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2017/09/17

4月山科会(2017年)

ウォーゲームの出版はウォーゲームバブルの頃を凌駕する勢いで出版され続けている。その全てを追いかけてゆくことは難しいしほぼ不可能だが、同じゲームをずーっとプレイし続けてゆくわけにも行かない。

それはその時の両プレーヤの趣向やモチベーションなどに因ることも多いけど、面白そうなゲームが多くなったというのも一因だと思う。以前であれば決まったメーカーやスケールなどと決め打ちできたものが、様々な情報の横通しによってその決心、p揺らぐことになる。

それは仕方ないにしても困った問題は常に新しいゲーム問題が発生して毎回初回と言うことも珍しくないと言う嬉しい悩みが発生している。

そんな中シリーズ化されたゲーム群というのは非常にありがたい。その差分だけをアップデートできればプレイできるのだから。

それは作り手側も同じなのかもしれない。

今回プレイできたのは以下のゲームだった。

  • New World Order Battles:Kiev(MW誌#22)
  • ポケット・インペリウム
  • オリエントの軌跡

New World Order Battlesは出版当初は同じシステムを使う2in1だったけどModern Battlesシリーズと言うシリーズの一作となっているのでコアシステムを覚えれば一応4ゲーム分プレイできることになる。

New World Order Battles:Kiev(山科会)
前回に続いて今度はキエフで。瓦礫ルール、ネットウォー入りの全部入りでプレイした。

ハイパーウォー能力のある部隊はZOCを無視できたりするのでそれが無い部隊との戦いは優位に立てるのでそれを活かしながTら目的の達成を目指す。

おおよその戦いは現地の勢力がそれぞれ大国を引き入れての泥沼の戦いとなる。

たいていの戦いでロシア軍が一方の雄となり、不確定な増援が投入されて盤面での遭遇戦となって拠点の奪取を繰り返す。

ハイパーウォー能力の部隊はその多くがエリート部隊でもあるので、空挺部隊、ヘリボーン部隊などが含まれる。これは足の長い部隊が大迂回や敵の間隙を縫っての局所優位を醸し出せることになる。

今回は紙氏がロシア軍を担当し筆者がウクライナ軍を担当した。少し前ではロシア系装備の軍隊同士の戦いなど想像できなかったが、昨今の情勢は「あるある」情勢のようだ。

おおよそ「敵の間隙を縫って」とか「局所的優位」には秀でている紙氏はこういうゲームの場合思いがけない反撃を仕掛けて盤面を優位に持って行ったりするが、本ゲームでは増援は不確定であり、ハイパーウォー能力を持つ部隊が必ず来るとは限らない。

増援がたくさん来たからと言って相手とのバランスの問題もあって相手の方がハイパーウォー能力で上回れば容易にひっくり返される可能性がある。

また航空戦力、砲兵支援の増援も見逃せない。これらの増援は毎ターン変化することになるが、これらにもハイパーウォー能力を持つものがあり、地上戦の行方に大いに影響を与える。

今回の戦いでは筆者のウクライナ軍が確地にこだわりすぎて引き際を誤ってしまったこともあり、またロシア軍の増援が切れ目なく優越したこともあってウクライナ軍を圧倒し続け、ウクライナ軍の反撃をも押しつぶしてしまった。

ど派手な展開で近未来の現代戦的な作戦級を手軽にプレイできる作品はまだそう多くないので本作はその意味でも今後の展開が楽しみである。

ポケット・インペリウム(山科会)

残りの時間はポケットインペリウムを全員でプレイした。自分の宙域を選択し、さらにセットアップを選んで開始する。分散配置して一見不利に思えたモスキート氏の勢力が宙域にまたがった勢力だったために収入面では優位に立ったり、中央の大きな惑星に進出を躊躇していたのを良いことにコッソリ進出したら袋だたきに遭ったり、やっぱり感の悪の総本山のとある勢力が戦力優位をバックにYAMATOさん勢に圧力かけたりと、インペリウムのエッセンスを残しながらもボードゲームの簡易さで迫っている本作はボードゲームらしい短時間でのプレイと決着がつくようになっており、インペリウムのようなドロドロとした苦悶の連続は体験しにくいけどポット空いてしまったゲーム会の隙間を埋めるには好適なアイテムだと思った。

オリエントの軌跡(山科会)

ずいぶん前に購入しつつ棚の向こう側に落ちてしまって行方不明状態だった本作をようやくプレイできた。

YAMATO氏が中座したので残りの3人でプレイした。歴史上の様々な勢力を駆使して自らの勢力としてオリエント世界の一大勢力として伸び、自らの扱った全勢力で獲得した得点で勝敗を競う。様々な勢力を渡り歩くのでその出現地点や他のプレーヤーの跋扈状況などを秤にかけつつ自勢力の展開に努める。今回は出だしに失敗して残念ながら2位に終わってしまった!

筆者が近未来の戦いを堪能(苦悶)している間にモスキートさんとYAMATOさんの組はエポックの名作作戦級ゲーム関ヶ原をプレイしていた。モスキートさんがエラい目になっていたとの情報が来ていたような。なかなか経験が浅いプレーヤーがプレイしたいと言い出せないアイテムだが筆者もプレイにこぎつけていないので経験浅いプレーヤーとしてプレイしたいところ。

関ヶ原をプレイし終えた2人は関ヶ原熱が冷めやらなかったのか同人ゲームの関ヶ原兵棋をプレイしていた。こちらは展開は未見であるのでどうなったか知るよしもない。

今回も楽しくプレイすることができた。

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