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2017/09/17

5月山科会(2017年)

だいぶん月日が経ってからの公開だけれどもマイペースな本ブログは平気な顔して一年近く前の記事を新記事として公開します。

山科会でも超身内な二人だけのプレイでもTumblerの方にはアップされているので既に見たことのある写真ってあるけど、Tumblerは速報性を大事にして例会速報みたいなものだけどブログはもう少し記事を付け足してゲーム内容やプレイ内容を記している。

ブログが更新滞っても大丈夫な体勢を構築していたらブログがおろそかになってしまうのはご愛敬。

今回は以下のゲームをプレイできました。

  • モスクワ電撃戦2(ボンサイゲームズ)
  • KOREA1950(Tiny Battles Publishing)

モスクワ電撃戦2

過去に翔企画から同名のゲームが人気を博していたが、本作はその魂を受け継ぎ看板を受け継いだようにタイトルに「2」を付けて今風のシステムに変わって登場した作品。「2」だからといってバージョンアップした作品というものではなくて、全くの新作といっていい。

伝え聞くところによると中華圏でも販売されたとのことでいきなり「2」と銘打たれたゲームの存在に「?」となるんでないかと思ったけどマップに印刷されている数字は2ではなく「Z」に見えなくもないので案外スルーされたりして。

本作は色んなホームページなどウェブ情報でそそられて「これは買いたい!」と思った紙氏が購入したモノだ。

従来のモスクワ電撃戦は独軍ソ連軍共にオーソドックスなミニゲームであったけど本作については兵站カードを取捨選択し、そのターンのターンで行う追加アクションや修正を決定しターン内の手札とする。

兵站カードは戦闘修正であったり増援、活性化であったり戦車の突破フェイズでの活性化用などがあり、これらを適切な時期に使用することにより行動を有利に進められる。もちろんプレーヤーターン冒頭に決定するのでプレイ中に適切なカードが足りなかったり、ダブついたりするので先を読んだ選定が必要なのは言うまでも無い。

 

今回は珍しく筆者がドイツ軍を担当してプレイすることになったが、本ゲームは筆者の持ちゲームではないのでどういうプレイをすればいいのかあるいは定石は全く見えているわけではないので、雑誌などWebで漏れ伝えられる情報については一旦ご破算にして手探りでプレイする事にした。

序盤の攻勢でリガやキエフなどの有力な都市が奪取できたのはよかったが、ミンスク前面で消耗し有力なソ連軍の塊が残ってしまった。後でポケットにして根こそぎおさらばできるからまあまずまずな成果でないかなと思われた。

続くターンで南方軍集団と北方軍集団は順調に地歩を広げられたが、中央軍集団はミンスクあたりで猛抵抗に遭ってやや足踏み状態が続いたとと言えようか。猛烈な抵抗にここで撃破ができればスモレンスクやそしてモスクワへの門が開けたとの期待があったが、そろそろどこに主攻勢を置くべきか考える必要が出てきた。

ちょっと悩んだが北からこじ開けてみることにした。北方軍集団は中央軍集団の足踏みのおかげで側面の脅威が無くなり、一気にレニングラードに向けて突進を始めこれを力戦力闘して奪取。中央軍集団も殲滅戦にてようやくミンスクおよびその他の脅威を取り除けたが、その間に次のスモレンスクは固められてしまったので苦戦が予想される。

南方では兵力不足でオデッサが取れずじまいであってそこに付け込んだソ連軍の反撃でキエフが奪回されてしまった。

勝敗は都市の占領と自軍の生存が重要なので投機的な作戦が取りずらいとはいえ、ある程度の冒険がなければ相手の意表をとりづらい。

最終的には北方ではレニングラード戦線から敵を追い払いカリーニンを目指そうとするところでソ連軍の壁にぶち当たった。中央では分厚い敵の防衛陣の前にスモレンスクを奪取することはできなかった。南方では奪回されたキエフを再奪回しようと試みたが厚い敵の壁に遮られ、オデッサに手が届いたのみであった。

結局ドイツ軍は北方が一人気を吐いたのみで平凡以下の戦果しか残せなかった中央、南方軍集団が足を引っ張り勝負を落としてしまった。

旧作に比べて大きくシステムやプレイ感が変わってしまったけど、戦略レベルの作戦級は戦力の配分だけでなくその他リソースの割り当てが重要と言うのを簡単なカードの取捨選択で表現しているのは面白い。

過去のSSゲームを彷彿させるボンサイゲームズの2作目は1作目に続き21世紀のSSシリーズにふさわしい1作となっているのではないだろうか。

 

KOREA1950(Tiny Battles Publishing)

次は朝鮮戦争を扱う小隊戦術級の1作、platoon commander シリーズの第2作となった作品。1作目が1980年代にあったとされる第3次世界大戦後の第4次世界大戦を扱う米ソの戦いだったが、いかんせん架空戦の類いであったためにあまりパッとはしなかった。本作が出るあたりでplatoon commander シリーズの名を冠し始め第4次世界大戦を続けるのかと思いきや第2作は朝鮮戦争という大戦後の米ソ対立期のヒストリカルになったのに大きく驚いた。

しかも1950年という朝鮮戦争でも初期の北朝鮮軍が攻勢をかけている期間を扱っており、非常に珍しいテーマだ。

シナリオは10ターンのTAEJON(テジョンの戦い)。両軍とも戦車と砲兵あるいは迫撃砲兵が登場するシナリオ。北朝鮮軍の得点が米軍との差で勝利の度合いが変わるが、基本北朝鮮軍が攻め手で米軍が守り側となっている。

筆者は北朝鮮軍を指揮し米軍の突破を図る。米軍の戦車はM24チャーフィーなる軽戦車でまともに当たれば北朝鮮軍のT34/85の敵ではない。北朝鮮軍の行動をいきなりストップをかけたのが米軍の対戦車砲並びに砲兵であった。

待ち伏せに出血を強要される北朝鮮j軍であったが損害を気にせず強行突破を図りチャーフィーや前に出すぎた米軍部隊を巻き込んで大混乱となった。やや前のめりの米軍は気が付けば北朝鮮軍との距離が詰められて混戦が予想された。

このまま行けば北朝鮮軍の歩兵部隊が浸透を始め米軍の防備は火の車になるところであったが時間の都合でお開きとなった。

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