3月山科会(2016年)その2
ぱんつぁーふぉー!(国通)サンダース校戦
次は標題のゲーム。アニメ放映後のブームにのった本ゲームはタイアップと言うこともあって結構な人気を博した。発売当初倉敷で大々的なゲーム会が開かれたこともあってそのシーズンだけプレイしていたような気がする。
今、ちょうど劇場版が放映されていることもあってアニメの方は空前の人気のようだ。
いわゆるガルパンおじさんばかりで最近はちょっと一歩下がって見つめているのが私の現状。ゲームの方もすっかり忘れていた。世間も一部のファンがプレイしているみたいだ。劇場版の方のエキスパンション的なものが欲しいけどそこまでは盛り上がっていないみたい。
ところが最近縁あってプレイすることが決まったので復習を兼ねてプレイすることにした。
筆者の担当はサンダース高校になった。サンダース高校はアメリカンな高校で装備車輌も米軍車輌が中心だ。
シナリオの元となったアニメではM4シャーマンの大軍が大洗女子校を圧倒するが大洗女子の執念が!と言う内容でそれをボードゲームでも再現できるか!?と言う内容。
ゲームはバレーボールチームの八九式中戦車がサンダース校のフラッグ車を見つけたところから始まる。
フラッグ車は各チーム1台設定され、フラッグ車を撃破できれば撃破した側が勝利するという戦いだ。そのフラッグ車が冒頭から発見されているという状況。
幸いなことに見つけた八九式中戦車の相手はM4A1、通常考えれば撃破するのは難しいが、側面に回り込んでワンチャンを活かす...
やや無理筋だがフラッグ車関連でアクションを消費すると言うことはその対応に追われていることもあり数的な優勢を活かしきれない。
大洗高校側はイベントでフラッグ車が移動できなくなったり、イベントカードフェアプレイでせっかくの数的優勢が減じられたり、偵察で手札を読まれたりなどの熱戦が繰り広げられた。
ポジション的に全車移動カードなどを駆使してサンダース高校側が大洗女子側の側面を突く態勢にあったので、会敵後の戦闘を制すれば自ずと動けなくなった大洗女子のフラッグ車を討ち取れると思われた。
会敵後の白眉はやはり大洗女子の最強戦車4号戦車とサンダース校側の最強戦車ファイヤーフライトの戦いだろう。ティーガーをも打ち砕くファイヤーフライの17ポンド砲が4号戦車を擱座させた。
落胆する紙氏。あとは次のアクションで射程の長いファイヤーフライがフラッグ車の38tを討ち取って終わり...
しかし終わらなかった!
アクションカード隊長!でウサギさんチーム搭乗するM3リーが移動&射撃を果たし至近距離からサンダース校側のフラッグ車を討ち取ってしまった!
なんたる不覚!
と言うわけでアニメと同じく最後の最後で大逆転が起こってしまったのでござる。
油断禁物を思い知らされた。
このぱんつぁー・ふぉー!はアニメを下敷きに作られた戦術級ゲームとあって、ギミックとなるアクションカードにはニヤリとさせられるモノが多い。
ビジュアル的にも劇中の図が多数有り公式と言うこともあって、作品を思い出させてくれる。ゲームとしてもカードで動く戦術級は今風であり、命中判定と撃破判定がキチンと分かれているところなどは一般のボードゲームにないこだわりだと思う。
そのこだわりとリアル感(アニメ作品の)がボード・ウォーゲーム未経験の者に伝わるかどうかはわからないけど、オフィシャルのガチのウォーゲームを出せたというこの快挙は記憶に止めておかねばならない。
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