11月山科会(2016年)
10月のある日の会話。
「11月はなー俺忙しいねん」
「そうなん」
「3日の文化の日は仕事やし」
「ほう」
「5日6日の土日はフェスで東京に行っているし」
「そうなんけ」
「12日は犬鳴会に行かなあかんし」
「へー」
「13日は嫁さんの相手せなあかんし」
「そりゃ大事だ」
「20日は和泉に行く予定にしているし」
「俺仕事やわ」
「月末しか空いてへんわ」
「ほな、27日どうや」
「ええで」
「みんな呼んでいいかな」
「ええで」
と言うわけで山科会が開かれることになった。
いつものように会の対戦がMUST ATTACKの掲示板上で交わされた。今回のメインディッシュは新しくなった幸村外伝をプレイすることに決したようだった。
筆者は遅れて参加するのでメインディッシュには参加できないがその後のプレイに参加することにした。
今回プレイしたのは以下の作品。
- 西南戦争1877(GJ34)
- 武田遺領争奪戦争(GJ51)
- Ships & Tactics(グループ乾坤一擲)
西南戦争1877(GJ34)
メインディッシュの結末を見届けてから対戦相手を組み直す。筆者第1戦目は本ゲーム。モスキート氏がインストできる本作をプレイした。
GJ誌の付録だった本作は西南戦争を描くミニゲームだ。
西南戦争は戦略級から作戦級、そして戦術級と魅力的なテーマが多いにもかかわらず幕末戊辰戦争と並んでゲーム化が少ない。
本作はその少ない一つでプレイ時間もさほど長くかからないので貴重でもある。
今回は筆者が薩軍を担当した。
薩軍のサドンデス勝利条件は熊本城を陥落させることか博多?を占領することらしい。双方とも史実の薩軍では叶わなかった条件であり、難しい条件であるはずだった。
第1戦目はその博多を狙って突進する率先即決策に打って出た。熊本を進軍するにつれて増えてくる不平士族などで軽く包囲するに留め、主力の薩軍は行軍の目が走ったこともあって田原坂を超えて福岡県に侵入した。
しかし博多に大挙上陸していた新政府軍の戦力集中度に勝てず一度の会戦で薩軍は四散してしまった。
これではいかんと言うことで第2戦。今度は田原坂の移動困難なスペースで待ち受け新政府軍の侵入を遮断し、こちらの行軍の目が良いときに一挙として熊本城に攻め立てて陥落させようというもの。
実際プレイし出すと田原坂で集結の終わった薩軍に対し正面から攻撃かけるのは高い目の行軍値を出さざるを得ないので、必然と膠着に陥った。これを打開しようと大分経由で薩軍派の部隊を蹴散らしながら前進するも、その前進の課程で熊本城前面の薩軍が行軍値を高い目を出したと言うこともあって薩軍が熊本城に殺到しこれを陥落させたので薩軍勝利でゲームは終わった。
武田遺領争奪戦争(GJ51)
西南戦争が終わったので続けて別のゲームをすることになった。こちらも過去にプレイしたことがあるとは言えすっかり内容は忘れてしまったけど、本能寺の変後の旧武田領を巡る3大名の争いを2人でプレイする。3大名とは上杉・徳川・北条だ。旧武田領が織田領となり本能寺の変後の力の空白を埋める為、3大名が己の欲望のまま進軍するという内容。
3大名を2人でプレイするというのは「わたしは誰?」システムを用い2人で3大名を担当する。実のところ自分の担当大名は決まっているのだがそれを悟られないようにプレイする。自分の担当する大名は相手プレーヤーもプレイするので勘づかれるとその進軍に足踏みを強いらされる。お互いがお互いの担当大名がわからないままプレイするので悟られないよう抑制した動きで相手を攪乱する。
スペースを占領しエリア内のスペースを占領できればエリアの支配も確立する。このエリアの支配が勝敗を握るので不審な動きをすると相手ターンでの移動で封ぜられる。またスペースの占領はアイテムの獲得もあるので担当大名の動きには細心の注意を払う。
時間の都合で途中で打ち切ったがいよいよ北条と上杉、北条と徳川とそれぞれが激突する寸前だった。上杉には真田氏がつき大きく形成が動こうとしていた。。密かに決まった我が陣営は上杉だけど対するモスキート氏は徳川なのでおおよそ予想どおりだった。お互いの大名を類推しながらの手探りプレイは面白いがストレートに3大名の激突を見てみたい気もするのはなぜだろうか。
Ships & Tactics(グループ乾坤一擲)
色々なアニメ上の勢力をデッキになっていて自らの特性を活かしつつ対抗する勢力を撃破する。勢力は有名な所はあらかた網羅されている。勢力単位で販売されているので自らの興味のある勢力を購入してお友だちと対戦するなどの楽しみがある。
今回は設定得点先取のトーナメントを実施した。筆者はガミラスとジオンを選択することが多かったが、一時は持ち主でインスト主のもりつちさんの勢力を追い詰めたが攻撃の手が緩んだ隙を突いて反撃が始まりあっけなく敗れ去ってしまった。
ガミラスは複数艦を撃破できるデスラー艦に搭載されるデスラー砲、戦闘空母、三段空母に搭載される潤沢な艦載機、防空網をスルーする瞬間物質輸送器などで敵勢力に迫る。似たような勢力は波動砲が豊富な地球防衛軍。
ジオンは豊富なモビルスーツに裏打ちされた遠距離攻撃力が秀逸で同じような勢力にガンダムを擁する連邦軍がいるだろうか。
他にも銀河帝国、マクロス、星界、イデオンなど様々な勢力があって眺めているだけでも面白い。
筆者が参加する前と参加してからは以下のゲームがプレイされていた。
幸村外伝は先ほど再版されたツクダ幸村外伝を再版した物でユニットおよびマップのグラフィックが一新された。ルールなどは全くいじられず一部残念なエラッタがあるが話題に上ることの多い本作が再版されることは素直に喜びたい。
対戦はもりつち氏vsモスキート氏紙氏の連合軍でもりつち氏が大坂方を率いて機動防御で関東方の攻勢をピシャッと封じた。
太平記は紙氏ともりつち氏がプレイしていたようだが詳細は不明。
今回も楽しかった。忙しい中でも顔を出して色々とプレイできたことは良かった。最近はこのような遅れて参加が多くなったけどあきらめて参加を見送るより遥かに精神衛生上よろしい。
今回の会合でみんなにビビッと来たのはShips & Tacticsだった。スターターキットを除けば自分好みの勢力を追加で揃えられたりするので次に関西に開催されるゲームマーケットで購入できたらいいなぁという話で盛り上がった。
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