8月山科会(2016年)
前回の山科会開催の折で参加できなかったメンバーより8月の会合について提案があった。
盆休みにゲーム会ができないか。
もちろんその期間は休みのメンバーも多いがそれなりに家用事も多くなるのではという懸念があった。
ではその中でももっとも出席率が高い日にしようと言うことになって、お盆休みのとある日に開催されることになった。
今回プレイしたのは以下の4ゲーム、記事の都合上2回に分けてアップする。1記事目は謀略級大坂の陣と上海南京作戦を、、2記事目はWorld at War:UNTOLD STORYと会場でプレイされていたその他のゲームを紹介する。
- 謀略級大坂の陣:大坂夏の陣(GJ59)
- 上海南京作戦(ボンサイゲームズ)
- 謀略級大坂の陣:大坂夏の陣(GJ59)
- World at War:UNTOLD STORY(LNL)
謀略級大坂の陣:大坂夏の陣(GJ59)
本ゲームは最近のヘビーローテーションって言うほどでも無いけど対戦する機会に恵まれた。今回はモスキートさんが前回プレイしたいと言っていたけどプレイ時間と対戦ローテーションに恵まれず今回必ずやという事でプレイすることになっていた。
本作は夏の陣で大事な大坂方の夢を追いかけられるゲームと言うことで大坂方をまずプレイするのが良いだろう。初めてプレイするモスキートさんが大坂方を受け持って下名が関東方を担当してプレイする事にした。
夏の陣の特徴はたくさんある関東方のチット23枚に対し大坂方のチットは3枚しかない。真田幸村のチットを引くと真田隊のユニットが活性化したあとにターンエンドとなってしまう。関東方のチットが大坂方より多いので関東方が引かれる確率が高いとは言え、引かれるチットとその順番はゲームの進行に大いに影響を与える。
大坂方のパラダイスは関東方がほとんど動くこと無く徳川家康の陣に殺到して討ち取ってしまうと言うもの。そんな虫のいい展開を夢想できてしまうのがチットプルのいいところ。
現実はまだかまだかと待ちわびながらプレイするのだけど個々の局面でベストタイミングを得られれば今までの待ちぼうけもこれから始まるドラマの前章だと胸膨らませることもできるだろう。
第1ターンは大坂方のみが動けるターンでここの大坂方のチットの出方、動かし方でその後の展開が決まる部分がある。何戦かプレイして見聞きしたところではとっとと前哨戦を勝ち越し突破するのが重要だ。
毛利隊、真田隊と出て関東方前衛は蹴散らされ、右翼第2陣が遅いかけられたところで1ターンが終了した。
第2ターンは嵐の展開のターンとなった。第2ターンは関東方には強力な増援がやって来る。井伊隊と細川隊だ。これらの隊は泰平となったこの時代に戦国の息吹が残っている部隊の一つで、関東方では数少ない防御隊形で移動できたり、行動力が大きい使える隊だ。
そんな隊が伸びきったあるいはちょうど側面を晒した大坂方の側面を叩きに来るのだ。当たり前の話ながら本ゲームでは主将を討ち取ればその隊はそれ以上行動できなくなり、ゲームではいてもいなくても関係の無い烏合の衆となる。大坂方の真田隊は武将ばかりであるのであまり影響は受けないので、他の隊に対しては有効だが、攻撃モードの部隊は打たれ弱いのでこれを叩き、戦力を元札するのが重要と言えるだろう。
展開は井伊隊細川隊の奮戦によって数部隊の真田隊を屠った。その中に真田幸村が混じっているのだ!その後松平越前の隊までもが動き出し、数の暴力で残っている真田隊を次々と討ち取った。
最終残余となった真田隊と無理くりにでも突進する毛利隊が本隊前衛にたどり着いたが、十重二十重の防御と反撃で次々と討ち取った。
最終ターンまでに大坂方が勝利できなかったので関東方勝利でゲームを終了した。
上海南京作戦(ボンサイゲームズ)
夏の陣を終えた我々は他の卓を見渡すとまだまだ盛況であった。そこで続けて別のゲームをプレイすることにした。
ボンサイゲームズ初めて??の箱入りゲームは過去に同人誌「このシミュゲがすごい」で付録になったDestination:Nanjingが打ち抜きカウンター付き、2in1で箱入りになったもの。何でも21世紀のSSゲームズを標榜しているとかで、何となくそれに近いサイズでもある。
デスティネーション:ナンキンは過去にプレイしたことがあったので、おおよそのルールおよびプレイ感があったのでインストしながら短時間でも遊べるので本作をプレイする事にした。
まずはインストプレイと言うことでモスキートさんが日本軍を筆者が国府軍を受け持った。
上海特別陸戦隊が上海に籠もって国府軍の包囲に陥っているところからゲームは始まる。敵の勢力の及ばない港パックと都市の得点が勝敗に関係し、特定ターンにサドンデスチェックを行う。もちろん時間がたつに従ってチェックの要求は厳しくなる。
インストプレイでは筆者のウッカリでサドンデス要件を満たされてしまい敗北。
「ありゃりゃ。」
第2戦目は陣営はそのままでプレイした。
第2戦目は敵のサドンデス条件を妨害しながらも後方から来る部隊と前線から下がってくる部隊を上げ下げし、日本軍の進撃を許さない体勢だ。どれだけの部隊を前線に送るか、どれだけの部隊を下げて足止めを謀るか思案のしどころ。
日本軍は最初のサドンデスを達成できないと戦線を拡大して勝利条件をより厳しくするか、あるいはそのままの戦力で従来の条件達成を目指すか決めることになる。もちろんどちらも茨の道で達成は容易でない。
下名の国府軍は一時は南京付近まで日本軍の突進を許したが、反撃によりこれを排除し危機を脱した。南京を奪われ、さらに一都市を伺う体勢を取られると逆にこちらは防戦一方で為す術が無かった。撃退できたことによって北部戦線の空白が埋まれその間隙を埋めるように部隊を進出させ時間を稼いだ。
南部では後退する部隊をもって遅滞作戦をとり、接近を許さじ周りこまさじで日本軍勝利の可能性を摘むことに成功した。
謀略級大坂の陣:大坂冬の陣(GJ59)
上海南京作戦を終わってさらに周りを見渡すとまだまだプレイは活況であった。まだ時間があるようなので別のゲームをプレイしようと言うことになって、モスキートさんの提案で大坂方の得点で武将得点は無くしてみようと言うことで冬の陣をプレイする事にした。
弊方は関東方をプレイした。
関東方は幸村の隊が真田丸から飛び出して周りの部隊を駆逐し出すようになると勝ち目がないので関東方は早期に城内に侵入することで相手の対応力を奪うことにした。
各城内への入場ポイントへ攻撃を優先することは同じでも空堀にも部隊を進出させ門からの部隊が穴を空けると空いたところに次第次々と浸透した。
松屋町口などから侵入した伊達隊や、黒門口、平野口から侵入した諸隊によって大坂方は右往左往し、真田隊の投入で失地の挽回を図ろうとするが真田隊の抜けた真田丸にも藤堂隊が殺到し、城内に入ってしまった関東方の対応に追われてしまった大坂方は方々の戦闘に勝利するものの失地を全て回復するに至らず、伊達隊に至ってはほとんど手着かずに等しく関東方の得点を稼ぎまくり関東方勝利で終了した。
若干陣地での戦闘結果を後退とするルールを適用し忘れていた箇所があったのであくまで関東方の勝利は参考的なものとなった。おそらく関東方が勝利する為にはべたっと張り付き複数箇所で兵を城内につぎ込む作戦しか勝利し得ないのだろうと思った。
もちろん今回はチットの周りも非常に良かった。攻撃側で後攻の先頭でも生き残って敵を撃破できたりするシーンも多かったのでかなり運が良かったのであろう。
冬の陣を終えるとあらかた終焉が見えてきたので組み合わせを仕切り直すことにした。
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