくので戦力としては期待薄いマーク6を人身御供に差し出し敵へ飽和攻撃を策するが、先行するマーク6は次々と混乱し、逆に危ない状況になってしまった。

それでも数だけはあるマーク6を突っ込ませ、後方に隠れているベルサリエリを攻撃し出すとイタリア軍も動揺をし出す。スペシャル-ルで5ユニットが戦力ダウンするとダイスチェックで全軍壊走してしまうのだ。

しかし無情にも時はイタリア軍に味方し(もちろん頑強に抵抗したというのもある)、英軍が損害を与え続けたが攻めきれなかったという結末で終了した。

あとでルールを見返すと砂塵のルールを間違っていたのでもしかすると後半の攻撃分布や配置が変わっていたかもしれないので英軍の攻め方が本来より違ったかもしれない。

もっともゲームとしては割と人気が薄いと思われる戦争前半の戦車戦は戦車自体の性能が低く両軍ともどんぐりの背比べなので、後半のモンスター戦車が出てくる戦いよりも派手さでは劣るけど地味なりに面白いのでは無いかと思った。

World at War:Eisenbach Gap DX(LNL)

東に住むお師匠さんがブログ、ソロプレイ、サークル訪問と熱心に布教活動をしておられると聞いて、こちらでも少しはプレイ進めておこうと考えた。

もっともサークル訪問の際にはWorld at WarシリーズあるいはNation at Warシリーズのどちらかはカバンに入っているので機会さえあればプレイしようと考えていた。

今回はかぶーるさんが以前よりぜひしたいとおっしゃっていたのでデザートヒート後の対戦でようやく達成できた。

アイゼンバッハ・ギャップDXは本ブログで数度出てきているが、DX(デラックス)は元はアイゼンバッハ・ギャップというゲームとDeath of the 1st Panzer Armyという西ドイツ軍モジュールが合体したバージョンだ。

今回は西ドイツ軍モジュールからのシナリオをチョイスしてプレイした。西ドイツ軍は強力なレオパルト2を1ユニット保有し、あとは対戦車火器を有する歩兵が存在するのみでT62主力のソ連軍の攻撃を受け止める。

初期配置後、レオパルトはとんでもなく目障りな地点に配置されて我がソ連軍の行く手を塞いだ。平原を横切ることは出来ないので視線の障害となる地形をジグザグに進んで行くが、その途中レオパルドからチラ見する地点があるのでそこを射撃されるのだ。圧倒的大差であれば数に任せて前進できるが今回はそうもいかない。

しかも西ドイツ軍は後方にミランを配置し多段の迎撃態勢だ。

我がソ連軍はいつまでも怯えて足止めされるわけにはいかないので前進する。その過程上で西ドイツ軍の対戦車ミサイル、ミランはっわがBMPなどを撃破し沈黙させたが、それでも生き残った何両かのソ連軍も身を隠しながらレオパルドに対してミサイル攻撃でトドメを刺した。

早期にレオパルドが失われたことに我が軍驚喜、敵軍落胆。

あとは鬱陶しい対戦車ミサイルミランを沈黙させる為に砲撃支援で歩兵もろとも消し去ってやろうかと思ったが、撃ち放った砲撃全てに失敗してしまった。

ならば強引に進むまでよと丘を越え進軍始めると西ドイツ軍はFASCAM(散布型地雷)を撃ってきた。FASCAMで停滞を余儀なくされるソ連軍。右翼のソ連軍は歩兵の集団でミランを操る擲弾兵達に攻撃をかけようと前進したが、序盤に乗るべきBMPを失っている為足が遅くたどり着けず結局西ドイツ軍が勝利条件を満たすことになった。

コブラ作戦(SLGamer)

最後に時間が少し余ったので高校生ウォーゲーマー、ハツ君を捕まえて標題のゲームをプレイ。そう言えば犬鳴会で酔ったさばげ隊長に適当なル-ルのインストを受けてこっちも酔ってプレイしていてなんだかわからなかったのでそれ以来の久しぶりのプレイ。今回はハツ君にインストお願いした。

本ゲームはゲームマーケット2015春の東京会場で、最新号SLGamer誌を買い求める時にこのゲーム付録の号を買っていた買っていなかったか不明だったけどよく考えたら先の犬鳴会の記憶が強烈すぎて所持していないことが判明し会場で求めた一作。

各ターンに5回のフェイズがあってそれを行動カードでアクティブになるグループを選ぶというもので、カードの活性化される順番もさることながら5回目のカードが何かが大事な好ゲーム。

プレイは筆者がドイツ軍を担当し、積極果敢なドイツ軍の反撃で次々と屠られる米軍。米軍も猛攻を受けあと少しで大きく穴が空くかと思われたが米軍はボカージュを突破できずにドイツ軍の勝利で終わった。

こういう中途半端な空き時間の時にこのサイズ感は重要ですね。

  そう言えば一緒に行った紙さんは筆者とのデモンストレーションプレイのあとウロウロしてコマンド120号の師団級バルジで連合軍のプレイ方法について話している時に何かやり方あるんじゃあ無いかなあとうっかり漏らしたら「じゃあ、どーぞ、どーぞ」と和泉例会のエース、ジョナサンさんとの対戦が組まれてよもやのサドンデスを喫したとの報告が上がっている。

なんでも序盤の一手間違ったとの感想を漏らしており、もうちょっとマシに戦えたと思う(仮説)との不屈の精神を見せていた。

と言うわけで例会の閉会時間が来たのでおひらきとなった。

ガッツリ重たいゲームをする場合にはそれなりに事前告知とか必要だけど(それはどこのサークルでも同じ)、気軽に行ってゲームプレイしたいという欲望を叶えるには和泉例会はなかなかやりやすいのではないだろうか。もちろん酒好きには飲酒しながらのプレイが可能という世界的にも珍しい例会らしいので怖いもの見たさ、楽しい雰囲気を味わいたい方はレッツゴー。

※一応断りを入れると強要されたり酩酊されたりする方はいません。プレイに影響しない程度に嗜む程度です。

ちなみに今回のブログの写真を見ていただいてもわかるようにアルミ缶が映り込んだりしていないので筆者はそれほど飲んでいません。

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