10月末の夕方、年に一度はくる胃痛に苛まれた。
昼に食べた中華が油濃かったのかそれとも山積みになっている仕事の進捗が捗らないせいかうずくまるほどの痛さが襲ってきた。
いつもなら、ちょっとの間ジッとして我慢していれば嘘のように痛みから解放され、そうでなくとも市販の胃薬でも飲めばたちどころに消え去り立ち直るはずだった。
その日は違った。いつもでたっても痛さの波はあるものの消えそうにもなかった。
救急車でも呼ぶか。
そうも考えたが既に夜中の3時。近隣の家に迷惑をかけて大げさになってしまうのと、家の近くに救急対応の病院があったのでタクシーを呼びつけて転がり込むことにした。
結果。
そのまま一週間入院。11月には手術のため再入院を約することになってしまった。
と、言うわけで10月後半から11月の間はウォーゲームを全くプレイできなかった。
いや!
違った!
1回目と2回目の入院の間隙を突いて電話してきた輩がいた!
K氏だ!
リーン
リーン
リーン
青字:ぐちーず、赤字:K氏 基本口語なのでローカルで表記。なおK氏にはニュアンスの説明も必要なので特に対訳を付した。
「はいもしもし。ぐちーずやけど。」
「おぅ!なんや?どうえ?もう出たんか?」
(あら思っていもしませんでした。どうなんですか?もう退院していたんですか?)
「今日退院やけど...」
「あ、そうけ~もう大丈夫なんけ?」
(ああそうなんですか。体調は大丈夫なのでしょうか?)
「まあ。とは言ってもまた入院せなあかんねんけど。」
「そーけ。俺なあ。久しぶりにゲームこーてん。」
(関心無いよ。私は久しぶりにゲームを買いました)
「あ、そうなん。珍しい。あ!わかったあれやろ!」
「おお、なんで知ってんねん。」
(わあびっくり。なぜわかったのですか)
「そりゃあ自分(あんた)の好きそーなテーマやん。」
「そやろ!そやねん。なんかなあ。そそられてん。」
(そうでしょう!あなたの言うとおりですよ。何というか説明できませんが。欲情してしまいました。)
「ほんならそれやろうよ。」
「え!ほんまかいな!ええんか!じゃあそうしよう。」
(わお!シンジラレナーイ!許可してくれるんですか!それではそうしましょう)
「では,そういうことで」
「ほな」
(期待してますよ)
というわけで病み上がりの体を引きづりながら突発ゲーム会を開催するハメになってしまった。
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