1月山科会(2017年)
弊ブログは速報性に乏しいので今更になって数ヶ月前の情報をポンッと出してきたりする。
これは筆者の怠慢に因ることが多大で他のブログさんに比べると圧倒的な欠点でもあるが、筆者が参加するゲーム会の速報はTumblerで行っている速報版ゲーム情景がそっちの役割を担っている。
ゲームは出たときが旬でなく、プレイしたいときが旬、いつでも旬と思っているのでいつプレイしたかと言うことより何をプレイしたかに重きを置いている。
今回は以下のゲームがプレイできた。
- 幕末京都争乱(GJ61)
- Sticks and Stones(TBP)
- 突入?レイテ湾(レキシモンゲームズ)
- 秀吉軍団(文禄)
今回はユニークなゲームが多かったのが印象的。
幕末京都争乱(GJ61)
今回の発会は本ゲームをプレイしたいと言うとこにあった。本ゲームとは「幕末京都争乱」だ。COINシリーズの流れをくむ本作は、本家GMTのCOINシリーズにインスパイアーされ、幕末の政治/軍事闘争を扱ったもの。本家のCOINシリーズはテーマ的には面白いものばかりだけど本邦ではなかなか馴染みの無いものが多く、評判の良さにも関わらず熱心な層しかプレイしていなかったが今回GJが本邦ではメジャーテーマの幕末を扱ってリリースし、今まで二の足を踏んでいたユーザーも踏ん切りがついたのでは無いだろうか。
悲しむらくは本システムがウォーゲームの中では頭数が必ずいると言うこともあって小規模サークル・孤立個人ではプレイできないことかと思われる。
筆者は長州藩という攘夷派の軍事勢力を担当した。会津藩・新撰組が主敵であるが序盤は戦力が整わずに御所周りを固めるので精一杯だった。と、言うのも味方でもある攘夷派志士をサポートしつつ自らの地歩を稼がなければらない。
一時は会津藩が御所周りを席巻しかけ、危うく攘夷派が敗北喫するところだったが、あうんの呼吸というか攘夷派志士との協調路線が功を奏して攘夷派志士派の潜伏と敵対勢力の排除に努め攘夷派勢力の勝利(攘夷派志士)で終わった。
会津藩の攻勢が真面目なものでなく、分散したものであったら長州藩は首位になっていたはずだったが、そこに手こずってしまい禁門の変的な京師席巻構想はは一手間に合わなかった。
プレイした方々の感想はそれぞれの勢力でできる事と勝利の方法が微妙にずれているので、その辺を考えながらプレイしなければならないので非常に面白いとの声があった。
Sticks and Stones(TBP)
一戦終えて次の組み合わせに移った。下名はtakobaさんとの組み合わせになり標題のゲームに決まった。
第4次世界大戦をテーマとした本作は過去のWW3作品(具体的にはWold at Warシリーズ)を過去のものにするという設定は一部ファンを驚かせたが、未だ連続した設定とはなっていないようだ。
最新の小隊戦術級シリーズをtakobaさんに紹介することもあってtakobaさんに米軍を、筆者がソ連軍を担当した。
米軍が盤外からやって来るソ連軍が町に向かって吶喊してくるのを迎撃するというシンプルなシナリオ。
おおよそほとんどの東西戦ゲームにもあるように守る米軍は兵力に乏しく正面切っての対決は難しい。地形と支援火器に頼って怒濤の如く押し寄せるソ連軍をどうくい止めるか?あるいは兵力に勝るソ連軍がその兵力の優越を持って横綱相撲の如く押し切って踏み潰してゆくか?
本ゲームでは大きく盤上の展開を揺さぶってくれるのがアクションカードだろうか。火力支援が与えられたり、回復を助けたり、防御ダイスの振り直しができたりと多彩に渡る。なかでも米軍だけに許される「機会射撃」は複数回の機会射撃を展開するので突進するソ連軍にとっては出血を強いられるカードである。
展開的にはインストプレイであったので手慣れたソ連軍の勝利であったが米軍は前進防御を展開しソ連軍を消耗させるという策であったがソ連軍の兵力差と速攻には追いつかなかった。
突入?レイテ湾(レキシモンゲームズ)
それぞれが1戦終えたところで本ゲームをプレイ。ミルボーンシステムを使った本作はそれぞれのプレーヤーがレイテ湾を目指す日本軍艦隊の役回りとなり、最もレイテ湾に近づいた(距離カードを置いて距離を稼いだ)プレーヤーが勝利する。他のプレーヤーは妨害として米艦隊を差し向けさせると言うゲーム。
距離を順調に稼げるかと思ったら強力な機動部隊を振り向けられて他の注目の薄いプレーヤーがさっさと距離を稼いだり、振り向けられた米艦隊を次々と撃破して強行突破していく強者がいたりとわーわーキャーキャー言いながらプレイできた。
秀吉軍団(文禄)
残りの時間でできそうなモノは...と考えていたら前のゲームマーケットの時にタイトルに引かれて購入したボードゲーム。みんな買っているのかなあと思ったらおいらだけだった。
本ゲームは朝鮮出兵を扱ったカードゲームで、進軍して距離を稼ぎ、敵陣を占領したり合戦に勝利することで名声・石高を上げてゆくというもの他プレーヤーへの関与は戦闘を強いさせる、奉行を送り込んで名声を無かったことにするというものがある。
イベントカードによっては「秀吉の死」というものがありその状態でゲームが終われば関ヶ原の戦いが行われ名声・石高をあげているだけでなくプレーヤーの東西値などによって関ヶ原の戦いの結果が判定され適用されることになる。
最終的に名声ポイントを獲得したプレーヤーが勝利することになる。
今回はお試しプレイだったが、山札が6種類あったり戦闘システムや得点の獲得が普通のボードゲームにしては凝っているのであーだこーだ言いながらプレイした。
ちなみに筆者は毛利秀元でプレイしそこそこ順位で終始した。
今回も楽しくプレイできた。COINシステムがプレイできたのが喜びであり大きな発見があった。またプレイしたいねえと言う声もあることだし、当会では抑制しているマルチプレイなゲームでは立卓がしやすいゲームではないか。
またカードゲーム、ボードゲーム由来のシステムのゲームが多いというのもあったけどウォーゲーマーデザインのカードゲームとボードゲーマー由来のカードゲーム双方を楽しめた。最後の秀吉軍団はそこそこ重めなのではないかな。
また次回に期待!
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