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1月山科会(2018年)その1

1月はウォーゲーム会が2回ほどあったが時系列とは関係なくお送りする。

今回は前年より目標に掲げられていた「プレイする戦術級ゲームの数を増やす」と言うのがあるので以下のゲームをプレイした。

いずれも正統派路線ではないけど最近の戦術級ゲームバブル的な状況を見るといずれも数シリーズは続きそうなタイトルであった。最近のデザインの進化やデザイナーのグローバル化によって1ゲームの時点でも爆発的な人気を博したスコードリーダーのようなモンスター級のゲームはもう出ないけど急速な人口の変化が無い限りそこそこ続くのではないかなって思ったりしている。

  • Cold War, Hot Armor:Vietnam(S&T誌 #307)
  • Combat Infantry(Col)

 

Cold War, Hot Armor:Vietnam(S&T誌 #307)

S&T誌にしれっと登場したのは冷戦期の戦車というマニア心をくすぐるテーマのゲーム。冷戦期と言えば中東の地で行われた戦車戦が頭の大半を占めているが、細かく拾っていくと他の地域でもあるとのこと。その中でも今回の作品はヴェトナム戦争にスポットを当てている。

ベトナム戦争と行ってもアメリカ軍が主役であったベトナム戦争だけでなく、フランス軍のインドシナ戦争も含まれている。それだけでなく後の号にはヴァリアントも既に発表されていて、河川部隊にスポット当てた内容となっている。

いずれにしても冷戦期の戦車や河川部隊などは個々の兵器としては注目を浴びつつもゲーム化となるとほとんど無かったテーマで、規模的にも小隊クラスの戦術級でユニットデザインなんかと相まってパンツァーブリッツ的なものを感じる所が大きい。

システムは活性化チットを引いて対応する指揮所の範囲内のユニット群あるいはユニットダイレクトに活性化させ、支援砲火、ハード射撃(AP射撃的なもの)、ソフト射撃(HE射撃的なもの)を経て移動、近接戦闘、回復の順番で活性化チットがなくなるまで続けるというモノ。

射撃は射撃力を防御力で割って100をかけたDG社お得意のパーセンテージCRTを使用しているのでファイヤーパワー形式ではない。射撃力を防御力で割った数値がそのまま比になるやんとかの突っ込みは抜きにして100をかける。何か事情があるに違いない。

今回はシナリオ、ロック・オブ・ドンハをプレイしてみた。序盤は北ベトナム軍の猛攻に耐える南ベトナム軍、増援にて死守を果たすという内容なんだけど南ベトナム軍の筆者がウッカリ配置をしてしまったために地味な歩兵同士の撃ち合いの末、北ベトナム軍の突破を許してしまったので増援でやって来るM48とT-54の戦車戦は生起する前に終わったも同然だったので発生しなかった。それでも何となくシステム的なところはわかったので機会を得てプレイしようと思う。

他のシナリオには米軍のウォーカーブルドッグ、オーストラリア軍のセンチュリオンであったりラオス軍のチャーフィー、北ベトナム軍の62式軽戦車、T-34などが出てくるシナリオがある。もちろんベトナム戦争なので米軍は攻撃ヘリのAH-1から始まってUH、CH、OHとオンパレードだ。

最近の筆者のテーマ小隊戦術級というのもあるけど将来構想には中東、NATO VS ワルシャワ条約機構、アフリカなどが計画されていてあまりゲーム化されない戦後世代の戦車やヘリ、重火器類が出てくるので大いに楽しみにしたい。

Combat Infantry(Col)

Colombia社と言えば積木と語られることが多い積木(ブロック)を使用したコンポーネントの得意なメーカーだ。

最近ではインスパイヤーされた他のメーカーからも積木ゲームが出ているので積木ゲームだけを追いかけたとしても充分楽しめるほどの層の厚さとなってきた。

相手側からから戦力を隠匿できるなどのメリットもあって名作と呼ばれる作品も多いけど、戦術級と呼ばれるジャンルに関しては層が薄く、Colombia社からアナウンスあったときもファンから期待されていた。ところがデザインが難航したのか経営的にヤバかったのか中々リリースされることもなく「あれはどうなった」的な扱いだったけど急遽リリースが決まりあれよあれよという間に手元に届いてしまった。

今回は米軍のノルマンディがテーマとなっているので米軍と独軍以外は登場しない。未だその後の予定は定まっていないが戦術級ではよくあるエキスパンションパックで新シナリオや新カウンター、新マップなどが追加されていくのだろう。

今回はインストプレイということで本作をお試しプレイした。

戦術級と言えばお決まりのシークエンスやルールの物が多くて慣れたプレーヤーであれば変化ポイントだけを伝えればそこそこ遊べる場合がある。元々積み木ゲームは他の戦術ゲームをは違いブロックの特性を利用した隠匿システムによって独自のプレイ感覚がありどのように戦術級として落とし込んでくるのかという期待があった。

Colombiaゲームは戦闘システムなどはよく似たものが多くてその辺は同社のゲームを1度でも触れたことがあるならば非常に導入しやすい。本作に至っては防御地形、遮断地形、ヘックスサイド射撃制限、スタック制限などマップの地形側の工夫でColombia社らしい戦術級ゲームになっていてその辺は長らく練った成果なのかなあと思われる。

基本は各種司令部を活性化させ麾下のユニットをアクション(回復・移動・射撃・特殊)と突撃させると言う単純なモノ。他の戦術級ゲームにありがちな機会射撃であるとか制圧、ユニットの向きであるとか射撃におけるハード目標であるとかソフト目標などという区分けもなくそもそもユニットの状態を表すカウンターすらもない。

射撃は自分の戦力数分のサイコロを振り射撃力以下の目が出ればヒットとなる。地形によってはダブルディフェンス地形があって2ヒットで1ヒット分の当たり目となるものがある。

戦車に対してはハード目標とかAP射撃の概念がないのでが戦車などには装甲クラスの定義があり装甲クラスをもつユニットへの射撃は射撃力よりさっ引かれるので本コンポーネントにおいては歩兵が戦車を撃とうとしても射撃力が0以下となり射撃力0は撃てないので自然とハード目標に対しての火力の撃ち分けが発生するように誘導されている。後続のエキスパンションでは歩兵でも撃破できる戦車であるとか出てくるものと思われる。

それだけ聞くと簡単なゲームかと思ってしまうけど先ほどあげた地形側の工夫でここへの攻撃は適切でないとか効果が見込めない、といったものが自然と織り込まれてしまうのでさあ攻めてみようと思うと中々考えさせられるものがある。

プレイでは戦術級独特の火力の集め方などと相まって地形の制限事項で頭を悩ませること多くブロックの隠匿性もあって従来の戦術級とは違う感覚のためインストを受けた紙氏は大いに悩んでいた。

逆に我が米軍がジワジワ攻め寄り独軍側に打撃を与え出す状況となりつつあった。

歩兵分隊は射程が短いけど機関銃など火砲の支援下で前進し、有利な地歩を築き火網を形成していくのはどのゲームもまあ同じで本ゲームではヘックスが大きめで射程のヘックス数も短めのが多いので火網の形成が難しい側面がある。そこで有用なのが射程の長い盤外砲兵、機関銃、迫撃砲、戦車、戦闘爆撃機などだ。

その辺を解き明かすといい感じになってくるので理解も進んだことからお開きとする事にした。

山科会では様々なゲームがプレイされるので小規模なプライベートゲーム会としては様々なゲームが持ちこまれる。今回も色々なゲームが持ちこまれてプレイされていた。

GMTのCARTHAGEは第1次ポエニ戦争を扱った作戦級ゲーム。古代戦の作戦級と言えばそれほど多くないので本系統が出てきたときは大いに感銘を受けたゲームの一つ。またプレイを画策せねば。そう言えば続編が他社に行ったとか行かなかったとか聞いて今後のシリーズ展開は気になるところ。

TDFのドレイクの野望は紙さんお気に入りの同人ゲームの一つ。聖戦士ダンバインを主題とした戦略級ゲームとやらで筆者は守備範囲外なので毎回紙さんに「お前がフォローしてくれたらもっとプレイできるのに...」と言わしめたゲーム。何回のプレイされているから面白いんだろうなぁ。

AMIさん製のFIST WARは北斗の拳を主題にしたカードゲーム。劇画の登場人物を自らの軍団として手札のカードを用いて他プレーヤーの軍団と戦う。ベースシステムはネイバル・ウォーだという。カードは拳法の流派によって使えたり使えなかったりするので一喜一憂しつつ手札を繰る。北斗の拳世界を知っていればニヤニヤしつつプレイできること間違いなしの一品。

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コメント

>AMI さん

こちらこそよろしくお願いいたします。
紙さんと私双方の槍隊に結構手を挙げて下さっているのでありがたいです。

ぐちーずさんとは他にもやりたいゲーム結構あるんですが、Ancient World シリーズはまだまだ食い足りないのでチャンスがあればよろしくお願いします。

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