3月山科会EX(2018年)
3月の山科会はEXとなりまたもや1ヶ月ぶりの出陣となっている。年末から期末って何だか忙しくって流れる時間が早すぎて困っているけど時は無慈悲に流れてゆく。
今回プレイしたゲームは以下の2点でした。
- 薔薇戦争(GJ65)
- ワーテルローの戦い(ウォーゲーム・ハンドブック2015)
- スプレンダー
無印の山科会では自分の消化ゲームをプレイさせてもらったので今回はモスキートさんの積みゲーを消化するお手伝いとなった。
雑誌付録ゲームは単品だとそんなに嵩張らないけど気が付いたら増殖してしまうし箱入りゲームはまさしく嵩張るので積みゲーとなってしまう。
これではいかんと言うことで最近は買うゲームを絞りつつあるんだけどもそれでも中々解消されない。昔はたいていのゲーム持っていたりしたけど最近は購入していないゲームだったり手放すゲームも増えつつある(手放すサイクルが早くなった)。
と言うわけで最近は「お前なら持っているだろ」的な頼り方をされても持っていなくて応えられませんすいませんな展開が多くなってきた。何ごともバランスと言うことで。
薔薇戦争(GJ65)
日本史テーマのゲームが多いゲームジャーナル誌は10号に1号ぐらいの割合で西洋史モノを挟み込んでくる。今回の作品はイングランドのヨーク家とランカスター家の争った薔薇戦争をテーマにしている。
薔薇戦争と言えば古くはAHの KINGMAKERや新しいところではGMTのCrown of Rosesという多人数マルチプレイに対応したゲームが多く、 Columbia Gamesの Richard III: The Wars of the Rosesが二人向けの対戦ゲームとなっている。
ゲームジャーナルの薔薇戦争は太平記システムを使った対戦ゲームでデザイナーはてっきり太平記のデザイナーかと思ったらそうではなく、「信長包囲戦」や「項羽と劉邦」で有名な池田氏の作品であった。
筆者ランカスター家を担当し本ゲームを誘ってくれたモスキート氏がヨーク家を担当した。ランカスター家はロンドンを手中に収めていてロンドン塔の管理すなわち裁判を行うことが出来、捕虜としている王族/貴族などを恩赦(裏切り)、処刑(除去)を試みられる。
ただし序盤のランカスター家のリーダーの国王ヘンリー6世は錯乱か健康かの判定をしなければならないので政治的や戦略的な判断が行えなくなってしまう。ゲーム開始時点では錯乱状態であるのでロンドンを手中に収めていると言っても支配はできていないのでロンドン塔の裁判も行えない。
ロンドンの周りはヨーク家の軍勢で取り囲まれているので歴史どおりにランカスター家を次々と各個撃破し、ヨーク家が盤面を支配するかと思ったらイニシアチブが有利に推移したので、逆にヨーク家を次々と撃破し盤面はランカスター家の紋章が覆い尽くした。
途中ヘンリー6世も正気を取り戻したのか健康を取り戻しロンドン塔で処刑が数々断行されたり、有力な貴族は恩赦をもって友軍として遇されたりした。
このまま行ったらイングランドはランカスター家の紋章のマーカーで覆われるかと思ったら最終ターンが見えてきたあたりにヨーク家が新たな後継者や強力な貴族を揃えてイングランド南部で反撃に出て一時は南部一帯から駆逐されるかとヒヤリとしたが封じ込め戦略でなんとか凌ぎ切った。
ワーテルローの戦い(ウォーゲーム・ハンドブック2015)
2015年のウォーゲームハンドブックはワーテルローだった。出た当初は繰り返しプレイされたけど最近はさっぱり。。。と言うことはなく、このサイズのワーテルローは思い出してはプレイするリプレイアビリティが高い作品の一つ。
砲兵の損害チットを目標ユニットに載せて戦闘解決時に処理するという方法に出た当初は「おおぅ!」と思ったモノだ。また各フォーメーションを選んでチットカップに放り込みチットを引く方法はよくあるとは言えどのフォーメーションを活性化させるべきか悩ましい。
プレイでは筆者が英軍をプレイした。チットに踊らされ、砲兵に一喜一憂した内容だったが、中央突破を狙う仏軍が普軍ブルッヒャーを増援に得て側面からの突進でどちらが勝利条件ヘクスに到達できるかのレースとなり、予備兵力を置いていた仏軍が普軍の突進を遮断し逆に緒戦の消耗戦で予備兵力を失っていた英軍は対応する術を失い仏軍がそのレースを制したのであった。
今回はEXであったので他の卓でもプレイがあった。クルスク南方戦線・プロホロフカ1943やスプレンダーがプレイされていた。
クルスクは漏れ伝えるところでは中々面白い作品のようでプレーヤーの間では好評を博していた模様。
スプレンダーは筆者も参加したボードゲームでこのような一般的なボードゲームは時たまプレイすることもあるけど基本ウォーでないボードゲームは時間調整用でメインに据えられるとなるとゴメンなさい。ルールの書き方コンポーネントの素材や見せ方など色々参考になるところもあるけどやっぱ僕はウォーがいいなぁ。
それにしてもこの手のゲームのコンポーネントはなかなかしっかり作ってありますなあ。ウォーゲームのコンポーネントがチープだとする意見を目にしたことがあるけど最近はウォーゲームもがんばっていると信じたい今日この頃。
細かいの2つ及びボードゲーム1つプレイできて今回も充実した1日でした。
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